世界主要都市の1つで、アメリカの経済・文化を牽引するニューヨーク。同国最大の人口規模を誇り、タイムズスクエアやメトロポリタン美術館、セントラルパークなどアイコニックな名所が盛りだくさんです。そんなニューヨークへの旅行や留学を検討されている方におすすめしたいのが、映画・ドラマ鑑賞です。ニューヨークを舞台とする作品は数多くあるので、街の雰囲気を存分に味わえます。こういった「予習」を通して、行きたい場所、したいことをリストアップしていくと、渡航への期待値が高まり、英語学習も捗るはず。
そこで、今回は、ニューヨークが舞台のおすすめ映画・ドラマを5つご紹介します。ニューヨークへの渡航を予定されている方はもちろん、まずはその雰囲気を知りたいという方にもおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
目次
ニューヨークってどんな街?
コロンビア大学やニューヨーク大学、コーネル大学など「世界大学ランキング」の上位校を擁するニューヨーク。2019年には、アメリカで2番目に留学生が多い都市という調査報告もありました(※1)。また、メトロポリタン美術館やホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など有名な美術館がいくつもあり、ブロードウェイでは本場のミュージカルも楽しめるなど、アートやエンタメの発信地としての存在感も大きい街です。坂本龍一をはじめ、ニューヨークを拠点に活動する日本人アーティストも多く、インスピレーションに満ちた自由な雰囲気が魅力。スクール・オブ・ビジュアル・アーツやパーソンズ・スクール・オブ・デザインなど、アート留学が可能な学校も複数あります。
そんな文化的な土壌に加え、ファッションの発信地としても名高く、街はお洒落な装いのニューヨーカーたちで溢れています。ファッション及びラグジュアリーの市場規模としては世界最大で(※2)、ラルフローレン(Ralph Lauren)やトミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)、マークジェイコブス(MARC JACOBS)など、ニューヨークを発祥とする有名ブランドがいくつもあります。マンハッタンの5番街とソーホーは有名なファッションエリアで、プラダ(PRADA)やサンローラン(Saint Laurent)といったハイブランドから、H&MやZARAのような手頃な価格帯のブランドまで、さまざまなショップが立ち並んでいます。
気候は四季があるという点では日本と同じですが、冬場は最低気温が氷点下になるので、厚手のジャケットやマフラー、手袋など、防寒具が必須。季節ごとに異なる表情を見せてくれるのもニューヨークの魅力で、コンサートやマラソン大会、フードフェスティバルなど、一年を通してイベントが開催されています。
※1 参照:Times Union「N.Y. ranks 2nd in U.S. for international student population」
※2 参照:statista「Global Fashion & Luxury Industry Cities Index (IPX): ranking of the leading cities for fashion industry worldwide as of 1st quarter 2021」
ニューヨークが舞台のおすすめ映画・海外ドラマ5選
1. Breakfast at Tiffany’s(ティファニーで朝食を)/1961年【映画】
オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が主演を務め、トルーマン・カポーティ(Truman Capote)原作の小説を映画化した作品です。
お金持ちとの結婚を夢見る自由な女性、ホリー・ゴライトリー(Holly Golightly)をオードリー・ヘプバーンが演じ、彼女が歌った劇中歌『Moon River』は大ヒットを記録。第34回アカデミー賞で「歌曲賞」と「ドラマ・コメディ映画音楽賞」を受賞しました。ニューヨークを代表するファッションエリア、5番街にあるティファニー(Tiffany & Co)の本店が登場するなど、現在もそのロケ地を見ることができます。ホリーがコーヒーを片手に、ティファニーのショーウィンドーを眺めながら、朝食のクロワッサンを食べるシーンは特に象徴的。2017年11月、ティファニー本店4階にカフェ「The Blue Box Cafe」がオープンし、ニューヨークの新たな観光地として注目を集めています。
2. The Devil Wears Prada(プラダを着た悪魔)/2006年【映画】
ニューヨークのファッション業界を舞台とした作品。アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)演じる、ジャーナリスト志望のアンドレア・サックス(Andrea Sachs)が、有名ファッション雑誌の編集部でアシスタントとして奮闘する様が描かれています。
「悪魔」のような上司、ミランダ・プリーストリー(Miranda Priestly)を演じるのは、アカデミー賞を3度受賞している名女優、メリル・ストリープ(Meryl Streep)。アンドレアは当初、ミランダからの意地悪な扱いに耐えながら、他の職場でジャーナリストになる機会をうかがいますが、やがてファッションに興味を持つようになり、考えが変化していきます。ファッション業界の舞台裏を知ることができるので、本業界を志望している方におすすめなのはもちろん、そうでない方も楽しめます。
3. Home Alone 2: Lost in New York(ホーム・アローン2)/1992年【映画】
少年と泥棒の攻防を描くコメディ映画のシリーズ2作目。マコーレー・カルキン(Macaulay Culkin)演じるケビン・マカリスター(Kevin McCallister)は、クリスマス休暇を家族とフロリダ州・マイアミで過ごすはずだったのが、飛行機を乗り間違え、1人だけニューヨークにたどり着きます。家族を煩わしく感じていたケビンは、しばらくニューヨーク観光を満喫。そこで不運にも、泥棒のハリーとマーヴに遭遇してしまいます。1年前、シカゴのケビン宅に押し入ろうとしたものの、ケビンが仕掛けた罠によって撃退されていた2人。復讐心からケビンを追いかけ、ニューヨークを舞台とする逃亡劇へと発展していきます。泥棒を演じるジョー・ペシ(Joe Pesci)とダニエル・スターン(Daniel Stern)のコミカルなリアクションも見どころです。
4. Gossip Girl(ゴシップガール)/2007年〜2012年【ドラマ】
マンハッタンのアッパー・イースト・サイドに住む裕福な高校生たちの、華やかかつスキャンダラスな日常を描いたドラマです。セシリー・フォン・ジーゲザー(Cecily von Ziegesar)が2002年に発表した、同名のティーン向け小説シリーズをベースとしており、ブレイク・ライヴリー(Blake Lively)が主人公のセリーナを演じています。グランド・セントラル駅やメトロポリタン美術館、リンカーンセンターなど、ニューヨークの名所がたくさん登場するのも魅力。観ているだけで同地を訪れたくなります。シーズン6まで続く長編ドラマなので、継続的に観ることが可能です。
5. Friends(フレンズ)/1994年〜2004年【ドラマ】
1994年から2004年にかけて、NBC(ナショナル・ブロードキャスティング・カンパニー)にて10シーズン放送された大ヒットドラマ。アメリカで放送される優れたテレビドラマや番組に与えられる「エミー賞」で、6つの賞に輝くなど業界内での評価も高い作品です。マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジに住む6人の若者たちが、協力し合いながら人間として成長していく様が描かれています。ちなみにアメリカは家賃が高く、シェアハウスは一般的。本ドラマではその様子も掴むことができます。また、日常的に使える口語表現が多いのも特徴。ザ・レンブランツ(The Rembrandts)による主題歌『I’ll Be There For You』もキャッチーで聴きやすいので、一緒に歌ってみてください!
まとめ
ニューヨークが舞台の映画・ドラマは今回ご紹介したもの以外にもたくさんあります。お気に入りの作品を見つけて、英語学習のモチベーションを高めてみましょう。また、音楽や小説など、さまざまな表現形態を探るのも効果的。ニューヨークへの渡航の予定がない方であっても、アメリカの都市部の雰囲気を把握できるので、ぜひチェックしてみてください。
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りみ
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