生活の中に気軽に英語学習を取り入れたい方には、洋楽がおすすめ。音楽はいつでもどこでも聴けるため、仕事や学業で忙しい方でも無理なく楽しみながら英語に触れられます。また、歌詞の内容から英語圏の文化を知ることができ、外国人と話す際の共通の話題にもなるなど、まさに良いことづくしの学習法だといえます。
そこで今回は世界的シンガーソングライター、Ne-Yo(ニーヨ)をピックアップ。数ある楽曲の中から、英語学習者におすすめの5曲をご紹介します!
目次
Ne-Yo(ニーヨ)について
Ne-Yo(ニーヨ)は1979年10月18日生まれ、アーカンソー州カムデン出身のシンガーソングライター/プロデューサー。父親はベーシスト、母親はピアニストという音楽一家に育ちました。90年代後半にR&Bグループ、ENVYのメンバーとして活動し、その後ソングライターとしてさまざまなアーティストへ楽曲提供を行うようになります。2004年に、R&Bシンガーのマリオ(Mario)に提供した楽曲『Let Me Love You』がBillboard Hot 100で9週連続首位を獲得し、ニーヨへの注目も高まります。2005年に、ヒップホップ/R&Bを専門とするレコードレーベル、Def Jamと契約し、翌年、デビューアルバム『In My Own Words』をリリース。Billboard 200で初登場1位を記録し、2007年の第49回グラミー賞では「最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム」を含む2部門にノミネートされるなど、たちまち大成功を収めます。
また、デビューアルバムがリリースされた2006年、ニーヨが共同制作者として名を連ねる、ビヨンセ(Beyoncé)の楽曲『Irreplaceable』と、リアーナ(Rihanna)の楽曲『Unfaithful』がリリース。以降、著名アーティストたちとのコラボレーションが増えます。2007年にリリースした2ndアルバム『Because of You』が再びチャート首位を獲得し、翌年の第50回グラミー賞で「最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞」を受賞。2008年には、3rdアルバム『Year of the Gentleman』をリリースし、収録曲『Miss Independent』が第51回グラミー賞で「最優秀男性R&Bボーカルパフォーマンス賞」と「ベストR&Bソング賞」を受賞します。その後も、2010年に4thアルバム『Libra Scale』、2012年に5thアルバム『R.E.D.』、2015年に6thアルバム『Non-Fiction』と、継続的にアルバムリリースを重ね、その全てがトップ10入りを果たします。
2012年、モータウン・レコーズへと移籍し、A&R(※1)部門のシニア・バイス・プレジデントに就任。新人育成にも携わるようになります。俳優としても活動しており、ジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めた映画『レッド・テイルズ』(2012年)や、『世界侵略: ロサンゼルス決戦』(2011年)といった作品に出演。また、2007年、児童福祉制度を必要とする若者への認知促進を目的とする非営利組織「Compound Foundation」を設立するなど、慈善家としても知られています。
※1 Artists and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)の略称。アーティストの育成や楽曲提供、プロモーションなどを行う。
Ne-Yo(ニーヨ)おすすめ楽曲5選
1. So Sick
2006年リリースのデビューアルバム『In My Own Words』収録曲。ニーヨの代表作の1つで、アメリカとイギリスのシングルチャートで1位を獲得しました。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)やブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)といった、著名アーティストたちの楽曲を手がけたことで知られるノルウェーのデュオ、スターゲート(Stargate)との共同制作。ビートがはっきりしているので、リズムさえ掴めれば、歌いやすいです。また、切ない失恋ソングなので、気持ちを込めるとより上手に歌えます。
2. Because of You
チャート首位に輝き、2008年の第50回グラミー賞で「最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞」を受賞した2ndアルバム『Because of You』の表題曲です。2020年にTikTokでダンスチャレンジ「#BecauseOfYouチャレンジ」として再ブレイク。本楽曲に合わせて、喧嘩から仲直りまでを演じるダンス動画が大流行し、ケビン・ハート(Kevin Hart)などの著名人も参加したことで大きな話題を呼びました。早口のパートもあるので、まずは楽曲に合わせて歌い、リズム感を掴みましょう。
3. Sexy Love
2006年にリリースされ、チャート首位に輝いたデビューアルバム『In My Own Words』収録曲。離れられないほど愛している女性について歌ったセクシーな楽曲で、ニーヨの甘い歌声が堪能できます。歌詞は一見長めですが、繰り返しのパートが多く、難しい単語やフレーズも出てきません。メロディーがキャッチーで早口のパートも少ないので、すぐに覚えられるはずです。
4. Closer
2008年リリースの3rdアルバム『Year of the Gentleman』収録曲。思わず体が動き出してしまうほどの、アップテンポなダンスチューンとなっており、ニーヨがスーツ姿で踊るMVもかっこいいです。歌詞で使用されている英語はとてもシンプルで、繰り返しのパートも多いので、英語学習初心者にもおすすめ。また、単語を一つ一つはっきりと発音できるので、発音やスピーキングの練習にも向いています。
5. Let Me Love You (Until You Learn to Love Yourself)
2012年リリースの5thアルバム『R.E.D.』収録曲。Billboard Hot 100で最高6位を獲得し、アメリカで大ヒットしました。きらびやかなシンセサイザーと、ニーヨのソウルフルな歌声が印象的なパーティーチューン。テンポが少し速めなので、歌うには練習が必要ですが、カラオケで盛り上がるはずなのでぜひ挑戦してみてください。また、女性シンガーのBENIをフィーチャリングしたバージョンもあるので、女性の方はBENIの歌を参考にするのもおすすめです。
まとめ
ニーヨは自身がシンガーソングライターとしてスポットライトを浴びるのはもちろん、ビヨンセ(Beyoncé)やリアーナ(Rihanna)など、他のアーティストへの楽曲提供者としても大きな成功を収めています。彼の楽曲は、ゆったりとしたバラードや、リズミカルでキャッチーなチューンが多いので、英語学習初心者の方でも歌いやすいのがポイント。また、甘くシルキーな歌声が魅力なので、寝る前や半身浴中などリラックスタイムのBGMにもおすすめ。ぜひニーヨの楽曲で日常に英語を取り入れてみてください!
【参照サイト】Ne-Yo Interview: Talks 15th Anniversary of ‘In My Own Words’ – Billboard
【参照サイト】BIOGRAPHY – NE-YO | ニーヨ – UNIVERSAL MUSIC JAPAN
【関連ページ】洋楽カラオケ
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/サム・スミス(Sam Smith)/テイラー・スウィフト(Taylor Swift)/ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)
りみ
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