「IELTS( International English Language Testing System:アイエルツ)」は、英語の4技能を測る国際的な試験で、世界140ヵ国・12,500以上の機関でスコアが採用されています。海外留学や移住、キャリアアップを目指す方にとって欠かせない試験です。
しかし、難易度の高い試験のため「ライティングの添削方法がわからない」「勉強法が合っているのか不安」といった悩みを抱えている方もいるでしょう。そのような方には、プロのサポートが受けられるIELTS塾の活用がおすすめです。
この記事では、IELTS対策に強い塾や英語スクール、英語コーチングスクール、オンライン英会話をご紹介します。無料で利用できる学習サイトやIELTSでよくある質問についても触れているので、IELTS対策にぜひお役立てください。
目次
IELTS指導に特化したコースのある塾や、英語スクール・英語コーチングスクールをご紹介します。気になる塾やスクールは、詳細や公式サイトをチェックしてみてください。
LIBERTY(リバティ)
LIBERTY(リバティ)は、TOEFLやIELTS、TOEIC、国内外の大学受験対策に定評のある東京都港区の英語学校です。特徴は、TESOL(英語教授法)の最高峰とされるコロンビア大学ティーチャーズカレッジでも高く評価された独自メソッド「グラマーテーブル」を採用していること。このメソッドでは、ネイティブが感覚的に理解している英語ルールを、体系的に学ぶことができます。IELTS対策においても、グラマーテーブルを応用し高度な英語力を養うことで、短期間でのスコアアップが可能です。
Liberty English Academyは、受講開始から最短1ヶ月で効果を実感できる効率性と、IELTS 7.5レベルの英語力が身につく品質により、25年間で2,300名以上に選ばれています。成果保証制度が設けられている点も安心です。受講プランと現在の英語力に応じた目標スコアに届かなかった場合は、無料で受講期間を延長できます。

アゴス・ジャパン

アゴス・ジャパンのIELTS対策コースは、目標スコアに応じたクラス分けと、各セクションをバランスよく対策できるカリキュラムが特徴です。授業は最新の出題傾向や分析結果に基づいて構成されており、効率よくスコアアップを目指せます。また、講師は、大学などの教育機関での指導経験や、欧米の大学・大学院での留学経験を持つ英語のプロフェッショナルばかりです。
アゴス・ジャパンは、学びやすいシステムも魅力です。講師と直接やり取りができるオンラインライブ授業に加え、いつでも視聴できるビデオコースもあるため、自分の予定に合わせて学習できます。さらに、3年間の受講有効期間や無料で再受講できる制度(※)など、長期的なサポート体制も充実しています。
※ゼミ等の一部のクラスを除く、IELTS対策のパッケージコースが対象です
イングリッシュイノベーションズ
イングリッシュイノベーションズは、留学支援事業から発展してできたTOEIC・TOEFL・IELTSの対策専門スクールです。IELTS運営団体IDP Educationの公認パートナー校として、IELTS公認問題集の出版や公式テストセンターの運営も行っています。
アメリカで20年以上の実績を持つテスト対策メソッドと、ネイティブ講師によるオールイングリッシュ授業により、効率よくスコアアップを目指せます。ほかにも、レベル別のクラスや、短期集中コース(長期休み期間限定)など、学びやすい環境が整っている点も魅力です。保証制度(※)も設けられているため、成果が出るか不安な方にもおすすめです。
※点数保証には一定の条件あり
バークレーハウス語学センター

バークレーハウス語学センターは、東京・市ヶ谷にある、1973年創業の老舗語学学校です。2020年にはIELTSの公式テストセンターを開設し、対策から本番試験までをワンストップで提供するスクールとして注目されています。
マンツーマンレッスンでは、一人ひとりの強みや弱み、学習目的に合わせて、最適なプランを組んでもらえます。また、日本人講師とネイティブ講師の両方が在籍していることも強みです。リーディング対策や複雑な文法解説は日本人講師に習い、スピーキングはネイティブ講師に習うなど、目的に応じて効果的に学習を進められます。忙しい社会人の方には、対面レッスンと同等のクオリティのオンラインレッスンも人気です。
LINGO L.L.C
LINGO L.L.C.は、IELTS指導歴10年以上の留学試験対策専門校です。1998年の設立以来20年以上にわたり、留学試験対策による目標スコア達成者を多数輩出しています。LINGO L.L.C.の最大の特徴は、授業の質の高さです。試験の採点基準から、スコアアップ方法までを熟知した日本人講師陣による指導は、「問題の解き方を論理的に学べた」「解き方のコツが学べ、大変役に立った」と受講生からも高評価を得ています。また、最大10名ほどの少人数制を採用しており、受講生一人ひとりが講師から十分なフィードバックを受けられると評判です。
授業を欠席した際の録画映像(視聴期限7日間)や、講座修了後の学習相談などのサービスも充実しています。無料体験レッスンやレベルチェックテストも受けられるので、現在のレベルを知りたい方におすすめです。
トライズ(TORAIZ)
英語コーチングプログラムのトライズ(TORAIZ)は、3ヶ月でIELTSのスコアアップを目指す「IELTS対策コース」を開講しています。トライズでは、短期間での目標スコア達成を実現するため、ネイティブコーチとの週3回(1回25分)のプライベートレッスン、ライティング課題の添削、隔週で行われるプログレスチェックなど、個別最適化されたカリキュラムを提供。専属コンサルタントとネイティブコーチが、1日3時間の短期集中学習を徹底的にサポートしてくれます。
所定の条件を満たしているにもかかわらず、IELTSスコアが初回受験時より0.5点以上伸びなかった場合、無料で受講期間を1ヶ月延長できる保証制度がついているのも魅力です。
ブリティッシュ・カウンシル(British Council)

ブリティッシュ・カウンシルは、日本におけるIELTSの共同運営機関です。対策コースでは、IELTSに精通したネイティブ講師のもと、セクション別の学習方法を学べます。講師は全員、国際英語教授資格を持ち、平均10年以上の英語教育経験を有するプロフェッショナル。文法や語彙といった基礎知識に加え、論理的思考力から文章構成力の育成まで、幅広い指導が可能です。
IELTS対策には、中級者から上級者を対象とする週3時間×12週間のコース「IELTS試験対策コース」があります。レッスンでは試験の演習を行い、詳細なフィードバックやアドバイスを受けます。このほか短期集中コース「IELTS Coach」も開講。1回3時間x12日間の受講を短期でこなすコースのため、集中的にIELTSの試験対策をしたい方にぴったりです。
プログリット(PROGRIT)

プログリット(PROGRIT)は、3~6ヶ月間の短期集中で英語力向上を目指す英語コーチングスクールです。第二言語習得論に関する知見を持った専任コンサルタントが、学習の習慣づけから目標達成に向けた課題解決までを徹底的にサポートしてくれます。
「TOEFL iBT/IELTS コース」では、IELTS対策に関する著書を多数執筆し、2017年にはPearson ELT英語教育ティーチャーアワードを受賞した嶋津幸樹氏が、教材の選定やトレーニングプログラムの開発を監修。3段階のレベル別カリキュラムにより、スコアアップだけでなく、本質的な英語力を鍛えられるのが特徴です。限られた時間の中で、効率よくIELTSのスコアを上げたい方におすすめのプログラムです。
ベルリッツ(Berlitz)

英会話スクール「ベルリッツ(Berlitz)」では、IELTSやTOEFLなど、検定試験対策のレッスンも提供しています(※)。経験豊富な講師の指導のもと、短期でのハイスコア取得を目指します。試験対策コースでは、受講前にこれまでのスコアを提出し、受験経験や弱点を分析。レッスンでは苦手な分野にフォーカスし、集中的に指導します。さらに、宿題が多く出され、できていない箇所を徹底的に強化します。
ベルリッツは、国内で5,500社以上、世界で20,000社以上の企業・団体に導入されている実績を持つ語学スクールです。社会人に限らず、多くの学生も受講しており、幅広い層に支持されています。オンラインコースも提供されているので、通学が難しい方や自宅で学習したい方にも便利です。
※コースの詳細や教室受講の可否については各ランゲージセンターにお問い合わせください。
アルプロス

アルプロスは、短期集中に特化した総合英語学校です。TOEFLやIELTSなどの資格対策にも強く、海外留学などの目的に応じて、専門講師による指導を受けられます。IELTS対策は教科別担任制を採用しており、各分野の専門講師からマンツーマンで指導を受けられます。
講師は、IELTS受験経験のある日本人とネイティブが担当。それぞれの強みを活かした丁寧な指導が特徴です。初心者から上級者まで、一人ひとりのレベルや目標に応じた対策が行えます。
※一部有料、提携エージェントによるサポートの場合あり
シェーン英会話

シェーン英会話は、全国に170教室以上を展開している大手英会話スクールです。一番の特徴は、英語発祥の地である英国式の英語指導法を取り入れている点です。過去45年以上にわたる日本人への英語指導ノウハウが凝縮されたオリジナルテキストを使用し、英語指導資格を持つネイティブ講師が、英語のみでレッスンを実施。大手英会話スクールとして日本で初めて、語学学習サービスの国際規格「ISO29991」を取得するなど、レッスン品質の高さにも定評があります。
IELTS対策レッスンでは、ネイティブ講師によるマンツーマン指導で、丁寧なサポートが受けられます。独学では対策が難しいライティングやスピーキングは、試験形式に沿った問題演習を行い、スコア向上に必要な英語力を効率よく身につけます。
日米英語学院

日米英語学院は、日本国内で質の高い英語教育を提供しているスクールです。実践的な授業内容が特徴で、英語に自信のない初心者から、スキルアップを目指す上級者まで、それぞれのレベルに応じた学習ができます。指導を担当するのは、経験豊富なネイティブスピーカーやバイリンガル講師陣。実際の英語運用場面を意識した指導で、自然な表現や発音の習得が可能です。
IELTS対策では、スコア別の総合クラスに加え、セクション別やタスク別のクラスも用意されています。どのクラスでも、過去問題や模擬試験を使い、実際の試験に近い形式で効率的に対策を進めます。
より細やかな指導を希望する場合は、個別指導がおすすめです。各受講生の目標スコアや弱点に合わせて学習内容をカスタマイズできるため、弱点分野を集中的に強化できます。限られた時間内でも、効率よくスコアアップを目指せるでしょう。
ブラスト英語学院

ブラスト英語学院は、東京都内を中心に校舎を展開している英会話スクールです。英検やTOEIC、IELTSなど、英語試験の対策に特化しており、これまでに多くの受講生が目標スコアの達成に成功しています。すべての講師は、英検1級やTOEIC満点などの高いスコアを持ち、大学や教育機関での指導経験も豊富です。さらに、講師は定期的に実際の試験を受験しているため、最新の出題傾向を踏まえた的確なアドバイスを提供しています。
IELTS対策コースでは、4技能をバランスよく鍛えられるカリキュラムを採用しています。個別指導とグループレッスンから選べるほか、受講生の目標やレベルに応じて柔軟にカスタマイズが可能。オンライン受講にも対応しており、通学が難しい方も自宅で学習を進められます。さらに、学習カウンセリングや添削サービスなどのサポートも充実しているため、初心者でも安心して受講できます。
SI-UK IELTS対策センター

SI-UKは、IELTS対策とイギリス留学支援に特化した教育機関です。IELTSに精通したネイティブ講師が、実践的かつ効率的な指導を行っています。さらに、日本語と英語の両方を使いこなすバイリンガルコンサルタントが、受講者の状況や目標に応じたきめ細かなアドバイスを提供しています。
SI-UKの強みは、15年以上の指導実績をもとに開発された、独自のスケールダウン版IELTSデモテストを採用している点です。高品質な模擬試験を受講することで、自分の強みや弱みを明確にし、効果的な学習計画を立てやすくなります。
IELTS対策コースは通常講座に加え、1日5時間の集中講座も用意されています。また、海外の大学や大学院で求められる「講義の聴き取り」や「文献の読み解き」などを学べるコースも充実しています。
beoカレッジ

beoカレッジは、IELTS対策や留学準備に特化した英語スクールです。オックスフォード大学やケンブリッジ大学などの名門校への進学も視野に入れた、手厚いサポート体制が強みです。これまでに13,000名以上(2025年5月時点)が、beoの留学支援を通じて大学・大学院への進学を実現しています。
指導を担当するのは、IELTSに精通したネイティブ講師です。英語教育に関する高度な専門知識と実践的な指導で、受講生一人ひとりの目標や課題に合わせた丁寧なサポートを提供しています。IELTS対策講座では、模範解答の分析や戦略的な解答法を学ぶことで、短期間でのスコアアップを目指します。また、独学では伸ばしにくいライティングについては、通信講座を採用。効率的に対策を進められる仕組みを整えています。
トフルゼミナール

トフルゼミナールは、英語資格試験や留学を目指す学習者に向けた専門的なプログラムを提供している教育機関です。受講者は、通学、オンライン、またはその両方を組み合わせたハイブリッド形式の中から、自分に合った受講スタイルを選べます。
IELTS対策プログラムでは、実際の試験形式に沿った演習を豊富に行うことが特徴です。たとえばスピーキングでは、頻出のテーマを繰り返し練習しながら、効果的な答え方を身につけていきます。ライティングでは、厳格な採点基準をもとにした添削指導により、得点力のある文章表現を習得。実践的な対策でスコアアップを目指したい方におすすめです。
IELTSとはどんな試験か?試験の概要と特徴を解説
IELTSは、英語を母国語としない人の英語運用能力を測定する国際的な試験です。英語圏への留学や就労、移住を希望する方々に広く利用されており、年間約400万人が受験しています。IELTSの概要と特徴は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
正式名称 | International English Language Testing System(IELTS/アイエルツ) |
目的 | 英語圏での留学・就労・移住を希望する人の英語能力を証明するため |
試験の種類 | ・Academic Module(大学・大学院進学向け) ・General Training Module(就労・移住向け) ・IELTS for UKVI(英国ビザ申請対応) |
試験内容 | リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング |
試験時間 | 約2時間45分 ※リスニング、リーディング、ライティングは同日。スピーキングは別日になることもあり |
受験者数 | 年間約400万人 |
評価方法 | 各セクション1.0〜9.0のバンドスコアで評価。オーバーオールスコアは4つのセクションスコアの平均値(小数第1位で切り上げ) |
特徴 | ・4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)を均等に評価 ・スピーキングは対面式の面接形式 ・合否ではなくバンドスコア(0.0~9.0)で評価 |
IELTS対策塾・スクールの選び方
IELTS対策塾・スクールを選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- IELTS対策に特化しているか
- 自分に合った学習法か
- 4技能の対策ができるか
どれも大切な項目なので、無料体験レッスンやカウンセリの際に確認しておくことをおすすめします。それぞれ、順に解説していきます。
IELTS対策に特化しているか
塾選びの際は、IELTS対策に特化しているかどうかをまず確認しましょう。一般的な英会話スクールでは、IELTS特有の試験形式や採点基準に対応しきれない可能性があります。
講師がIELTSの構造を熟知しているか、最新のIELTSの傾向に基づいて指導しているかも大切な要素です。加えて、実際にスコアアップを達成した生徒数なども大切な判断材料となります。
自分に合った学習法か
IELTS対策の成果を得るためには、自分の学習スタイルに合ったスクールを選ぶことが重要です。
IELTSに特化した塾やスクールの多くは独自メソッドを採用しており、学習方法もさまざまです。たとえば、問題演習を中心にスコアアップを目指すスクールもあれば、英会話レッスンを軸に学習を進めるスクールもあります。
また、講師の国籍によっても、学習スタイルは変わります。日本人講師が日本語で文法や読解を丁寧に教えるスクールもあれば、ネイティブ講師が英語だけで授業を行うスクールもあります。
レッスン内容や指導方法などをしっかりチェックし、自分にぴったりのスクールを選びましょう。
4技能の対策ができるか
対策講座を選ぶ際は、4技能すべてに対応したカリキュラムが用意されているかを確認しましょう。IELTSでは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能すべてが評価されます。各技能ごとに適切なトレーニングが受けられる環境であれば、バランスよくスコアを伸ばせるでしょう。
短期集中でスコアアップ!集中講座の特徴と活用法
短期間でスコアアップを目指す方には、短期集中講座がおすすめです。ここでは、集中講座の特徴と活用法について解説します。
集中講座の特徴は?
短期集中講座は、1週間から数週間の限られた期間で、IELTS対策を集中的に行うプログラムです。この期間中は、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4技能すべてに特化した指導が行われ、それぞれのスキルを効率的に伸ばすことができます。
多くの講座では、マンツーマンや少人数制が採用されており、講師から丁寧なフィードバックを受けやすい環境が整っています。また、受講者の現在レベルや課題を分析し、個別のカスタマイズカリキュラムを提供しているスクールも少なくありません。加えて、授業外でも学習できるように、宿題が課されることも多いです。
集中講座の活用法
短期集中講座を最大限に活用するためには、計画的な取り組みが欠かせません。以下のポイントを意識することで、限られた期間でも高い成果を出しやすくなるでしょう。
目標スコアを明確にする
受講前には「全体で6.5を目指す」「リスニングで7.0、ライティングで6.0を取る」といったように、数値目標を明確に設定しておくことが重要です。明確な目標があると、講師も重点的に指導しやすくなります。また、自分の目標が明確になることで学習に対する意欲が高まり、能動的な学びへつながりやすくなります。
自主学習を欠かさない
集中講座はテンポが速く内容も濃いため、授業だけで学習を完結させないことが大切です。毎日の自主学習を習慣化することが、スコアアップの鍵となります。移動時間や家事の合間などのスキマ時間を使った学習もおすすめです。
模擬試験を効果的に活用する
講座中に行われる模擬試験は、実力を測るだけでなく、苦手分野を把握するのにも役立ちます。試験結果を振り返り、どの分野で間違えたのか、どのスキルが不足しているのかをしっかりと分析することが大切です。分析結果を基に次のステップを明確にすることで、効率的にスコアアップを目指しやすくなります。
IELTS対策をオンライン英会話で行いたいならここ!
「近くに英会話スクールがない」「通学費用や手間を抑えて学びたい」「スピーキングを重点的に伸ばしたい」といった方には、自宅で気軽に受けられるオンライン英会話がおすすめです。
ここでは、数あるオンライン英会話の中でも、IELTS対策におすすめのオンライン英会話を3つご紹介します。
DMM英会話
DMM英会話は、日常英会話からビジネス英会話、英語試験対策まで、多彩なトピックのレッスンを提供しているオンライン英会話サービスです。「スタンダードプラン」では世界132カ国の講師と、「プラスネイティブプラン」では、アメリカ・イギリスを中心としたネイティブ講師と話せます。
DMM英会話では、学習レベル(レベル1〜10)や目的に応じて、さまざまな教材が用意されています。IELTSスピーキング対策専用の教材もあり、実際の試験形式に沿った内容で学べるため、効率的な対策が可能です。レッスンでは模擬テストも行われ、講師からのフィードバックを通じて、自分のスピーキング力を客観的に把握できます。スピーキング力を重点的に伸ばしたい方に、特におすすめのサービスです。
Cambly

Camblyは、24時間365日いつでも世界中の英語ネイティブとつながり、英会話を練習できるオンライン英会話です。英語を母語とする講師が10,000人以上在籍しており、全員がネイティブスピーカーです。
Camblyでは、IELTSのスピーキングに特化したコースが提供されています。このコースでは、試験で頻出するトピックに関連した語彙を学び、その語彙を実際の質問にどのように組み込んで話すかを重点的に練習します。レッスン中には、講師が模範解答を提示してくれるため、話の展開方法や内容の構成を具体的に学べます。また、IELTSの試験監督経験者の講師も在籍しており、試験のチェックポイントや効果的な対策について直接アドバイスを受けられる点も強みです。語彙力を向上させたい方や、ネイティブ講師とみっちりスピーキング練習をしたい方におすすめです。
mytutor(マイチューター)

マイチューターは、4技能対策に特化したオンライン英会話サービスで、TOEFLやIELTS、TOEICなどの英語資格試験に強みを持っています。特筆すべきは、フィリピン公認英語教員資格の保有者や、TOEFL・IELTS指導経験者、さらにはロースクール卒の知識豊富な講師陣による質の高いレッスンを、担任制で受講できる点です。生徒一人ひとりに合わせた指導が継続して行われるため、着実に英語力を伸ばせると評判を集めています。
マイチューターでは、スピーキングやライティングなどパート別に特訓できるIELTS対策プログラムをはじめ、多彩なコースが用意されています。多くのオンライン英会話がスピーキングに偏りがちななか、マイチューターではオンライン上で4技能すべての対策を完結できる点が大きな魅力です。教材やカリキュラムの種類も豊富で、一人ひとりの課題に合わせた柔軟な学習プランが用意されています。また、レッスンはすべてフィリピンのITセンターから提供されており、通信の安定性が高い点も安心して利用できるポイントです。
IELTS対策に使える無料教材・学習サイト
できるだけ費用をかけずに対策を行いたい場合は、無料で利用できる教材や学習サイトを併用するのもひとつの手です。以下は、無料の高品質な教材・学習サイトをまとめたものです。ぜひ参考にしてみてください。
サイト名 | 提供内容・特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
ブリティッシュ・カウンシル | リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの全セクションに対応した無料の練習問題・模擬テスト。信頼性の高い内容で学習可能。 | 無料オンラインコース(MOOCs) | ブリティッシュ・カウンシル |
Road to IELTS | ブリティッシュ・カウンシルが提供するIELTS専用の自主学習サイト。IELTSエキスパートによる解説動画や問題形式別の攻略法、ダウンロード可能な模擬試験など、実践的な学習コンテンツが充実。 | Road to IELTS | IELTS Asia | British Council |
スキマ時間を活用したい方や視覚的に学びたい方には、YouTubeもおすすめです。以下の記事では、IELTS対策に役立つ無料のYouTubeチャンネルを紹介しているので、併せて参考にしてください。
IELTS対策が無料で学べるおすすめYouTubeチャンネル3選
IELTS試験のスケジュールと受験費用の基礎知識
IELTSの試験スケジュールや受験費用は、実施団体によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
試験にはアカデミックとジェネラルの2つのモジュールがあり、受験方法もペーパー版とコンピューター版から選べます。実施団体が複数ある関係で、試験日程や会場もそれぞれ異なる場合があります。以下は、日本英語検定協会が提供するIELTSの試験スケジュールと受験費用についてまとめた表です。
テスト形式 | IELTS(ペーパー版) | IELTS(コンピューター版) |
---|---|---|
実施エリア | 全国の主要都市(札幌、秋田、仙台、千葉/船橋、東京、横浜/川崎、長野/松本、金沢、静岡/浜松、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡、熊本) | 東京駅前、東京市ヶ谷、名古屋、大阪 |
開催日程 | 毎月4日間程度(木曜日・土曜日が中心) | ほぼ毎日 |
受験料 | 25,380円(税込) | 25,380円(税込) |
よくある質問(FAQ)
最後に、IELTSに関するよくある質問に回答します。疑問点を解消し、IELTS対策を万全に進めましょう。
IELTSの勉強は独学でも可能ですか?
IELTSの学習は独学でも可能で、実際に多くの受験者が自力で目標スコアを達成しています。
しかし一方で、ライティングやスピーキングは自己評価が難しく、独学ではスコアの伸びに限界を感じる学習者も少なくありません。効率よくスコアアップを目指すには、塾や英語スクールの活用が効果的です。IELTSに精通した講師からフィードバックを受けることで、自分では気づきにくい課題を明確にし、改善につなげやすくなります。試験までの時間が限られている方や、独学に行き詰まりを感じている方は、専門的な指導の利用を検討してみるとよいでしょう。
IELTS対策にはどれくらいの期間が必要ですか?
IELTSの対策に必要な期間は、受験者の現在の英語レベルや目標スコア、学習状況によって大きく異なります。一般的な目安として、以下を参考にしてください。
- 初心者(バンドスコア4.0以下): 目標スコア5.0を目指すには、6ヶ月以上の準備が必要
- 中級者(バンドスコア5.0〜6.0): 目標スコア6.5を目指すには、約3〜4ヶ月の準備が必要
- 上級者(バンドスコア6.0以上): 目標スコア7.0を目指すには、2ヶ月ほどの集中的な学習が必要
スコアを1.0アップさせるためには、一般的に約3ヶ月の学習が目安とされています。ただし、これらはあくまで目安であり、個々の進捗や状況に応じて調整が必要です。
短期集中でIELTSスコアを上げることはできますか?
短期集中でIELTSスコアを上げることは十分に可能です。実際、多くの塾や英語スクールでは、IELTSの短期集中講座を提供しており、効率的なカリキュラムで短期間に目標スコアを達成した受講者も多くいます。
ただし、短期間で結果を出すためには、しっかりとした準備と戦略が必要です。特に英語に苦手意識がある方やIELTSを初めて受ける方にとっては、簡単な道のりではありません。闇雲に学習を進めるのではなく、「苦手分野に絞った対策を行う」「模擬試験で試験形式に慣れる」など、戦略的に学習することが重要です。自分での対策が難しい場合は、専門の講師からの指導を受けることも有効です。適切なサポートを得ることで、より効率的にスコアアップを目指せるでしょう。
IELTSとTOEFLはどちらが難しいですか?
IELTSとTOEFLの難易度は一概に比較することはできません。両者は出題形式や評価方法が異なり、受験者の英語力や試験への慣れ、得意分野によって感じ方が大きく変わります。
とはいえ、「IELTSの方がTOEFLより簡単に感じる」との声も多く聞かれます。その理由のひとつは、スコアの刻み方に違いがあるためです。TOEFLは1点刻みで採点されるのに対し、IELTSは0.5点刻みでスコアがつきます。そのため、IELTSではスコアを調整しやすく、結果的に「スコアが取りやすい」と感じる受験者が多いです。また、TOEFLのリスニングでは、問題文を事前に読めない点に難しさを感じる受験者もいます。
一方で、IELTSのライティングは非常に厳格に採点され、文法や語彙のミスがスコアに大きな影響を与えるため、これに苦しむ受験者も少なくありません。
このように、IELTSとTOEFLそれぞれに異なる難しさがあります。どちらが難しいかは、個々の得意・不得意によって異なるでしょう。
IELTS6.0や6.5はどれくらいのレベルですか?
IELTS6.0や6.5のレベルの目安は、以下の通りです。
スコア | 6.0 | 6.5 |
---|---|---|
レベル | 留学や就職の最低ライン | 学術・専門的な場面でも通用する上級レベル |
理解力・能力の特徴 | 基本的な英語力があり、日常会話レベルのコミュニケーションは問題なく行える。ただし、時々誤解や不正確な表現がみられる場合もある。 | 英語を効果的に使いこなす能力があり、慣れた状況では複雑な表現も理解できる。学術的な場面にも対応も可能。 |
TOEFLスコア目安 | 約63〜75点 | 約80〜93点 |
英検レベル | 準1級〜1級中間 | 準1級〜1級 |
TOEICスコア | 650〜750点 | 750〜900点 |
IELTSスコア6.0は、日常会話や基本的なコミュニケーションが可能ですが、誤解や不正確さがみられることがあります。一方、IELTSスコア6.5は、より効果的に英語を使いこなす能力があり、学術的な場面にも対応できるレベルです。
IELTS対策塾の費用はどれくらいですか?
IELTS対策塾の費用は、数万円から数十万円と幅広く、受講スタイルやコース内容によって異なります。英語コーチングスクールでは、100万円程度のコースも存在します。
費用を抑えたい場合は、月額7,000円ほどから受講できるオンライン英会話が便利です。また、質の高いレッスンをお得に受けたい方は、一般教育訓練給付制度(※)対象の講座を検討してみてください。この制度を利用すれば、受講費用の20%(最大10万円)がハローワークから支給されるため、受講費用を節約できます。
以下の記事では、一般教育訓練給付金の対象コースがある塾や英語スクールを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「一般教育訓練給付制度」対象コースがある英会話スクール・英語教室【2025年版】
※厚生労働大臣指定の講座を一定の条件をクリアして修了すると、受講費用の20%(最大10万円)が支給される制度です
オンラインでも効果的にIELTS対策できますか?
オンラインでも効果的にIELTS対策ができます。ただし、すべてのオンライン英会話がIELTS対策に適しているとは限りません。IELTSに特化した教材や、指導経験のある講師が在籍しているかどうかを、入会前にしっかり確認することが大切です。
また、対面レッスンを行っている英語塾や英会話スクールの中には、質の高いオンラインコースを提供しているところもあります。こうしたコースを選べば、対面と同等の学習効果が期待できます。
初心者でもIELTS塾に通って大丈夫ですか?
初心者の方でも、安心してIELTS塾に通えます。英語学習を始めたばかりの段階でプロ講師のサポートを受けながら学ぶことは、大きな安心感につながります。わからないことや不安な点があっても、講師が丁寧にアドバイスしてくれるため、無理なくステップアップできるでしょう。
多くの塾では英語レベルに応じたコースが用意されており、自分に合った内容で学習を進められます。また、日本人カウンセラーやバイリンガル講師が在籍している塾もあり、日本語でのサポートが受けられる点も心強いポイントです。こうしたサポート体制が整っていれば、初めてのIELTS学習でも安心してスタートできます。
【2025年4月・5月開催】IELTS対策のセミナー・イベント
【オンライン】IELTS Writing 体験授業(アゴス・ジャパン)
IELTSのWriting Task1に焦点を絞り、試験傾向、採点基準を正しく把握した上での目標スコアの取り方や、目標スコアを確実に取得する上で必要な攻略法や学習法を、日本人講師が説明してくれるセミナーです。
まとめ
IELTS対策におすすめのスクールをまとめてご紹介しました。初めてIELTSの学習に取り組む方や、カウンセリングや講師の指導を受けてみたい方には、スクールの活用がおすすめです。また、期日までに目標スコアの達成を目指しており、独学に不安がある方も、一度体験レッスンを受けてみることをおすすめします。IELTS対策に精通した講師からアドバイスやサポートを受けながら学ぶことで、効率的にスコアアップを目指せるでしょう。

English Hub 編集部

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