海外で喜ばれる日本のお土産は?カテゴリー別おすすめ品目を紹介

海外を訪れる際、どのようなお土産を用意して現地に持参すべきか悩んだ経験はありませんか?例えば、留学をする方であればホストファミリー、出張や駐在をする方であれば同僚・取引先と、渡航の目的や渡す相手との関係性によって、どのようなお土産が相応しいのかも変わってきます。

また、お土産が必要なさそうな旅行の場合でも、例えば現地で予期せず仲良くなった人や、ホテルのスタッフ、タクシーの運転手など、想定以上のサービスを提供してくれた人にチップ代わりに日本のお土産を渡しても喜ばれるかもしれません。

お土産を渡すことで相手との距離が縮まり、会話のきっかけにもなります。中でも特に喜ばれるのが、日本ならではのお土産。海外では入手しにくい希少なものもあり、渡すことで文化交流にもなります。そこで本記事では、海外で喜ばれる日本のお土産を5つのカテゴリーごとにご紹介します!

食べ物・飲み物のお土産を渡す場合の注意点

  • 国・地域によって持ち込めない食材があります。詳細については各大使館に問い合わせるか、それぞれのwebサイトを確認してください。
  • 相手によっては宗教的規則やベジタリアン/ヴィーガンであることなどから、口にできない食材がある可能性があります。東京都が発表している「外国人おもてなしポイント」に宗教別・信念ごとの食に対する禁止事項が明記されているので、事前によく確認しましょう。

※食べ物に限らず、日本から海外への持ち出しにあたり、航空機での持ち込み規制、関税、渡航先の国・地域によって持ち込めない品目などを考慮すべき場合があります。

目次

海外で喜ばれる日本のお土産!5つのおすすめカテゴリー

お菓子

お菓子は海外でも喜ばれるお土産です。せんべいやおかきといった米菓や、視覚的にも楽しめる落雁(らくがん)や金平糖(こんぺいとう)のような色合いが綺麗な和菓子もおすすめです。

その一方で、大福やおはぎなども日本らしさが感じられますが、生菓子は日持ちしないため注意が必要です。賞味期限を必ずチェックし、日持ちの良いお菓子を選びましょう。和菓子の他に、例えば北海道の「白い恋人」、静岡県の「うなぎパイ」、福岡県の「博多通りもん」など、ご当地の銘菓も日本らしいお土産として喜んでもらえるでしょう。

調味料

日本らしさが感じられる調味料もおすすめ。特に昆布だしや鰹だしなどの「だし(出汁)」は和食の基本であり、日本食通の方には特に喜ばれるでしょう。最近はだしパック・顆粒だし・粉末だしも数多く発売されており、これらは和食の調理に慣れていなくても簡単に利用できます。

また、だし以外の調味料では、ふりかけやチューブわさび、鍋の素なども調理の手間がかからず気軽に日本の味を楽しめるのでおすすめです。

インスタント食品/レトルト食品

インスタント食品は保存性が高く、お土産に向いています。中でも日本のラーメンは海外での人気が高く、日本ならではのインスタントラーメンも喜ばれます。また、お茶漬けの素やフリーズドライの味噌汁・お吸い物、カップ焼きそばなどもおすすめ。さまざまなインスタント食品があるので、日本らしいものを選ぶと良いでしょう。

加えて、レトルト食品もおすすめです。日本ではレトルトのカレールーやパスタソースがどこでも手に入りますが、それほど浸透していない地域では、喜ばれる可能性が高いと言えます。

雑貨

日本らしさが感じられる雑貨もおすすめです。例えば、扇子や箸、風呂敷、折り紙などは日本らしさが感じられ、喜ばれるでしょう。アニメが好きな人であれば、アニメのキャラクターグッズも喜ばれます。雑貨はずっと形が残るものなので、同僚や友人など親しい人向けのお土産だと言えます。

また、時には少し変わったお土産を渡すのも、驚きがあっていいのではないでしょうか?例えば、日本で誕生した文化の1つである食品サンプルは、本物の料理と見間違うほどのリアルな仕上がりに魅了される外国人も少なくありません。日本のレストランで陳列されているような、実物大のものを渡す必要はありませんが、小さな置物やキーホルダーなどで渡すと面白がってもらえます。

お酒(※)

お酒が好きな人であれば、日本酒や焼酎、ウィスキーが喜ばれます。その味わいや香りが楽しめるのはもちろん、漢字が入った日本らしいボトルも外国人にとっては魅力的な要素。相手の好みが把握できている場合、それに合ったお酒を選ぶといいですが、分からない場合はサイズの小さなものをいくつか買って、飲み比べてもらうのもおすすめです。

※ お酒の持ち込みに関しては多くの国や地域で制限が設定されており、持ち込みや規定量を超えることが禁止されていたり、既定量の超過分に関税がかかる場合などがあります。飲酒可能年齢は国により異なり、戒律により飲酒が禁じられている宗教もあります。また、航空機では酒類について、機内持ち込み荷物としても預け荷物としても、アルコール度数や容量などに応じた条件が設定され、機内に持ち込める液体物についても規定があるため、確認が必要です。

まとめ

海外渡航にお土産は必須ではありませんが、それをきっかけに話が弾んだり、日本の文化について知ってもらったり、メリットも多いです。また、お土産選びは相手の気持ちになって考える、思いやりのある行為であり、贈り手にも学びのある楽しいプロセスだと言えるのではないでしょうか。海外渡航を控えている方はぜひ今回の記事を参考に、現地でどんなお土産を渡せば喜んでもらえるのか考えてみてください。

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佐藤 ひより

外国語大学に進学し、英語とインドネシア語の勉強にハマる。卒業後は企業の海外営業職として働きつつも、「場所に縛られない暮らし」への憧れから会社を退職。フリーライターとして東南アジアでノマドワークを経験後、現在は日本でライティングや翻訳の仕事を中心に活動している。