覚えておきたい、ネイティブがよく使う英語のイディオム20選!

“breaking a leg”と“pulling someone’s leg”の違いを説明できますか?

“breaking a leg”は「幸運を祈る」、“pulling someone’s leg”は「他人の邪魔をする」という意味です。ネイティブスピーカーはこのような「イディオム」を会話の中で多用します。イディオムは海外ドラマや映画にも度々登場し、英語の上達にはその習得が欠かせません。そこで今回は、ネイティブがよく使うイディオムをまとめてご紹介します。

覚えておきたい英語のイディオム20選

1. UNDER THE WEATHER

【意味】具合が悪い

イギリスでは天候の話をよくします。だからといってこのフレーズを耳にしたら天候の話しをしていると勘違いしないでください。もし、誰かが“I’m feeling under the weather”と言っていたら、正しい答え方の例として“I hope you feel better!(訳:お大事に!)”と伝えましょう。間違っても“Would you like to borrow my umbrella?(訳:傘を貸しましょうか?)”なんて言わないように!

2. THE BALL IS IN YOUR COURT

【意味】あなた次第

てっきりスポーツを想像してしまうと思いますが、このイディオムは、人生に関わる意味を持つフレーズです。もし“ボール”が回ってきたら、決断をするのはあなた次第で、誰かがあなたの決断を待っているという意味を表します。

3. SPILL THE BEANS

【意味】秘密を漏らす

もし、あなたが友人は誰かのサプライズパーティを話してしまったら、“spilled the beans”(訳:秘密を漏らす)、または“let the cat out of the bag(訳:秘密が漏れてしまう)”ということになります。

4. BREAK A LEG

【意味】幸運を祈る

このイディオムは決してあなたを脅しているわけではありません。“Break a leg!”は幸運がくるように応援するという意味です。このイディオムの根源には、劇場でパフォーマンスをする人が成功を納めたとき、何度もお辞儀をするためショーのあと足を痛めるという話があります。そのため“足が壊れる”ことは成功の証という意味を持っているのです。

5. PULL SOMEONE’S LEG

【意味】悪ふざけをする

このフレーズは、ちょっかいを出すのが好きな人にはベストの英語イディオムです。“Pull their leg”は“wind someone up(怒らせる)”に似ています。例えば、“Relax, I’m just pulling your leg!(落ち着いて、ただふざけただけだよ!)”や、“Wait, are you pulling my leg?(ちょっと、ふざけてるの?)”という使い方ができます。

6. SAT ON THE FENCE

【意味】決められない

このフレーズは、二者択一を迫られたときに、どちらの意見に賛同したらいいか決められないときに使われます。例えば、“I’m on the fence about hot yoga classes.”と言ったら“ホットヨガを楽しめるかわからない”という意味を表します。

7. THROUGH THICK AND THIN

【意味】どんなことがあっても忠実である

家族や親友に対する内容でよく使うイディオムです。“through thick and thin”と言ったら、悪いことから良いものを通してどんなことがあってもお互いの側にいるという意味になります。

8. ONCE IN A BLUE MOON

【意味】滅多にない、まれである

このチャーミングなフレーズはあまり起こらない出来事に対して使われるます。例えば、“I remember to call my parents from my study abroad trip once in a blue moon.(極まれに留学先から両親に電話しなきゃと思い出す。)”といった使い方をします。

9. IT’S THE BEST THING SINCE SLICED BREAD

【意味】すごくすごく良い

スライスされたパンは、イギリスの生活に革命を起こした違いありません。イギリス人が紅茶同様に愛するスライス済みのパンは、発明されて以来、画期的なものを表す指標となっています。

10. TAKE IT WITH A PINCH OF SALT

【意味】鵜呑みにしない

“I heard that elephants can fly now, but Sam often makes up stories so I take everything he says with a pinch of salt.(象は飛べると聞いたことがあるけど、サムはたまにストーリーを盛ることがあるから彼の言っていることは鵜呑みにしないことにしているよ。)”という使い方をします。

11. COME RAIN OR SHINE


【意味】何があっても

何か起きそうな状況や天気が心配でもやり通すことを意味します。例えば、“I’ll be at your football game, come rain or shine(何がなんでもサッカーの試合に行く。)”

12. GO DOWN IN FLAMES

【意味】見事に失敗する

このフレーズはとてもわかりやすいでしょう。“That exam went down in flames, I should have learned my English idioms.(試験は見事に失敗した。もっと英語のイディオムを勉強するべきだった。)”

13. YOU CAN SAY THAT AGAIN

【意味】事実である

一般的に同意するシーンで強調するときに使います。例えば“Ryan Reynolds is gorgeous(ライアン・レイノールズは素敵!)”と友人が言ったら、こう答えてはいかがでしょう? “You can say that again!(それ本当だよね!)”

14. SEE EYE TO EYE

【意味】完全に意見が一致

目を見つめ合う、というわけではありません。目と目を合わすことは、言いたいことが一致するという意味で、この言い方をします。

15. JUMP ON THE BANDWAGON

【意味】流行に乗る

これは、人気があるからという理由で何かに追随したり、ただかっこいいからという理由で何かをすることです。次の例は、ブランチのスタイルについてのコメントです。“She doesn’t even like avocado on toast. She’s just jumping on the bandwagon.(彼女はトーストにアボカドをのせるのが嫌いだけど、流行りにのりたいだけみたい。)”

16. AS RIGHT AS RAIN

【意味】完璧

こちらはもう一つの天気を使ったイディオムです。私達は雨のとき愚痴をこぼしますが、“right as rain”はポジティブな意味を持ちます。例えば、“I’m as right as rain!(完璧!)”のように、全て順調なときに歓喜するシーンに使われます。

17. BEAT AROUND THE BUSH

【意味】言いたいことを避ける

“Beating around the bush”は、何か思うことや本音の意見を求められたくないときに、特に意味のない話をするような場合に使います。

18. HIT THE SACK

【意味】ベッドに入る

このイディオムは非常に簡単に使えます。例を見てみましょう。“I’m exhausted, it’s time for me to hit the sack!(疲れた。もう寝ないと!)”

19. MISS THE BOAT

【意味】遅すぎる

チャンスまたは締め切りを逃したときに使います。“I forgot to apply for that study abroad program, now I’ve missed the boat.(留学プログラムの申し込みを忘れた。すでに遅い。)”

20. BY THE SKIN OF YOUR TEETH

【意味】かろうじて

“Phew, I passed that exam by the skin of my teeth!(ギリギリで試験合格した!)”できれば、楽に試験を合格したいけど、楽ではなかったときにこのイディオムが使えます。

イディオムを覚えて表現の幅を広げよう!

20項目の中には、耳にしたことはあるけれどもどういう意味なのか把握していなかったというフレーズもあったかもしれません。説明するのが難しい微妙なニュアンスもイディオムを使えばひと言で伝えられることがあります。ぜひご紹介したイディオムをマスターして、明日からの英会話に活用してください。

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イー・エフ・エデュケーション・ファースト

1965年にスウェーデンで設立され、現在、世界各地に500を超える事業拠点と50校の直営語学学校を擁する国際教育事業のリーディングカンパニー。留学プログラムなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナー(語学トレーニング)。