「短期間で劇的な英語力向上にコミットする」をコンセプトに掲げる、英語のパーソナルトレーニングサービス「ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH)」。
先日お届けした「英語パーソナルトレーニング「ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH)」オンライン無料カウンセリングを体験!」では、ライザップイングリッシュの無料カウンセリングを受けた様子をお届けしました。
ライザップイングリッシュには、「英会話コース」と「TOEICコース」の2種類があります。「英会話コース」に続き、今回は「TOEICコース」を2週間体験してみたので、その受講内容や効果、感想などを、2回に分けてお伝えしていきたいと思います!
※「TOEICコース」2週間受講前後の変化については、「ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH)のTOEICコースをライターが体験!その成果は?【後編】」を参照ください。
目次
1. ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH)TOEICコースの概要
ライザップイングリッシュ「TOEICコース」では、週2回ペースでトレーナーとのセッションを行います。セッションは1回あたり50分で、都内9ヶ所にあるライザップイングリッシュ実店舗の他、オンラインでも受講できます。筆者は今回、通学時間を削減し、より多くの学習時間を確保する目的で、オンライン形式を選択しました。毎回のセッションを自宅にいながら受講できたため、非常に負担が少なかったです。また、解説の際には手元カメラを活用するなどの工夫もされていたため、オンラインでも不便を感じることなく受講できました。
TOEICコースは通常、全16回・約2ヶ月から受講できるプログラムですが、今回は2週間体験しました。体験期間中に、合計5回のセッションを受講することになっています。
また、コース受講中は、セッションが無い日も1日3時間相当の「シュクダイ」と呼ばれる自習学習に取り組む必要があります。
セッション後には毎回、次回セッション日までのシュクダイを、担当トレーナーがエクセルにまとめて送ってくれます。トレーナーから届く「週間スケジュール」をもとに、シュクダイをこなしていきます。
シュクダイで実施した内容や、取り組んだ感想などの学習報告は、トレーナーに毎日メールで送信します。学習していて分からなかった点などがあれば、その際に併せて質問することが可能です。
2. 初回セッション
ライザップイングリッシュの「TOEICコース」で筆者を担当してくださったのは、ライザップイングリッシュ渋谷校の梅澤トレーナーです。初回セッションでは、筆者がこれからどんな学習をどれくらい行っていくかを、梅澤トレーナーと相談して決めました。
筆者のTOEICスコアは965点ですが、それ以降スコアが伸び悩んでいます。TOEICの英語は既に概ね聞き取れ、また読むこともできているため、何をどのように勉強すれば満点(990点)に近づけるのかが、自分では分からずにいました。そこで、目標としているTOEIC満点を取得するための緻密な学習戦略プランを、梅澤トレーナーが立ててくれました。
その学習内容について、詳しくみていきます。
ライザップイングリッシュ TOEICコース 学習内容
初回セッションでのトレーナーとの打ち合わせと、無料カウンセリング時の英語力チェックの結果を踏まえて、今回筆者は、「単語」「文法」「リスニング」「模試」「リーディング」の5つの学習を行うことになりました。
1つずつ紹介していきます。
1. 単語
単語を見た瞬間に意味がひらめくように、毎日単語帳を使った学習を行うことになりました。単語学習には、ライザップイングリッシュ オリジナルの単語帳を使用します。
梅澤トレーナーからは、「一単語一秒のスピード感で、英単語を見てすぐに日本語の意味を言えるようになることを目標にしてください」と告げられました。推測したり迷ったりする単語があると、英文を読む際に負荷がかかるためです。
ライザップイングリッシュでは、「チェック」→「暗記」→「復習」という3段階のフェーズでの単語学習メソッドが推奨されています。
具体的なやり方は、まずはシュクダイ範囲の単語の中から、「スペルを見てすぐに意味が浮かばなかった単語」にチェックを入れていきます。範囲の単語に一通り目を通したら、今度はチェックがついた単語のみを、1回15分、1日5回以上、2日間繰り返し見て暗記していきます。以降は、1日2回、チェックがついていない単語も含め、全ての単語を復習していくという流れです。
自己流で学習をしていると、「正しい方法で取り組めているのだろうか」という迷いや不安を感じることがあります。トレーナーから明確な学習手順を示してもらえたことで、「あとは指示に沿ってやるだけ」という安心感がありました。
今回は、次のセッションまでの3日間で、200単語を習得することが課題となりました。
2. 文法
単語学習に加えて、文法問題集を使ってTOEICのPart5(短文穴埋め問題)対策を行うことになりました。初回セッションでは、どのように問題を解いているかをチェックしてもらうために、セッション中に数問解き、回答の根拠を1問ずつ説明していきました。
梅澤トレーナーによると、「間違いの選択肢を消去する根拠」をしっかりと持つことが鍵になるそう。筆者の場合、4つある選択肢のうち2つの選択肢まで絞り込めたうえで間違えてしまうケースがあります。誤答の選択肢を自信を持って消せるよう、文法知識を高める必要があると指摘してもらいました。
3. リスニング
筆者は、TOEICのリスニングセクションに関しては、ほぼ毎回の試験で満点を取ることができています。ただ、試験当日までリスニング力をキープする必要があるので、「シャドーイング」もシュクダイとして少量出してもらうことになりました。
シャドーイングは、流れてくる英語音声のすぐ後に続き、発音や抑揚などをできる限り真似てリピートするトレーニングです。リスニング力の向上や、発音の改善などに効果がある練習法として知られています。ライザップイングリッシュのTOEICコースでは、TOEIC公式問題集の音源を使用してシャドーイングを行います。
4. 模試
次のセッションまでのシュクダイには毎回、TOEIC公式問題集の模試1セットを解くことが含まれています。そのため、受講期間中は、テスト本番と同じ2時間・200問の模試を、3日に1回のペースで解いていくことになります。
梅澤トレーナーによると、筆者の現在のスコア(965点)を990点まで引き上げるという、いわば「最後の詰め」の段階では、自分の癖を分析し、ミスや迷いと向き合うことが最も重要になるとのことです。「自分の苦手な箇所や迷う箇所を洗い出し、どういったジャンルの問題で間違えることが多いのか、傾向を把握していきましょう」と梅澤トレーナーは言います。
課題を発見・克服するために、模試を解いた後は採点だけではなく、考察までを行うようにと指導がありました。間違えた問題や迷った問題については、「なぜ誤答の選択肢に引き寄せられてしまったのか」を考え、分析した原因をワードに全て書き出していきました。
今回、間違いや迷いの原因を自分自身で振り返り、書き出してみたことによって、頭の中が整理されていく感覚がありました。2時間の模試はかなりの集中力と体力を要するため、つい「解いて終わり」になってしまう人も少なくないでしょう。しかし、テストで同じようなミスを繰り返さないためには、模試を解き終えた後の学習こそが重要であることを感じました。
5. リーディング
筆者は、リーディングセクションで数問落としてしまう傾向があります。リーディング力を強化するために、毎回模試を解いた後に、複数のリーディングトレーニングを行うことになりました。
模試を解いたら、まずはリーディングセクションの全ての英文で「スラッシュリーディング」を行います。スラッシュリーディングとは、意味の切れ目ごとに英文にスラッシュを入れながら、書かれている語順の通りに英語を読んでいくトレーニングです。リーディングの際に時間がかかる一因となる「返り読み」の癖を無くすとともに、文構造を把握するスキルが身につきます。
スラッシュリーディングに続いては、英語の5文型を確認しながら文章の内容を正確に理解する「精読」、英文を声に出して行う「速読」を実施しました。これらのトレーニングを通して、英文を素早く、かつ正確に読む力を鍛えていきます。
上記の、単語・文法・リスニング・模試・リーディングの5つの学習が、全てシュクダイとして課されます。次のセッションまでの3日間で、全ての課題を終わらせるというタイトなスケジュールなので、良い意味での強制力を感じながら、モチベーション高くシュクダイに取り組むことができました。
また、初回セッション中に梅澤トレーナーが、「(筆者が目標としている)TOEIC満点をなぜ取りたいのか」について一緒に考え、引き出してくれたことも、学習意欲の向上に繋がりました。
筆者は以前から、TOEICで満点を取りたいという気持ちはあったものの、すでに900点台後半ということもあり、目指す意義が自分の中で曖昧な部分がありました。
今回、梅澤トレーナーとの会話を通して、「満点を取ることで、英語学習ライターとして記事により説得力をもたらしたい」「満点講師として、自信をもってTOEICの指導を行えるようになりたい」という結論にたどり着き、目的がクリアになったことで改めて学習意欲が高まりました。
セッション終了後に、梅澤トレーナーから「本日お話させていただき、佐藤様は、満点を取れる素養はすでにある方だと感じました」と伝えてもらったことで自信が湧き、学習に対してさらに前向きになれました。
3. 2回目のセッション
課されたシュクダイを期限までに無事に終え、2回目のセッションを受講しました。2回目のセッションではまず、梅澤トレーナーに事前に送った模試考察のデータをもとに、間違えた問題・迷った問題の精査を行います。
「満点を取るためには、『一問も落とさない』というプロのスポーツ選手のような心構えが必要です。そのためには、間違えた箇所・自信が持てなかった箇所の考察を徹底的に行い、テスト本番でも自然に思い出せるレベルまで持っていく必要があります」と梅澤トレーナーから伝えられました。
それを意識して、トレーナーと慎重に問題を吟味すると、今まで見えていなかった、「品詞を勘違いしている単語がある」という弱点が見えてきました。単語を暗記する際には、意味だけでなく、品詞まで意識して覚えるようアドバイスを受けました。
また問題を解く中で、「選択肢を選んだ理由」の説明を求められましたが、いざ口頭で説明を求められると、上手く答えられないことが何度かありました。勘で解いている問題があることや、苦手とするタイプの問題があることに気づきます。目標にコミットするためには、「できなかった理由」を徹底して明確にすることが大切であるのだと感じました。
まとめ
セッションを2回受けただけでも、受講前までの学習に足りていなかったことや、理解が浅い文法・苦手な問題パターンといった具体的な課題点を複数把握することができました。シュクダイでいまいち理解できなかった問題についても、セッションの中でトレーナーから1つ1つ丁寧に解説してもらえたので、疑問点をどんどんクリアにすることができました。
これまで一人で学習していたときには、選択肢が正解・不正解となる根拠を考えたり、迷った理由を明確にしたりといったレベルまで踏み込めていませんでした。今後の学習では、梅澤トレーナーのアドバイス通り、考察により時間をかけて、TOEIC満点を目指していきたいと思います。
次の記事では、残り3回のセッションの様子と、合計5回のセッションを終えた感想、手応え、模試結果のビフォーアフターをお伝えしていきます!
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ライザップイングリッシュの概要
サービス名 | ライザップイングリッシュ(RIZAP ENGLISH) |
URL | https://www.rizap-english.jp/ |
運営会社名 | RIZAP ENGLISH株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区北新宿2-21-1 新宿フロントタワー31F |
スクール所在地 |
ライザップイングリッシュ 池袋店 (東京都豊島区南池袋1丁目-25番9 MYTビル5F) ライザップイングリッシュ 新宿店 (東京都新宿区新宿3-9-9 新宿ワタセイタマビル9階) ライザップイングリッシュ 新橋店 (東京都港区新橋2-19-10 新橋マリンビル7F) |
設立 | 2016年4月 |
資本金 | 5000万円(2021年3月現在) |
入学金 | 55,000円 |
教材費用 | 別途 |
期間 | 2ヶ月~ |
コースと料金 |
英会話コース 短期集中のアウトプット型トレーニング。言いたいことをスムーズに英語で言えるスピーキング力や、ビジネスで実践的に使える英会話力の習得を目指す。専属トレーナーのサポートに加え、ネイティブ講師と話せるオンライン英会話サービス「Cambly」を週5日利用可能。 ・全16回(約2ヶ月):437,800円 TOEIC® L&R TESTスコアアップコース ・全16 回(約2ヶ月):437,800円 ワークデイコース ・英会話コース(全24回):475,200円 学割 ・英会話コース(全16回):297,000円 |
※表内に記載の金額はすべて税込です。
※サービス内容・料金については変更されている可能性があります。最新情報についてはRIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)のホームページを参考にしてください。
【参照サイト】ライザップイングリッシュ公式サイト
【関連ページ】ライザップイングリッシュの口コミ・評判を見る
佐藤 千嘉
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