英語で歌ってみたいホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)おすすめ楽曲5選

生活の中に気軽に英語学習を取り入れたい方には、洋楽がおすすめ。音楽はいつでもどこでも聴けるため、仕事や学業で忙しい方でも無理なく楽しみながら英語に触れられます。また、歌詞の内容から英語圏の文化を知ることができ、外国人と話す際の共通の話題にもなるなど、まさに良いことづくしの学習法だといえます。

そこで今回は世界的シンガー、ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)をピックアップ。数ある楽曲の中から、英語学習者におすすめの5曲をご紹介します!

目次

ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)について

ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)は、1963年8月9日 、アメリカ・ニュージャージー州、ニューアーク生まれのシンガー/女優/モデル。母親のシシー・ヒューストン(Cissy Houston)はボーカリストとして活動しており、ボーカルグループ、スウィート・インスピレーションズ(The Sweet Inspirations)の一員として、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)やエルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)のバックシンガーを務めていました。また、従兄弟のディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)とディー・ディー・ワーウィック(Dee Dee Warwick)も共にシンガーという、音楽に囲まれた環境で育ちました。

幼い頃から教会で歌い始め、歌の才能を開花させます。高校生になると、チャカ・カーン(Chaka Khan)をはじめとする著名アーティストたちのバックボーカルを務める傍ら、モデルとしての活動も開始。そして19歳の時、ナイトクラブで歌っているところを実業家で音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィス(Clive Davis)に「発見」され、本格的にポップシンガーとしてのキャリアをスタートさせます。

1985年、2年の歳月をかけて制作されたデビューアルバム『Whitney Houston』をリリース。本作はアメリカだけで1,300万枚以上を売り上げる大ヒット作となり、収録曲『Greatest Love Of All』をはじめとする3曲がシングルチャート首位を獲得します。中でも楽曲『Saving All My Love For You』は、1986年に開催された第28回グラミー賞で「最優秀女性ポップボーカルパフォーマンス賞」を受賞。ホイットニーはデビュー早々にして、一気にスターダムを駆け上がります。

1987年には2ndアルバム『Whitney』をリリース。収録曲のうち4曲がチャート首位に輝き、アルバムも1,000万枚以上を売り上げます。1988年の第30回グラミー賞では、楽曲『I Wanna Dance With Somebody(Who Loves Me)』が再び「最優秀女性ポップボーカルパフォーマンス賞」を受賞。

1992年、映画『ボディーガード』で女優デビューを果たします。本作の主題歌として、ホイットニーはドリー・パートン(Dolly Parton)の楽曲『I Will Always Love You』をカバー。本楽曲が収録されたサントラ盤は全世界で累計4,500万枚のセールスを記録し、1994年の第36回グラミー賞では「最優秀レコード賞」を含む3部門での受賞を果たします。その後も90年代終盤まで数多くのヒット作を世に送り出し、名実ともに世界的ディーヴァとしての地位を確立します。

2012年2月11日、不慮の事故により死去。享年48歳でした。

ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)おすすめ楽曲5選

1. I Will Always Love You


ホイットニー自身が主演を務めた映画『ボディーガード』(1992年)の主題歌です。シンガーソングライター、ドリー・パートン(Dolly Parton)の楽曲『I Will Always Love You』のカバーで、全米シングルチャートで14週連続首位に輝く大ヒット曲となりました。サビのメロディーは特に有名なので、一度は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。テンポのゆったりとしたバラード曲で、早口のパートもないので、とても歌いやすく、英語学習初心者や洋楽を歌い慣れていない方にもおすすめです。

2. I Have Nothing


ホイットニーの大ヒット曲『I Will Always Love You』と共に、映画『ボディーガード』のサントラ盤に収録されている楽曲です。ゆったりとしたバラードで、歌詞も聞き取りやすいので、リスニング力の向上を目指している方にもおすすめです。アメリカの人気テレビドラマ『glee(グリー)』で、俳優のクリス・コルファー(Chris Colfer)が歌ったことでも話題になりました。こちらのカバーは、Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信プラットフォームで聴くことができるので、ぜひチェックしてみてください。

3. Saving All My Love For You


1985年リリースのデビューアルバム『Whitney Houston』に収録されている楽曲です。厳密にはカバー曲で、マリリン・マックー&ビリー・デイビス・ジュニア(Marilyn McCoo & Billy Davis Jr.)が1978年にリリースしたバージョンがオリジナル。既婚の男性に想いをよせる女性の気持ちを歌った切ない歌詞ですが、英語自体は聞き取りやすく、日常会話で頻出の単語やフレーズ、文法が使用されているので、英語学習には最適です。また、ゆったりとしたバラードなので、発音の練習にもぴったり。感情を込めてソウルフルに歌ってみてください。

4. When You Believe


マライア・キャリー(Mariah Carey)とのデュエット曲。ミュージカルアニメ映画『プリンス・オブ・エジプト』のテーマ曲で、第71回アカデミー賞で主題歌賞も受賞しています。歴史の重みを感じさせる神秘的な導入から、ホイットニーが歌い始め、最後は2人のソウルフルな歌声が重なり合う展開に、鳥肌が立ちます。とても聴きやすいバラード曲で、発音練習にもぴったり。丁寧に、気持ちを込めて歌うのが上達のコツです。

5. Greatest Love Of All


1985年リリースのデビューアルバム『Whitney Houston』収録曲。ジョージ・ベンソン(George Benson)が1977年にリリースしたバージョンがオリジナルで、本楽曲はカバーとなります。自分を愛することの大切さについて歌われており、勇気づけられる歌詞です。難しい単語も使用されていないので、理解しやすく、英語学習初心者におすすめ。ホイットニーがゴージャスな衣装を身にまとう、80sムード満載のMVも魅力的です。

まとめ

歌手としての輝かしい経歴はもちろん、ホイットニーはチャリティーにも積極的でした。1989年には、「ザ・ホイットニー・ヒューストン・ファウンデーション・フォー・チルドレン」を設立し、虐待や貧困など子供たちを取り巻く社会課題とも向き合いました。そして2022年12月23日、ホイットニーの半生を描いた映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』が公開されます。ホイットニーと名プロデューサーのクライヴ・デイヴィスが、数々の大ヒット曲を世に送り出し、世界を魅了する様が描かれています。ホイットニーを演じるのは、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にも出演しているナオミ・アッキー(Naomi Ackie)。珠玉の名曲たちがどのように生まれたのか、その舞台裏を描いた映画なので、音楽業界に興味がある方にもおすすめ。ぜひチェックしてみてください!

【参照サイト】Biography * Whitney Houston Official Site
【参照サイト】ホイットニー・ヒューストン | ソニーミュージックオフィシャルサイト
【参照サイト】Biography * Whitney Houston Official Site
【関連ページ】洋楽カラオケ

アーティスト別・おすすめ楽曲集

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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