海外サイトでも紹介!外国人が注目する日本観光の穴場5選

新型コロナウイルスの影響による入国制限が解除されて以降、2023年6月には月間訪日外国人数が200万人を超え(※)、観光業界にも復活の兆しが見え始めた日本。

海外から日本を訪れる人たちの間で人気の観光地といえば、東京の浅草や銀座、京都などが真っ先に思い浮かぶでしょう。しかし、日本の名所として注目を集めているのは、誰もが知る定番スポットだけではありません。外国人観光客の中には、まだ意外と知られていない穴場を探して足を運んでみたいと考える人も多くいます。

今回は、海外の旅行関連サイトにも掲載されるなど、国外からの注目度が高い日本観光の穴場を5つピックアップして紹介します。

※参照:JNTO 日本政府観光局|訪日外客数(2023年6月推計値)

目次

英語で「穴場」は何という?

まずは、英語で「穴場」について説明したい時に使える、二つの英語表現を紹介します。

1. hidden gem

“hidden gem”の直訳は、「隠された宝石(逸品)」です。このことから、高い価値があるにもかかわらず、まだあまり人に知られていない「穴場」の意味でも使われます。

2. off the beaten path

“beaten path”には、「踏み慣らされた道」などの意味がありますが、この言葉に“off”が付くことで、「(そこから)外れた」というニュアンスが加わります。つまり、“off the beaten path”のフレーズでは、「まだ他の人が足を踏み入れていない、知られざる場所」を表すことができます。

海外の人から日本旅行についてのアドバイスを求められたら、“hidden gem”や“off the beaten path”などの表現を使って、定番スポットとは一味違うおすすめの行き先を教えてあげると喜ばれるかもしれません。

海外でも紹介!外国人が注目する日本観光の穴場5選

1. 霧幻峡の渡し(福島県)

福島県大沼郡に位置する「霧幻峡(むげんきょう)」は、只見川の川霧に包まれた幻想的な風景から、その名で呼ばれるようになりました。JR早戸駅そばの船着き場から、廃村となった金山町旧三更集落までを手漕ぎ舟で巡る「霧幻峡の渡し」は、昔ながらの日本の風景を求める外国人観光客のあいだでも話題です。旧三更集落の廃村以前は、地域の人々の生活に欠かせない移動手段だった渡し舟ですが、今では豊かな自然を味わえるアクティビティーとして多くの旅行客に親しまれています。

周辺のエリアには、運気を向上させ願い事を叶えるといわれているパワースポットが数多く存在します。舟に乗ってパワースポットを巡れば、神秘的な自然の力を感じられるでしょう。舟の営業時期は4月中旬〜11月中旬までで、約45分間の周遊プランと約90分間の散策付きプランが用意されています。予約時のみ就航するため、要事前予約です。

※参照:金山町観光物産協会|霧幻峡

2. モネの池(岐阜県)

岐阜県関市板取の根道神社境内にある貯水池、通称「モネの池」は、フランスの画家クロード・モネの名画「睡蓮」にそっくりな光景からその名が付きました。透明度の高い湧水の中には、鯉の姿がくっきりと眺められ、まるで鯉が宙を泳いでいるかのよう。もともとは農業用の無名の池でしたが、美しい池の写真がSNS上で話題になったことから一躍有名になり、今では海外の旅行サイトやブログでも取り上げられています。

湧水が14℃で出ているため、池は冬の間も凍らず、水に浮かぶ睡蓮や水草が一年を通じて色とりどりの美しさで人々を魅了します。季節ごとの景観を写真に残そうと、カメラの愛好家も多く集まるスポットです。

※参照:関市観光協会|せきのまど-名もなき池

3. 法善寺横丁(大阪府)

大阪を代表する繁華街の難波にありながら、静かでなにわ情緒が感じられる雰囲気の「法善寺横丁」。風情ある石畳の小道が広がる横丁内には、老舗のバー、割烹料理店、大阪名物の串カツ店やお好み焼き屋などが軒を連ねており、大阪グルメを存分に楽しめます。もともとは浄土宗天龍山法善寺の境内で、参拝客向けの露店が並ぶ道でしたが、太平洋戦争の空襲での焼失を経て活気あふれる横丁として復活。現在では、外国人観光客も注目のスポットになっています。

法善寺横丁では、大阪観光の定番である難波周辺の都会的な雰囲気とは一味違う、日本らしい街並みが楽しめるので、周辺を訪れた際にぜひ散策してみてください。

※参照:大阪観光局 OSAKA INFO|法善寺横丁

4. 祖谷渓(徳島県)

「祖谷渓(いやけい)」は、徳島県三好市に広がる美しい自然の宝庫です。日本三大秘境の一つとも称される祖谷エリアには、歩いて巡れる絶景スポットが点在しており、国内外の観光客を魅了しています。なかでも撮影スポットとして特に有名なのが「祖谷のかずら橋」です。かずら橋は、植物の「シラクチカズラ」が編み込まれた長さ約45メートルの吊り橋で、実際に歩いて渡ることで、自然の雄大さを感じながらスリリングなアクティビティーを体験できます。

かずら橋の周辺には、およそ50メートルの高さから白糸を引くように流れ落ちる「琵琶の滝」や、地元の名物が食べられる茶屋などもあります。

※参照:徳島県観光情報サイト 阿波ナビ|秘境・祖谷の絶景 かずら橋と祖谷渓めぐり

5. 柳川の川下り(福岡県)

福岡県といえば、グルメスポットとして知られる博多区の中州や、歴史ある大宰府天満宮を思い浮かべる人も多いでしょう。定番の観光地以外にも足を延ばしたいという方におすすめなのが、江戸時代に城下町として栄えた水のまち、柳川です。柳川では、通称どんこ舟と呼ばれる小舟に乗り、約60分の川下りを楽しむことができます。城下町の名残を感じる街並みや四季折々の自然を楽しめる柳川の川下りは、日本の風情を求める外国人観光客からも人気です。

冬には期間限定の「こたつ舟」が運航され、舟の上でこたつに入って甘酒を飲み、身も心も温まりながら川下りをするという、日本の冬らしい貴重な体験ができます。

※参照:柳川市観光協会|川下り

まとめ

海外で人気の日本の観光地に関する情報は、外国人と英語で話す際のネタにもなります。日本国内のおすすめ観光地を聞かれた時、東京や京都などの広く知られた定番スポットだけでなく、知る人ぞ知る穴場をおすすめすると、さらに喜んでもらえるでしょう。

また、海外の視点から日本を見てみることで、まだ知らなかった素敵な観光スポットが見つかるかもしれません。気になる場所があれば、休日にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。