生活の中に気軽に英語学習を取り入れたい方には、洋楽がおすすめ。音楽はいつでもどこでも聴けるため、仕事や学業で忙しい方でも無理なく楽しみながら英語に触れられます。また、歌詞の内容から英語圏の文化を知ることができ、外国人と話す際の共通の話題にもなるなど、まさに良いことづくしの学習法だといえます。
そこで今回は世界的シンガーソングライター、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)をピックアップ。彼の数ある楽曲の中から、英語学習者におすすめの5曲をご紹介します!
目次
ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)について
ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)は1981年1月31日、テネシー州・メンフィス生まれのシンガーソングライター/俳優です。父親はブルーグラス(※1)のシンガー、祖父はギタリスト、母親も複数の楽器を嗜むなど、音楽に溢れた家庭に育ちます。幼い頃から楽器を演奏するのが好きで、聖歌隊で歌を歌いながら育ちました。
1980年後半からパフォーマーとしてのキャリアを開始させ、ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)やクリスティーナ・アギレラ(Christina Aguilera)らと共に、ディズニーチャンネルの『The New Mickey Mouse Club』に出演。そして、1995年に男性アイドルグループ、イン・シンク(NSYNC)を結成します。グループは1997年に、『I Want You Back』や『Tearin’ Up My Heart』といったヒット曲が収録されたセルフタイトル作でデビュー。2000年にリリースしたアルバム『No Strings Attached』は、1日で100万枚以上、1週間で242万枚を売り上げ、以降15年以上破られることのない記録を打ち立てました。
2001年にイン・シンク最後のアルバム『Celebrity』をリリースした後、ジャスティンはソロアーティストとしてのレコーディングを開始させます。2002年にアルバム『Justified』でデビューし、『Cry Me a River』や『Rock Your Body』といったヒット曲を世に送り出します。同アルバムは全世界で700万枚以上売り上げ、2004年の第46回グラミー賞では「最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞」と「最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞」をW受賞。同年、ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)と共にスーパーボウルのハーフタイムショーにも出演し、大きな話題を呼びます。2006年には、2ndアルバム『FutureSex/LoveSounds』をリリース。ティンバランド(Timbaland)やリック・ルービン(Rick Rubin)といった大物プロデューサーたちも参加した本作は、2007年のグラミー賞で「最優秀ダンス・レコーディング賞」を含む2部門での受賞を果たします。
その後は俳優業に専念し、デヴィッド・フィンチャー監督のヒット作『ソーシャル・ネットワーク』(2010)や『ステイ・フレンズ』(2011)など、ハリウッド作に数多く出演します。2013年に3rdアルバム『The 20/20 Experience』をリリースし、全米1位を獲得。2018年には4thアルバム『Man of the Woods』をリリースし再び全米首位に輝くなど、現在まで衰えを見せない、精力的な活動を展開しています。
※1 アメリカのアパラチア地域で発展した、アコースティック音楽のジャンルの1つ。
ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)おすすめ楽曲5選
1. Can’t Stop the Feeling!
ジャスティンが声優を務めたアニメ映画『トロールズ』のテーマソングで、YouTubeでMVが15億回以上再生されている(2022年10月時点)人気曲。ジャスティンは同映画のサウンドトラックで、エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。歌が早口の部分もあるので、難易度は少し高めですが、皆で歌えば盛り上がること間違いなし!歌う時はリズムに乗り、単語1つ1つにアクセントを付けるのがコツです。
2. Better Days
カニエ・ウェスト(Kanye West)の楽曲での歌唱で知られる歌手、アント・クレモンズ(Ant Clemons)とのデュエット曲です。2020年にリリースされ、翌年1月、ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領の就任を祝う特別番組で披露されました。「未来は明るい、前向きに進んでいこう」という応援ソングで、聴くと元気が出ます。歌いやすいバラード曲なので、洋楽初心者の方にもおすすめです。難点は、日本人学習者が苦手とする「R」の発音が多い点ですが、逆に「R」の発音練習曲として捉えてもいいでしょう。上手く歌うコツは感情を込めることです。
3. Mirrors
2013年にリリースされた、3rdアルバム『The 20/20 Experience』の収録曲。力強いビートと高揚感のあるメロディーとアレンジがとても気持ちのいい楽曲です。自身の結婚、そして祖父が死去するまで添い遂げた母方の祖母にインスパイアされています。妻を「自分を映し出す鏡」に例えたロマンチックな歌詞なので、結婚式で歌うのにもおすすめです。歌詞で使用されている英語は基礎的なもので、繰り返しの部分も多いので、英語学習初心者にもおすすめです!
4. SexyBack
2006年にリリースされた2ndアルバム『FutureSex/LoveSounds』収録曲。シングルとしてもリリースされ、7週連続で「Billboard Hot 100」首位に輝いた、ジャスティンの代表曲の1つです。使用されている英語の難易度はそれほど高くないのですが、早口の箇所が多いのに加えて、メロディーが独特なので、何度も繰り返し聴くのをおすすめします。歌詞の意味を全て理解し、単語1つ1つを正しく発音しようとせず、まずは聞こえたままを口で真似てみてください。
5. Like I Love You
2002年にリリースされたデビューアルバム『Justified』収録曲。早口の部分が多く、唐突に裏声を使うなど、メロディーの高低差も激しく、今回ご紹介する楽曲の中では難易度が高め。随所に話し言葉が入ってくるのですが、最初はそこを飛ばして練習するのがおすすめです。多くの日本人にとってはハードルの高い楽曲かと思いますが、これを歌いこなせば誰もが驚くので、チャレンジする価値は十分あります!
まとめ
ジャスティンは2022年9月にリリースされた楽曲『Sin Fin』で、スペイン語と英語によるバイリンガル歌唱を披露。初めてビルボードのラテンチャートで首位を飾るなど、アーティストとしてチャレンジ精神を持ち続けているのも大きな魅力。また、バンドR.E.M.のボーカリスト、マイケル・スタイプ(Michael Stipe)と組んで、ハリケーン・カトリーナによって被害を受けた人々へのチャリティーを行うなど、ソーシャル・グッドな活動にも積極的です。音楽業界の人々の心身の健康をサポートする組織「MUSICARES」や、子供のウェルビーイングを支援するリサーチ・ネットワーク「Childwatch」といった、さまざまな組織をサポートしてきました。全方位型エンターテイナーであるジャスティンから今後も目が離せません!
【参照サイト】プロフィール | ジャスティン・ティンバーレイク | ソニーミュージックオフィシャルサイト
【参照サイト】Justin Timberlake | Biography, Songs, Movies, & Facts | Britannica
【関連ページ】洋楽カラオケ
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りみ
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