英語コーチングのプロに聞く!英語学習の悩みタイプ別・処方箋【リスニング編】

※ この記事には広告・PRが含まれています

英語を上達させるためには、日々の継続が何よりも大切です。しかし、目標とする英語力を身につけるまでの過程には、様々な壁がつきもの。壁にぶつかり、思うような成長を実感できないと、「このまま学習を続けていって、本当に効果があるのだろうか?」といった焦りや不安が生まれ、ついくじけそうになってしまうこともあるでしょう。

そこで今回English Hub編集部は、英語のパーソナルジム・ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)を運営する株式会社スタディーハッカー取締役・田畑翔子さんに、英語学習者が抱える様々な悩みと、その効果的な対処法についてお話を伺いました。

ビジネスパーソンを中心とした英語学習者から支持を集めているENGLISH COMPANY。人気を支えるのは、言語習得の科学とも言われる「第二言語習得研究」の知見をベースとしたトレーニングです。

ENGLISH COMPANYでは、1回90分・週2回のトレーニングを通して、パーソナルトレーナーが受講生の課題を発見。課題解決のために最適なアプローチをとることにより、無駄なく効率的に英語力を伸ばすことができます。実際にENGLISH COMPANYでは、3ヶ月でTOEICのスコアが400点アップするなど、短期間で飛躍的に英語力がアップした事例が多数報告されています。田畑さんは、そのENGLISH COMPANYのプログラムをゼロから創り上げています。

田畑さんがEnglish Hub読者に向けて答えてくださった貴重な内容を、「英語学習の悩みタイプ別・処方箋」シリーズとして、全4回にわたりお届けしたいと思います。

第1回目となる今回のテーマは、「リスニング」。

今、英語のリスニングに関して悩みを抱えているという人は、これまで多くの受講生の課題と向き合い、解決へ導いてきた田畑さんのアドバイスをぜひチェックしてみてください!

※「リーディング」「スピーキング」「モチベーション&学習時間」についてもそれぞれお話を伺ったので、そちらも併せてどうぞ!

話し手:田畑 翔子氏(株式会社スタディーハッカー 取締役)

京都府出身。米国留学を経て、立命館大学言語教育情報研究科にて英語教育を専門に研究。TESOL(英語教育の国際資格)を保持。株式会社スタディーハッカーの取締役でENGLISH COMPANYと予備校部門を担当。

英語学習の悩みタイプ別・処方箋【リスニング編】

Q:英語が全然聞き取れない

「文字で読めば簡単に理解できる内容でも、リスニングになると途端に分からなくなる」という悩みは、多くの学習者が抱えるもの。リスニング力を伸ばすには、どのような勉強を行えばよいのでしょうか。

田畑氏:「英文を読めば大体理解できるのに、同じ英文をリスニングすると全然聞き取れない」ということであれば、音声のインプットが足りていません。 

英語を聞き取れないのには、大きく分けて2つのパターンが考えられます。

「そもそも個々の単語の正しい発音を知らない」のであれば、まずは単語学習の際に英語の発音を聞き、それをリピートして、正しい発音を覚えていくことが大切です。単語学習アプリなどを使うと便利ですね。

「個々の単語の発音はおおむね知っているが、ナチュラルに続けて発音されると聞き取れなくなる」のであれば、ネイティブが自然に話すときに起こる「音声変化(※)」を知らないことが原因です。この場合には、音声変化のルールを学習したうえで、手本となる英語音声と同時に発音をするオーバーラッピング」などのトレーニングを行うことが効果的です。

※音声変化:「連結」や「脱落」など、英語を話す際に起こる音の変化。
(例:put it on⇒「プリロン」、let it go⇒「レリゴー」など)

ディクテーションによる課題発見×発音トレーニング

田畑氏:ENGLISH COMPANYでは、聞き取った英語の音声を文字に起こす「ディクテーション」というタスクを受講生に行なってもらいます。

ディクテーションのトレーニングでは、受講生が聞き取れない箇所をあぶり出し、その箇所が聞き取れない原因をトレーナーが解説します。受講生は音声変化のルールを覚え、さらにネイティブと同じように発音できるようになるまで、繰り返しトレーニングを行います。

独学されたい方や、トレーニング時間以外で自習されたい受講生の方には、弊社が出している「Listening Hacker」というアプリがおすすめです。

※「Listening Hacker」の詳細については、【英語学習アプリレビュー】6つのルールを知ればリスニング力は飛躍する!?「Listening Hacker」をご確認ください。

Q:リスニングした内容をすぐに忘れてしまう


「リスニング中には、なんとなく聞き取れた気がするものの、聞き終えた後に内容を思い出せない」「曜日や数字など、細かな情報を忘れてしまう」といった声は、学習者からしばしば聞かれます。このような現象は、なぜ起こるのでしょうか。

田畑氏:聞いているその場では、意味まで理解できたような気がするのであれば、リスニングの処理でワーキングメモリに負荷がかかりすぎて、覚えておくためのリソースがなくなってしまっていることが原因として考えられます。

人がリスニングを行う際には、「音声知覚(耳から入った音声を単語として認識するプロセス)」→「理解(文法知識や背景知識などをもとに内容を理解するプロセス)」という段階を踏みます。英語の場合には、母語である日本語の場合と比べて、音声知覚と理解の処理に負荷がかかります。処理の「自動化」が進んでいない場合、途中で理解が追いつかなくなったり、その場では理解できたと思っても、後から振り返ると内容を覚えていなかったりということが起こります。

シャドーイングで音声知覚を自動化

田畑氏:音声知覚をより自動化レベルに近づけていくためには、「シャドーイング(※)」がおすすめです。まずは、英語の音声だけに意識を集中して再現する「プロソディー・シャドーイング」ができるようになるのが優先です。既に「音声を聞いている間は理解できる」というレベルの学習者の方なら、音声を再現するだけでなく、同時に英文の内容も理解する「コンテンツ・シャドーイング」を行うとよいですね。コンテンツ・シャドーイングを行うことにより、「音声知覚」と「理解」の両方を鍛えることができます。

※シャドーイング:英語の音声を聞き、音声のすぐ後に続いてリピートするトレーニングのこと。

Q:話し手のアクセントによって、聞き取りに差がある

「イギリス英語の聞き取りが苦手」「TOEICのリスニングパートで、話し手によって全く分からないことがある」など、アクセントによって聞き取れる量に差があるという場合には、どのように学習すれば良いのでしょうか。

田畑氏:そもそもリスニングのスキル全般があまり高くない状態だと、音声のバリエーションに対応するのは必然的に難しくなります。日本語であれば、多少の方言があっても聞き取れることを想像してもらうとわかりやすいでしょう。そのため、まずはよく使われるアメリカやカナダなどの発音を、余裕を持って聞き取れる状態にするというのが、応用もきくのでおすすめです。

そのうえで、どうしても聞き取りづらいアクセントの英語があって、しかもそれが実践の場でも使用する英語であるという場合(「本社がイギリスだからイギリス英語が聞き取れないといけない」など)には、そのアクセントを身につけるトレーニングをするのがよいですね。その際には、習得を目指すアクセントの特徴(例:「オーストラリア英語では[ei]が[ai]になることがある」など)を、まずは知識としてある程度学習したうえで、そのアクセントが使われている英語の音声をシャドーイングして身につけていくという方法がおすすめです。

インタビュー後記

今回は、大人気の英語パーソナルジム「ENGLISH COMPANY」を運営する株式会社スタディーハッカー取締役・田畑翔子さんに、リスニングで多くの人が抱える悩みについて、原因や具体的な対策法を教えていただきました。第二言語習得研究の知見に基づいた田畑さんの回答にはどれも説得力があり、これまでの疑問がクリアになったという人も少なくないでしょう。

科学的なアプローチにより、数々の受講生の英語力を短期間で大幅アップさせているENGLISH COMPANYのトレーニング。ENGLISH COMPANYでは、実際のトレーニングを無料で体験することができます。(※2021年5月現在、緊急事態宣言が発令されている都道府県では、無料体験授業はオンラインでのみ提供されています。)

「科学的なトレーニングを体感してみたい」「自分の現状の課題を知りたい」という方は、一度無料体験トレーニングを受けてみてはいかがでしょうか。

サービス名 ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)
URL http://englishcompany.jp/
運営会社名 株式会社スタディーハッカー
本社所在地 東京都千代田区神田神保町1-24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 4F
スクール所在地 銀座スタジオ(東京都中央区銀座7-13-12 サクセス銀座7ビル 9F)
神田スタジオ(東京都千代田区鍛冶町2-1-2 神田南口鋭光ビル 2F)
新宿スタジオ(東京都新宿区西新宿7-8-13 第2萬寿金ビル 8F)
恵比寿スタジオ(東京都渋⾕区恵⽐寿4-5-27 パティオクアトロ 4F)
神戸スタジオ(兵庫県神戸市中央区磯上通7-1-25 北野ビル7階)
四条烏丸スタジオ(京都府京都市下京区仏光寺通新町東入糸屋町225 京都仏光寺室町ビル 4F)
梅田スタジオ(大阪府大阪市北区堂山町1-5 三共梅田ビル 6F)

※オンラインでも受講できます

設立 2010年2月
資本金 21,000,000円
入学金 55,000円
※お友達紹介割引:入会金から10,000円割引
教材費用 必要に応じて別途購入
期間 3ヶ月/6ヶ月
コースと料金

パーソナルトレーニングコース(90日)
・トレーニングセッション:45分×48コマ
・受講料金:561,000円
【有料オプション】英文職務経歴書の添削2回セット9,900円

パーソナルトレーニングコース(180日)
・トレーニングセッション:45分間×48コマ
・受講料金:679,800円

上記各種パーソナルトレーニングコースでは「通常プラン」「IT英語プラン」を選択できます。

※ENGLISH COMPANYの「パーソナルトレーニングコース90⽇間集中プログラム」「パーソナルトレーニングコース180⽇間集中プログラム」「上級セミパーソナルコース」は、厚⽣労働⼤⾂指定講座「⼀般教育訓練給付制度」の対象コースです。受給可能資格を満たす受講⽣の⽅は、受講費⽤の20%の給付⾦を受けとれます。

ENGLISH COMPANY Premium(イングリッシュカンパニープレミアム)(6ヶ月)
・日本人トレーナーによるパーソナルコーチング(週1回90分・全24回)
・ネイティブ講師との実践的な英会話セッション(月1回・全6回)
・Udemyのビジネススキル関連講座を活用した学習
・英語の発話練習に特化したAI学習アプリの利用
・受講料金:990,000円(入会金、教材費、シニアトレーナー担当料を含む)

初級セミパーソナルコース(6ヶ月)
・超少人数制トレーニング(定員5名):1回120分 × 全24回
・個別カウンセリング:全6回
・TOEIC Bridge® Listening & Reading IPテスト受験 × 2回
・受講料金:264,000円

中級セミパーソナルコース (3ヶ月)
・超少人数制トレーニング(定員5名):1回120分 × 全12回
・個別カウンセリング:全2回
・TOEIC® Listening & Reading IPテスト受験 × 1回
・受講料金:231,000円

上級セミパーソナルコース(3ヶ月)
・超少人数制トレーニング(定員4名):1回120分 × 全12回
・ネイティブによるライティング添削
・TOEIC® Speaking & Writing Tests受験 × 2回
・受講料金:242,000円

STRAIL(英語コーチングサービス)(3ヵ月)
・受講価格 :336,600円(3ヵ月)

ENGLISH COMPANY 大学受験部(3ヵ月/6ヶ月)
・受講価格 :396,000円(週2回・3ヶ月)、419,100円(週1回・6ヶ月)

※表内に記載の金額はすべて税込です。
※サービス内容・料金については変更されている可能性があります。最新情報についてはENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)のホームページを参考にしてください。

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