生活の中に気軽に英語学習を取り入れたい方には、洋楽がおすすめ。音楽はいつでもどこでも聴けるため、仕事や学業で忙しい方でも無理なく楽しみながら英語に触れられます。また、歌詞の内容から英語圏の文化を知ることができ、外国人と話す際の共通の話題にもなるなど、まさに良いことづくしの学習法だといえます。
そこで今回は世界的人気ラッパー、ポスト・マローン(Post Malone)をピックアップ。彼の数ある楽曲の中から、英語学習者におすすめの5曲をご紹介します!
目次
Post Malone(ポスト・マローン)について
Post Malone(ポスト・マローン)は、1995年7月4日、ニューヨーク生まれのラッパー/シンガーソングライターです。ヒップホップやポップ、R&B、ロックなどさまざまなジャンルを掛け合わせた音楽スタイルが特徴。DJをしていた父親の影響で、幼い頃から音楽を聴き、人気ビデオゲーム「Guitar Hero」をきっかけにギターを弾き始めます。本格的に音楽活動を開始した当初は、ヘビーメタルバンドを組んでいましたが、その後、ヒップホップやよりソフトなロックへと音楽性を変化させていきます。
大学を退学後、ロサンゼルスへと移住。その他のアーティストやプロデューサーたちと音楽グループ「BLCKVRD」を結成し、音楽制作を行います。サンフェルナンド・バレーに引っ越した後、ラッパー/プロデューサーのFKi 1stと出会い、プロデューサーのRex Kudoらとともに楽曲『White Iverson』を制作。書いて2日後にレコーディングされたという本楽曲はリリース後、瞬く間にバイラル(口コミでの拡散)となり、マック・ミラーやウィズ・カリファといった著名ラッパーたちからも称賛されます。これをきっかけに2015年、リパブリック・レコード(ユニバーサル)と契約。
2016年にリリースされたデビューアルバム『Stoney』はビルボードで最高4位を獲得、収録曲の内4曲が全米シングルチャートでトップ10入り、という大きな成功を収めます。ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やケラーニ(Kehlani)といった著名アーティストたちも参加した本作は、プラチナムディスク認定も受けています。
2017年にリリースしたシングル『Rockstar』はビルボードで8週連続1位、続けてリリースされたシングル『Psycho』は最高1位をそれぞれ記録。2018年にリリースされた2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』は、全米アルバムチャートにて1位を獲得します。先述2曲を収録した同アルバムは、第61回グラミー賞で「最優秀アルバム賞」と「最優秀レコード賞」を含む4部門にノミネートされました。
その後も、映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に主題歌『Sunflower』を提供し、2019年にリリースされた3rdアルバム『Hollywood’s Bleeding』が再び全米1位に輝くなど、ヒット作を連発。現在まで世界のトップアーティストとして大きな存在感を放っています。
ポスト・マローン(Post Malone)おすすめ楽曲5選
1. Circles
2019年にリリースされた3rdアルバム『Hollywood’s Bleeding』収録曲で、今回ご紹介する楽曲の中で最も歌いやすいです。34週間チャートトップ10入りを果たすロングヒットとなり、第63回グラミー賞では2部門にノミネートされました。歌詞の内容は切なく、失恋について歌っています。使用されている英語は初歩的なもので、英語学習初心者の方におすすめ。ビートに乗ると歌いやすいです。鎧をまとい、騎士に扮するポスト・マローンが戦場をさまようMVも見応え抜群。
2. Hollywood’s Bleeding
3rdアルバム『Hollywood’s Bleeding』の表題曲。アレンジがシンプルで、テンポもゆったりとしているので、歌がとても聴き取りやすく、リスニングが苦手な方にとてもおすすめです。曲の時間も2分36秒と短く、とてもメロディアスなので、ラップに苦手意識を持っている方もぜひ挑戦してみてください。
3. Sunflower
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の主題歌として、大きな注目を集めた楽曲です。ラッパーのスウェイ・リー(Swae Lee)がフィーチャリングされており、ビルボードでチャート1位を記録しました。テンポがゆったりとしたメロディアスな楽曲なので、英語学習初心者向けではありますが、課題はリスニングの難しさ。youを意味するyaや、「疲れ果てた人」を意味するwreckといったスラングに加えて、losin’(losing)やleavin’(leaving)といった省略形も多く、最初は歌詞を見ながら歌うのがおすすめです。
4. Psycho
2018年にリリースされた2ndアルバム『Beerbongs & Bentleys』の収録曲。ラッパーのタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla Sign)がフィーチャリングされており、ビルボードチャートで初登場2位を飾りました。歌詞はlil’(little)やgoin’(going)等の省略形や、スラングが多く、最初からリスニングで理解するのはとても難しいと思います。まずは歌詞を見ながら何度も楽曲を聴き、一緒に口ずさんでみてください。歌う時は歌詞を全てはっきりと発音しようとせずに、ポスト・マローンの歌を聞こえたまま再現してみてください。歌自体にグルーヴがあるので、ビートに乗って歌うのもコツです。
5. Wasting Angels
2022年にリリースされた4thアルバム『Twelve Carat Toothache』の収録曲で、ラッパーのザ・キッド・ラロイ(The Kid LAROI)がフィーチャリングされています。The Kid LAROIは『STAY』という楽曲で、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)ともコラボレーションしている気鋭のラッパー。早口の箇所が多く、キーも少し高めなので、歌いにくさを感じる方もいるかもしれません。それでも、歌詞は同じ単語・文法が繰り返し使われているので、覚えやすいです。
まとめ
ポスト・マローンは2019年にお忍びで北海道・函館を訪れ、日本でも話題になりました。また、レストランで誕生日を祝っていたファンにお祝いの言葉をかけるなど、ファン対応の良さでも知られています。ラッパーなので、歌のレベルは全体的に高め。今回ご紹介した楽曲も中・上級者向けのものが多くなりました。それでも、繰り返し聴き、耳を慣らし、ビートへの乗り方を掴めば、歌えるようになるので、ぜひ挑戦してみてください。
【参照サイト】BIOGRAPHY – ポスト・マローン | Post Malone
【参照サイト】Post Malone – Biography – IMDb
【参照サイト】Post Malone Biography, Songs, & Albums | AllMusic
【関連ページ】洋楽カラオケ
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/サム・スミス(Sam Smith)/テイラー・スウィフト(Taylor Swift)/ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)
りみ
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