英語で歌ってみたいスティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)おすすめ楽曲5選

生活の中に気軽に英語学習を取り入れたい方には、洋楽がおすすめ。音楽はいつでもどこでも聴けるため、仕事や学業で忙しい方でも無理なく楽しみながら英語に触れられます。また、歌詞の内容から英語圏の文化を知ることができ、外国人と話す際の共通の話題にもなるなど、まさに良いことづくしの学習法だといえます。

そこで今回は世界的シンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)をピックアップ。彼の数ある楽曲の中から、英語学習者におすすめの5曲をご紹介します!

目次

スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)について

12歳でレコードデビューを飾り、現在までにグラミー賞を25回受賞、日本での知名度も高い伝説のシンガーソングライター、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)。ピアノを弾きながら歌っている印象が強いですが、ハーモニカやオルガン、ドラムなどさまざまな楽器を弾きこなすマルチ・インストゥルメンタリストです。

スティーヴィー・ワンダーは1950年5月13日、ミシガン州サギノーで生まれました。しかし、生まれてすぐに保育器内の過量酸素が原因で、視力を失います。幼い頃から教会の合唱団で歌い始め、10歳までに独学でさまざまな楽器を演奏するようになります。そして11歳の時にレコードレーベル、モータウン所属のバンド、ザ・ミラクルズ(The Miracles)のメンバーであるロニー・ホワイト(Ronnie White)に見出されます。その後、モータウン設立者ベリー・ゴーディ(Berry Gordy)の前で歌と演奏を披露し、その場でレコード契約へと至ります。

1962年に、アルバム『The Jazz Soul of Little Stevie Wonder』でデビューを果たし、同年、レイ・チャールズ(Ray Charles)のカバーアルバム『Tribute to Uncle Ray』もリリースします。そして、翌年リリースされたシングル『Fingertips, Pt. 2』で初の全米制覇。以降、『I Was Made to Love Her』(1967)や『For Once in My Life』(1968)、『My Cherie Amour』(1969)など、数々のヒット曲を世に送り出します。そして1973年にリリースされた16thアルバム『Innervisions』が、第16回グラミー賞で最優秀アルバム賞を受賞。その他にも4部門を受賞し、スティーヴィーにとっては初のグラミー受賞となりました。その後も『Fulfillingness First Finale』(1974)や『Songs in the Key of Life』(1976)といった名盤を生み出し、1996年にグラミー賞で特別功労賞生涯業績賞を受賞しました。

スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)おすすめ楽曲5選

1. A Place in The Sun


1966年発表の7thアルバム『Down to Earth』収録曲。木村拓哉とビートたけしが出演したTOYOTA「Re BORN」のテレビCM「DRIVE FOR TOHOKU」(2014)で使用されていたので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?楽曲時間は2分52秒と短いので、洋楽が苦手な方でも無理なく歌唱に挑戦できます。また、メロディーがゆったりしているので、発音練習にもぴったりです。

2. Sir Duke


ジャズ界のレジェンド、デューク・エリントン(Duke Ellington)に捧げられた楽曲です。1976年にリリースされ、グラミー賞で最優秀アルバム賞も受賞した18thアルバム『Songs in the Key of Life』収録曲。切れ味のいいホーンによるイントロが印象的で、思わず体が動き出してしまうダンサブルな楽曲です。少し早口のパートもあるので、一つ一つの単語をはっきりと発音しようとするのではなく、単語同士をつなげて発音すると歌いやすいです。また、スティーヴィーが「がなり」を入れながら歌っている箇所は、強めに歌うとかっこいいです。

3. Have a Talk with God


グラミー賞を受賞した18thアルバム『Songs in the Key of Life』収録曲です。楽曲時間は2分42秒と短く、テンポも比較的ゆったりとしているので、発音練習に最適。アクセントをつけてはっきりと発音するとより効果的です。歌のメロディーがとてもブルージーで、あえて音程を外している箇所などもあるため、スティーヴィーの歌を100%完全に再現しようとすると難しいかもしれません。まずは覚えやすいパートから歌ってみてください。

4. Gotta Have You


スパイク・リー(Spike Lee)監督の映画『Jungle Fever』(1991)のサントラに収録されている楽曲です。アップテンポでファンキーな楽曲となっており、リズムを取るのが難しいため、歌の難易度は比較的高め。まずは繰り返し聴くのが上達への近道です。また、洋楽の歌詞で頻出のgotta(got toの省略形)が何度も使用されているので、この曲を機会にgottaの使い方に慣れてみてください。

5. You Are the Sunshine of My Life


1972年にリリースされたアルバム『Talking Book』のオープニング・トラックです。シングルとしてもリリースされており、Billboard Hot 100で首位に輝きました。テンポが比較的ゆったりとしており、歌も伸びやかでトリッキーなフレーズがないので、リスニングの勉強にもなります。また、使用されている英語は基礎的なもので、繰り返されるパートも多いため、英語学習初心者の方におすすめです。

まとめ

スティーヴィー・ワンダーの楽曲の多くはグルーヴ感があって、メロディーも特徴的で覚えやすく、歌いやすいです。筆者も『You Are the Sunshine of My Life』でリスニングの勉強をしていました。スティーヴィーを聴くおすすめのタイミングは就寝前。特にバラード曲はリラックスできます。スティーヴィーに限らず、好きなアーティストの曲を聴くタイミングを決めておくと、聴く量が必然的に増え、リスニング力の向上を目指せます。ぜひ、洋楽を生活の中に取り入れてみてください!

【参照サイト】BIOGRAPHY – STEVIE WONDER | スティーヴィー・ワンダー – UNIVERSAL MUSIC JAPAN
【参照サイト】Stevie Wonder | Biography, Albums, Songs, & Facts | Britannica
【参照サイト】Stevie Wonder – Songs, Family & Facts – Biography
【関連ページ】洋楽カラオケ

アーティスト別・おすすめ楽曲集

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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