オンライン英会話のメリットとデメリットを徹底比較!

ここでは、オンライン英会話を検討されている方に向けて、そのメリット・デメリットについて詳しく解説したいと思います。

インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもレッスンを受けられるオンライン英会話は、非常に便利なサービスです。その一方で、オンラインならではのデメリットもあります。オンライン英会話を検討中の方は、そのメリット・デメリットをしっかりと理解し、予算やライフスタイルなどの条件と照らし合わせて、通学型のスクールとも比較しながら受講を検討してみましょう。

オンライン英会話のメリット

オンライン英会話の代表的なメリットとしては下記が挙げられます。

  1. 価格の安さ
  2. 通学時間が不要
  3. 早朝や深夜でも受講可能
  4. 直前予約可能なサービスが多い
  5. 講師を自分で選べる
  6. 無料で教材を利用できる

それぞれのポイントについて詳しくご説明します。

価格の安さ

校舎を持たないオンライン英会話は、多くの場合、通学型の英会話スクールよりも手頃な料金設定となっています。

オンライン英会話の一般的な価格相場は、1コマ25分のマンツーマンレッスンを毎日受講した場合、月額6,000円程度(※フィリピン人講師によるレッスンの場合)。1レッスンあたりの単価に換算すると200円程度となります。また、大手オンライン英会話の「ネイティブキャンプ」は、月額6,480円の定額で、回数無制限でレッスンを受講できます。

従来型の英会話スクールの価格相場は、マンツーマンレッスン・1コマ(40分〜50分)あたり4,000~8,000円程度。オンライン英会話なら、英会話スクールの1レッスン分の料金で、1ヶ月間毎日レッスンを受けられる計算になります。

マンツーマンレッスンなので、スピーキング量を確保できる

オンライン英会話レッスンは基本的にマンツーマンです(※マンツーマンレッスンに加えて、グループ形式のレッスンを提供しているオンライン英会話サービスもあります)。マンツーマンレッスンでは、自分の英語レベルや興味・関心に合わせた内容で学べる上、スピーキング量もしっかり確保できるのが魅力です。「他の受講生の前で英語を話すのは緊張する」「周囲に気を遣ってしまう」という方も、講師と1対1であれば、質問や相談を気兼ねなく行えます。

「英会話スクールのマンツーマンは、予算的に少し難しい」という場合も、手頃な料金設定のオンライン英会話ならトライしやすいでしょう。

通学時間が不要

オンライン英会話のレッスンは、PCやスマホ、タブレットなどを使って、自宅など好きな場所から受講できます。「校舎まで通学する時間がもったいない」「無駄なく、効率的に英語力を高めたい」という方にぴったりです。移動時間がないことで気力や体力も温存できるため、その分英語学習もはかどるでしょう。

早朝や深夜でも受講可能

早朝や深夜でもレッスンが受講できる点も、オンライン英会話の魅力です。レッスン可能時間はサービスによって異なりますが、朝は5時か6時から、夜は深夜1時までレッスンを受けられるのが一般的です。また、「DMM英会話」や「ネイティブキャンプ」のように、24時間レッスン可能というサービスも少なくありません。日中は忙しく時間がとれないという社会人の方でも、出勤前の時間帯や、帰宅後の時間帯にレッスンを組み込めます。

10分程度の短時間受講ができるサービスも

オンライン英会話の中には、5分や10分などの短時間受講ができるサービスもあります。たとえば「ネイティブキャンプ」では、レッスン時間を最短5分~設定可能。また、ポイント制を採用している「クラウティEnglish」では、2ポイントを使用して25分受講できるほか、1ポイント10分でも受講できます。

最近は、「レアジョブ英会話」や「ネイティブキャンプ」、「Cambly(キャンブリー)」をはじめ、独自のアプリを提供しているサービスも多くあります。レッスン予約から受講までがスマホ1つで完結するので、隙間時間にも気軽に英会話を練習できます。

直前予約可能なサービスが多い

オンライン英会話には、レッスン開始の5分~15分前など、直前予約が可能なサービスも多くあります。たとえば、「QQ English」や「産経オンライン英会話Plus 」、「Bizmates(ビズメイツ)」といったサービスでは、レッスン開始5分前まで予約可能です。

予約不要のサービスも

また、中には「ネイティブキャンプ」や「Cambly(キャンブリー)」のように、事前予約なしでレッスンを受けられるサービスもあります。自分の気分や都合に合わせて、思い立ったその瞬間に受講できるのは、オンライン英会話の大きな魅力と言えます。

講師を自分で選べる

講師を毎回自分で選んで受講できる点もオンライン英会話の魅力です。

英会話スクールの場合は、その校舎に在籍する講師の中から担当講師を割り当てられることが一般的です。また、講師を選べる場合でも選択肢は必然的に限られます。一方、オンライン英会話であれば、数千名以上の講師が登録しているサービスも少なくありません。講師の国籍や職歴、趣味、指導歴、取得資格などのプロフィール情報を参考に自分で講師を選択できるため、相性の良い講師を探せます。

色々な英語に触れられる

レッスンごとに講師を選べるため、様々な英語に触れられるのもオンライン英会話のメリットと言えます。たとえば、アメリカ英語とイギリス英語では、発音や語彙に違いがあります。また、同じ国籍の場合でも、よく使う表現や話し方の癖などは人によって異なります。異なる講師のレッスンを受けて、バラエティ豊かな英語に触れることで、実践的な英語力が養われるでしょう。

たとえば、「DMM英会話」や「ネイティブキャンプ」には100カ国以上の講師が在籍。また、「Cambly(キャンブリー)」では、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、様々な国籍のネイティブ講師によるレッスンを受けられます。

無料で教材を利用できる

オンライン英会話サービスの多くは、受講生向けに無料で教材やカリキュラムを提供しています。日常英会話やビジネス英会話、TOEIC・TOEFL対策、発音矯正など目的別に教材が分かれているのが一般的で、目的に応じて必要な英語を体系的に効率よく学べるように作りこまれています。ニュース素材や動画素材を使ったディスカッションのレッスンなど様々な形態のレッスンを受けられるので、飽きずにレッスンを続けられます。

オンライン英会話のデメリット

さて、次はオンライン英会話のデメリットについても見ていきましょう。オンライン英会話の代表的なデメリットとしては下記が挙げられます。

  1. 通信状況や機材によって生じるストレス
  2. 講師の質のばらつき
  3. 継続の難しさ
  4. 対面でのコミュニケーションとの違い

それぞれのポイントについて詳しくご説明します。

通信状況や機材によって生じるストレス

オンライン英会話では、インターネットの通信状況が悪いと音声や映像が途切れる場合があります。受講生自身のネット環境だけでなく、講師側の状況にも左右されるため、双方の努力が必要です。また、お互いのマイクの音量や音質に問題がある場合も考えられます。

通学不要で、どこからでもレッスンを受けられるのがオンライン英会話のメリットですが、このようなインターネット環境や機材によるトラブルも起こりやすいのが弱点です。

講師の質のばらつき

1社あたり、数千名以上の講師が在籍する場合もあるオンライン英会話。プロフェッショナルとしての自覚があり、責任感と情熱を持って指導にあたってくれる講師がいる一方で、残念ながら期待値には満たない講師にあたってしまうケースもあります。

オンライン英会話サービス各社では、レッスンのクオリティを担保するために、受講生の評価やコメントを講師のプロフィール欄で公開するなどの工夫を行っています。プロフィールには、講師の指導歴や取得している資格が掲載されている場合もあるので、レッスン予約の際にはそれらの情報も参考にしてみましょう。

継続の難しさ

オンライン英会話では、手頃な料金で、いつでもどこでもレッスンを受講できる反面、受講の強制力が働きづらい点には注意が必要です。

レッスン単価が安く、また、自分の都合に合わせて柔軟にスケジュールを組めるからこそ、「今日は受けなくてもいいかな・・・」といった甘えも生まれやすくなるもの。最初は毎日レッスンを予約していたとしても、忙しさを理由に、いつの間にか2日に1日のペースとなり、やがて週末だけになり、最終的には全くレッスンを受けなくなるというケースは珍しくありません。オンライン英会話で学習を継続するには、モチベーションの維持や自己管理能力が必要である点は意識しておきましょう。

対面でのコミュニケーションとの違い

オンライン英会話が決して越えられない壁が、直接面と向かって話すときの雰囲気とはどうしても異なるという点です。お互いの声はマイク越し、姿はカメラ越しなので、対面で会話をするシチュエーションとは、声の聞こえ方や感じ方も大きく異なります。

「英語でのオンライン会議が多い」といった場合には適していますが、もし、対面でのコミュニケーション力を鍛えたい場合には、オフラインでの英会話練習も取り入れるのが理想です。

まとめ

インターネット環境さえ確保できれば、いつでもどこでも英会話レッスンが受けられるオンライン英会話は、今や、英語を学ぶ手段の1つとして定着しています。オンライン英会話各社では多くの場合、無料体験レッスンも提供されているので、今回ご紹介したメリットとデメリットを踏まえた上で、気になるサービスをまずは試してみてはいかがでしょうか。

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