英語コーチング「STRAIL(ストレイル)」のオンライン無料コンサルティングを体験レポート!

※ 記事の作成にあたり、体験機会の提供を受けています

英語学習の専門家によるコンサルティングを通して、学習効果と生産性を最大化することで知られる英語コーチングサービス「STRAIL(ストレイル)」。コーチングに特化しているSTRAILでは、従来の英語スクールのような「授業」は行われません。それにも関わらず受講生は、わずか2ヶ月でTOEICスコア200点アップなどの成果を次々と上げています。

STRAILのサービスの核となっているのが、個々の学習者が抱える「課題」の発見です。コンサルタントは、第二言語習得研究の知見に基づき受講生の課題を特定し、課題解決に向けた個別カリキュラムを作成。課題に対して的確かつ効果的なアプローチを選択することで、学習時間の大幅な短縮を実現しています。

「英語学習のために1日何時間も費やすのは正直難しい」と感じている忙しいビジネスパーソンにとって、時短で英語力アップを目指せるというのは有難いもの。STRAILでは、いったいどのような方法で受講生の課題を見つけていくのでしょうか。

今回はその秘訣を探るべく、English Hubライターのちかさんがオンライン無料コンサルティングの体験取材を行いました!

STRAILの特徴について

今回、無料コンサルティングを体験する前に、STRAILのサービスについて代表の岡 健作氏からお話を伺うことができました。

岡 健作氏(株式会社スタディーハッカー 代表取締役)

ENGLISH COMPANY 岡氏同志社大学文学部英文学科卒業。大学では英文学(シェイクスピア)を学びつつ、100人規模の英語研究会を主宰。学生時代より講師としてキャリアを積む。2010年恵学社(現スタディーハッカー)設立。第二言語習得研究などの科学的な知見を実際的な学びの場に落とし込んだ医学部・難関大特化型の大学受験予備校を立ち上げる。2015年に英語のパーソナルジム「ENGLISH COMPANY」を設立し、2018年には自習型の英語学習コーチングサービス「STRAIL(ストレイル)」を設立。

STRAILの特徴について

1. 授業ではなく、英語学習のコンサルティングを行う

英語のパーソナルトレーニングジム「ENGLISH COMPANY(イングリッシュカンパニー)」から派生したセカンドラインのサービスであるSTRAIL。

「英語のジム」であるENGLISH COMPANYでは、一人ひとりの受講生にパーソナルトレーナーがつき、英語力を伸ばすためのトレーニング(授業)を一緒に行っていきます。

一方STRAILでは、受講生には同様に専属コンサルタントがつきますが、授業そのものはなく、課題発見や学習サポートを中心としたコンサルティングのみを行うというのが特徴です。

岡氏によると、「お医者さんをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。どこが悪いのかをきちんと見つけて、それに対して適切な対処を導入していきます」とのこと。

2. 無料体験から受講まで、すべてオンラインで完結

STRAILのサービスは、無料トライアルから受講まですべてがオンラインで完結します。遠隔でも、専属のコンサルタントが徹底的に学習サポートを行ってくれるので、安心して学習を進められます。

他の英語コーチングサービスとの違い

STRAILと他の英語コーチングサービスの違いについてお聞きしたところ、主に2つの点を挙げていただきました。

  1. 圧倒的な専門性の高さ
  2. 他社英語コーチングスクールの半額という料金設定

1. 圧倒的な専門性の高さ

STRAILのコンサルタントは、ただ英語ができるだけではなく、英語教育に対して強い情熱を持っているというのが特徴です。中には、大学院で言語学を学び、英語学習に関する書籍を出版しているコンサルタントの方までいるそう。「専門性の高さは、STRAILのホームページに掲載しているコンサルタントのプロフィールをご覧いただければ、お分かりになっていただけるかと思います」と岡氏。

専門性の高さに付随し、「課題発見を正確に細かく行うことができる」という点には特に自信があるそうです。課題発見が細かければ細かいほど、対策が的確かつピンポイントになります。その結果、無駄な学習を行わずに済み、学習にかかる時間を圧縮できます。

岡氏によると、例えばリスニングにおいて「音声知覚(耳から入った音声を単語として認識すること)」の自動化に有効なシャドーイングも、単語や文法の基礎知識が身についていない状態の人には、大きな効果は期待できないのだそう。一方で、基礎知識は既に持っているものの音声知覚には課題があるという人が行うと、物凄く効果があるとのことです。

課題に合っていないトレーニングを行うということは、風邪ではない人に風邪薬を与えているようなものなのです。お腹が痛い人に風邪薬を与えてもあまり効かないですよね」と岡氏は語ります。

2. 他社英語コーチングスクールの半額という料金設定

英語コーチングサービスは、1ヶ月あたり約15万円~という価格体系が一般的です。一方STRAILは、1ヶ月の料金が8万円台と、他社サービスのおよそ半額。「群を抜いて専門性の高いサービスを、他社の半額で受けていただけるというのがSTRAILの自慢です」と岡氏は胸を張ります。

STRAILのオンライン無料コンサルティング体験

ここからは、実際にSTRAILのオンライン無料コンサルティングを受けてみたレポートをお届けします。今回担当してくださったのは、コンサルタントの土井さんです。所要時間は、約30分程度でした。

リスニング(1回目)

まず、30~40秒程度の長さの英語音声を聞き、その後内容について日本語で説明するということを行いました。土井さんからは、「かなり具体的なところまで聞き取れていますね」とコメントをいただきました。

キーワードの確認

続いて、音声の中で使われていたキーワードの確認を行いました。画面を共有してもらいながら、最初は単語の発音をしていきます。「ご自身で単語を発音した後に、意味内容がすぐに思い浮かべられるかという点も意識しつつ行ってみてください」と伝えられました。土井さんに続いて、単語を上から順に声に出して読んでいきました。

続いて、再度単語を上から順に読み上げながら、意味内容をぱっと思い浮かべる練習を行いました。最後にもう1度、今度は単語の右側に書かれている日本語訳を手で隠した状態で、再度上から順に単語を読み上げ、意味内容を思い浮かべられるか確認しました。

キーワードを確認するステップでは、ただ和訳を読み上げられるだけでなく「〇〇というような文脈で使われます」というように細かく説明してくだったので、それぞれの単語の使い方を具体的にイメージすることができました。

リスニング(2回目)

キーワードの確認が終わったら、2回目のリスニングに挑戦していきます。「1回目の聞き取りの際に、すでに全体の流れや情報の大枠は正確に把握できていたので、1回目で聞き取れなかった細かい情報に注意して聞いてみてください」とアドバイスをいただきました。2回目のリスニングを行った後、「ご自身のなかで、更新された情報はありましたか?」と訊かれたので、新たに聞き取れた情報を伝えていきました。

英文スクリプトの確認

2回目のリスニングが終わったら、今度は英文スクリプトを見ながらのリスニングに移行します。画面共有をしていただき、先ほどの音声のスクリプトを見ながら、聞き取りを行っていきます。このステップでは土井さんが英文を読み上げていき、読むスピードに合わせてスクリプトが1行ずつ画面に表示されていきます。ここまでの段階で理解していた内容と異なる部分がないか、文字情報を参考にしながら確認していきました。

続いて、再度1行ずつ表示されるスクリプトを見ながら、今度は先ほどよりも少しゆっくり読み上げられる音声を聞いていきます。このステップでは、「細かい情報の関係性や、表現から読み取れる情報を更に探ってみてください」とのことでした。先ほどまでは聞き取れていなかった、より細かい情報まで自信を持って答えることができました。

音読


引き続き同じ題材を使って、今度は1行ずつではなく、文章全体が表示された英文スクリプトを見ながら自分自身で音読を行いました。このステップでは、内容をきちんと意識しながら読んでいくのがポイントになります。

最後に、「ハイライトをつけた文章の意味を日本語で説明してください」と伝えられ、該当箇所の説明を行いました。特に、文中に含まれていた”even”という単語について詳しく説明を求められました。


発見された3つの課題

ここまでのステップを通して土井さんに英語力の分析をしていただき、今回コンサルティングを受けた筆者の優先課題を3つ挙げていただきました。

1. 語彙力

まだ習得していない語彙というのは必ず誰にでもあるため、「語彙力」はどのレベルの学習者にも当てはまる課題です。しかし、特に筆者の場合は、「単語の知識は平均的なレベルの学習者より遥かに多く持っているものの、それぞれの単語の意味内容を思い出す瞬発力に磨きをかけることが必要」と、語彙の課題について具体的にお伝えいただきました。

土井さんによると、一般的な語彙学習では「横の語彙力」を増やすこと、つまりバリエーションや知識の量ばかりに意識が向きがちで、「縦の語彙力(≒各単語の習得度合)」は重視されないことも多いそう。しかし、実際のコミュニケーションで使える語彙力を培うには、「単語を音で聞いた時、瞬時に意味を引き出せるか」という瞬発力が大事とお話していただきました。

2. 意味処理の仕方

指定された箇所の意味を日本語で説明するというステップで、筆者は文章を後ろから説明を行ってしまったのですが、文章を英語の語順のまま、頭からチャンク(かたまり)ごとに説明できるようにしていく必要があるとのことでした。

「チャンクリーディング」の練習を重ね、英語を英語の語順通りに処理できるようになれば、英語をより速く読めるようになり、さらにリスニング力の向上にも劇的な効果が期待できるとのことです。

3. 音声変化

音声面の課題としては、音読中に詰まって読み直しをしてしまう点を挙げていただきました。また、「単語1つ1つの発音自体は綺麗です。一方で、最後の音読のステップでは、文になった時に音声変化に対応しきれていない部分が見受けられました」との指摘も。

音声変化とは、言葉が自然に話される際に、元々の単語発音から変化すること。

今回の場合、具体的には、”And to〜”の部分を「アンド トゥー」と別々に切り分けて読んでいたところを、「アントゥー」としたほうが、単語同士の音の繋がりがより自然になるとアドバイスしていただきました。

音のインプットを確保するためにも、まずは音声変化のルールを体系的に理解したうえで、リスニングやシャドーイングを重ねていくことをお勧めされました。

土井さんによると、意味処理は音の情報と紐づいて行われます。音への慣れを増やして英語の音が聞きやすくなると、目で見て認知した文字を頭の中で音声化する「音韻符号化能力」が向上するため、結果として音読の際に詰まりを減らすことができ、スムーズに情報処理が行えるようになるとのことでした。音声変化の課題を乗り越えることで、リスニングだけでなく他の技能も相乗的にステップアップさせやすい状態に持っていくことができるといいます。

STRAILで受講開始後に毎週行われるセッションは、①優先課題の伝達→②現状のレベルに合ったトレーニングの取り組み方を具体的に提示→③学習プランを提供という流れで進んでいきます。今回はコンサルティングの体験受講ということで、①のステップまでで終了となりました。

「例えばシャドーイングであっても、ただ取り組むだけでは効果は薄いです。音だけに集中した『プロソディーシャドーイング』を行うのか、内容理解にも取り組む『コンテンツシャドーイング』を行うのかというように、習熟度やレベルに合わせて都度ベストなものを課していきます」と土井さんは仰いました。

STRAILのサービス内容

最後に、STRAILのサービス内容について説明していただきました。STRAILでは受講生が毎週の学習をしっかりこなせるよう、コンサルタントが様々なツールを用いて学習サポートを行っています。

週に1度の対面セッション

STRAILでは毎週決まった曜日に週1回60分、コンサルタントとの対面セッションが行われます。曜日を固定するのは、学習習慣をより形成しやすくするため。対面セッションは、Zoomを使ってオンラインにて行われます。

アセスメントテストの実施

毎回セッションに入る前に、30分間のアセスメントテストが課されます。アセスメントテストには、単語・リーディング・リスニングなどの問題が総合的に含まれています。学習者の現状の課題をテストで把握するとともに、学習の進捗チェックを行います。

アセスメントテストに続いて行われるセッションでは、主に以下の3つが実施されます。

  1. 現状の課題発見
  2. 学習のチェック
  3. 3つの課題と学習メニューの提供

1. 現状の課題発見

「何を今やれば、1番英語力が上がるのか」ということを、毎回のセッションでコンサルタントが発見していきます。現状の課題発見を行ったうえで、各分野に最も効く学習法がその都度提示されます。

2. 学習のチェック

毎週のセッションでは、前週行った音読やシャドーイングなどの各トレーニングがきちんとできているかのチェックも行っていきます。

3. 3つの課題と学習メニューの提供

セッションの最後には毎回、優先的にクリアする必要がある課題が3つ伝えられます。翌週のセッション時には、前週与えられていた3つの課題をクリアできているか、コンサルタントがチェック。課題がクリアできていれば、新しく次の課題が与えられます。

課題がまだクリアできていないと判断された場合は、「やり方が正しくできているか」「十分な時間を確保できているか」といったあらゆる可能性を総合的に考えながら、課題をクリアできなかった要因がどこにあるのかを探っていきます。

その時の優先課題に合わせて、毎週のホームプログラム(自習メニュー)が組まれます。ホームプログラムは、オリジナルのワークブックと、市販教材を組み合わせて作成されます。

自習教材のイメージ

自習教材のイメージ

学習のサポート

受講中は、コンサルタントは週1度の対面セッション中だけでなく、遠隔で常に学習サポートを行ってくれます。毎週の対面セッション以外に、STRAILには3つの学習サポートがあります。

1. 学習の進捗管理

STRAILでは、「Studyplus」という勉強の記録を残すことができる無料アプリを使って、学習の進捗管理を行っていきます。アカウントを担当のコンサルタントと共有し、学習が順調に進んでいるかを把握してもらいます。

2. チャットでの質問対応

学習を進める中でわからない点や疑問点があれば、チャットでいつでもコンサルタントに質問することができます。

3. オリジナルの動画コンテンツ

さらにSTRAILでは、受講生だけが観ることのできるオリジナルのトレーニング動画を提供しています。

学習効果を最大限に発揮するには、オリジナルのワークブックを使って自習する際に「正しいやり方で取り組むこと」が非常に大事だと仰っていました。そのために、ステップごとのやり方を説明する動画も用意されています。自習でも、STRAILの学習プログラムにしっかりと取り組める体制が整えられていることが分かります。

トレーニング方法解説動画の一部

トレーニング方法解説動画の一部

英語学習は継続していくことが何より大切です。動画コンテンツの中には、STRAILでのプログラム受講期間中だけでなく、プログラム終了後も継続的に英語学習を行っていくためのアドバイス動画も用意されています。

英語学習を「続ける技術」解説動画の一部

英語学習を「続ける技術」解説動画の一部

また、STRAILが提供する文法動画では、従来の学校で行われているような教え方ではなく、「認知文法」という教え方が採用されています。「認知文法」とは、イメージなどを頼りに文法を理解していく方法のことで、「イメージ文法」と呼ばれることもあります。「ネイティブがどういった感覚で英文法を使っているのか」を知ることができる、楽しく学びやすい動画内容になっています。

STRAILの無料コンサルティングを受けてみた感想

今回STRAILの無料コンサルティングを受けてみて特に印象に残ったのは、各事項に対する指摘が非常に細かく、かつ具体的であるということ。特にフィードバックの際、キーワードを確認したステップでのレスポンス速度を踏まえて、今回のスクリプトの中で「この単語も苦手なのでは」というものを土井さんがいくつか挙げてくださったのですが、完全に指摘していただいた通りだったので、その分析力に驚きました。

「横の語彙力」と「縦の語彙力」の違いについて説明していただいた時も、これまでの学習を振り返ると確かに「横の語彙力」ばかりに注力していたので、ハッとさせられました。

STRAILのコンサルティングでは、「聞き取り」「スクリプトの確認」「音読」のように、1つの英語題材をいくつものステップに分けて実施することで、多角的かつ徹底的な分析がされたように思います。想像していた以上に専門的な観点から鋭く分析していただき、自分だけでは気づけなかった点も指摘していただけたので、とても為になるコンサルティングでした。

STRAILのサービスは、無料トライアルから受講まで、すべてオンラインのみで完結します。「オンラインだけで本当に大丈夫?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、今回実際にコンサルティングを体験してみて感じたコンサルタントの方の専門性の高さや、オンラインでのやりとりを非常にスムーズに進めていただけた点などを踏まえると、STRAILならオンラインでも安心して英語学習に取り組めると感じました。

また、極めて専門性の高いコンサルタントの方々による学習サポートをいつでも受けることができるため、オンラインでも着実に英語力を伸ばすことができると感じました。

自宅で過ごす時間が多い今こそ、オンラインで受講できる英語学習サービスを活用して、目標に向かっての第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

【参照サイト】STRAIL公式サイト
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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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