人間相手のように会話ができるAI(人工知能)チャットサービス、ChatGPT。ChatGPTを使った英語学習に興味はあるものの、まだ実際には試していないという方や、一度はトライしたものの「いまいち使いこなせない」「自分に合った使い方がわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、英語コーチング・プログラム「トライズ(TORAIZ)」でコンサルタントとして活躍するSさん、Mさんのお二人に、ChatGPTを使ったおすすめの英語学習方法や使い方のコツを伺いました。
ゴールから逆算した学習設計と個別指導により、1年間でグローバルビジネスに必要な英語を話す力=VERSANT(※1)47点相当を身につける英語コーチング・プログラム。高い英語力(※2)を持った専属コンサルタントによる日々の学習サポートのもと、専属のネイティブコーチによる英会話レッスンを行います。2015年の開校以来約10,000名が受講。世界で活躍するトップアスリートの英語学習サポートも提供されています。
※1:イギリスの教育大手ピアソン社が全世界向けに販売している英語のスピーキングテスト。20点~80点で評価され、日本人の平均は38点(2018ピアソン調べ)。
※2:コンサルタントの各種英語テスト平均スコア:VERSANT 64.9点、TOEIC(R) L&R TEST 937点(2021年9月時点)
※2024年3月現在、ChatGPTには無料版(ChatGPT3.5)と有料版(ChatGPT4)があります。
ChatGPTのおすすめ英語学習活用方法は?TORAIZ(トライズ)コンサルタントに聞く
Q:英語コーチングの現場で、ChatGPTは活用されていますか?
S:活用しています。受講生様が自己学習をスムーズに進められるよう、ChatGPTの具体的な活用方法に加え、使用時のコツもお伝えしています。
ChatGPTを英語学習に活用すると、時間をより効率的に使えるようになります。導入前以上に、受講生の皆様が「英語を話す」ことに学習時間を充てられるようになっています。
Q:具体的に、どのようにChatGPTを英語学習に活用できますか?
単語・フレーズのニュアンスの違いを手軽に確認できる
M:たとえば「fill in」と「fill out」のような、単語・フレーズの細かなニュアンスの違いを知りたい場合、辞書代わりにChatGPTを使ってすぐに検索できます。
英語表現の幅を広げられる
S:英語初心者の方で「知っている単語・フレーズが少なく、いつも同じ言い回しになってしまう」という場合、ChatGPTで模範解答を作ってみるのも1つの方法です。ただし、生成された文章を全て模倣するのではなく、あくまで自分なりに文章を作るためのヒントとして使用しましょう。
たとえば、いつも「I think~」ばかりで文を始めてしまうという方の場合、ChatGPTが生成した回答の冒頭表現(「In my opinion~」や「I believe~」など)を参考に、自分の意見を言ってみることができます。
アイデア出しに活用
S:また、自分の意見を言うこと自体に慣れておらず、「英語で議論をする際、そもそも何と回答したらよいか悩んでしまう」という場合にも、生成される回答内容が参考になります。
自分にとって必要な単語・表現を学べる
M:英語中上級以上の方で、一通りの単語やフレーズは既に使えるものの、自身の業種に関連する専門用語といった「よりコアな単語・フレーズ」が分からないという場合も、ChatGPTに文章を生成してもらうと役立ちます。
「海外のトライアスロン大会で、世界各国の選手と会話したい」など、英語を使いたいシーンは人それぞれです。「自分自身が使いたい表現」だけが載った市販教材はなかなかありませんが、ChatGPTを活用すれば自分専用の題材で学べます。
いつでも英会話練習ができる
S:あとは、ChatGPTのアプリ版には音声会話機能もあります。英語を話す相手がいなくても、いつでも英会話の練習ができるので非常に便利です。
Q:ChatGPTを英語学習に活用する際、気をつけるべきポイントはありますか?
S:3つあります。1つ目が、「英語レベルはCEFR(※3)指標でA1」など、具体的な指示を入力すること。2つ目が、「語彙レベル2000語程度」のように、生成される回答の使用語彙数(語彙レベル)に制限を設けること。3つ目が、「ビジネスシーン」「TOEIC」「IELTS」など、その英語表現が必要になる状況描写を入れることです。
※3:CEFR(セファール:ヨーロッパ言語共通参照枠:学習者の言語能力を評価し、国際的に比較するための枠組み。個人の言語スキルをA1(最も基礎的なレベル)からC2(最上級)までの6つのレベルで示す。
ChatGPT4(有料版)の回答例
ChatGPT3.5(無料版)の回答例
M:ChatGPTも間違えることはあるので、トライズでは担当コンサルタントが生成された英語表現をチェックしたり、それらのフレーズを使った学習の進め方についてサポートを行ったりしています。
「単語や文法を調べることに時間がかかる」「会話の練習相手がいない」など、英会話練習にまつわる様々なハードルを下げてくれる、ChatGPT。使い方のコツを掴めば、学習効率の大幅アップが期待できます。もし、まだ英語学習に取り入れていなかったという方は、今回伺った方法を参考にぜひ試してみてください。
また、英語コーチング・プログラム「トライズ」では、英語学習に関する無料カウンセリングも提供されています。無料カウンセリングに来訪&事前アンケートに回答すると、英会話試験VERSANTの受験ID(1回分・税込5,500円相当)などの特典も(2024年3月現在)。効果的な英語学習方法が知りたい方、自分に合った学習内容を把握したい方は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
【参照サイト】トライズ(TORAIZ)の公式サイト
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English Hub 編集部
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