TOEICが受けられない!英語学習のモチベーションとスコアを維持するには?

2020年11月現在、TOEIC® Listening & Reading Testの申し込みは抽選式となっており、試験に申し込んでも必ず受験できる状況ではありません。抽選に落ちてしまい、英語学習の意欲が下がってしまっているという方も少なくないでしょう。

本番の試験を必ずしも受けられない中で、学習意欲を維持し続けるのは簡単なことではありません。しかし、英語力を維持・向上させたいと考えている方や、就職や転職などのためにTOEICのスコアが必要な方は、英語力とスコアの向上を目指して勉強を継続しておくことが大切です。無事に試験を受けられるようになったときに力を存分に発揮できるよう、今から備えておきましょう。

ここでは、学習に対するモチベーションとTOEICスコアを維持・向上させるための解決策をいくつかご紹介したいと思います。気になるものがあったら、是非取り入れてみてください。

英語学習のモチベーションとTOEICスコアを維持・向上させる方法

1. TOEIC対策ができるオンライン学習を取り入れる

最初に紹介するのは、TOEIC対策ができるオンライン学習サービスを活用するという方法です。

サービスに一切頼らずに独学する場合、授業料などのコストはかからない反面、「何から手をつければよいか分からない」「教材を選ぶのが難しい」など様々な迷いが生じがちです。

一方で、これから紹介するようなTOEIC学習サービスには、TOEICスコアアップのためのカリキュラムがきちんと用意されています。自分で一から考える負担や、学習方法に迷う時間の無駄がなくなる分、学習を継続しやすくなります。

また、TOEIC対策に特化したサービスの中でも、オンラインで提供されているものなら、自宅などの好きな場所から受講でき、通学時間も不要なのでさらに便利です。

ここでは、TOEICに特化したオンライン学習サービスを、「オンライン英会話サービス」「オンラインで受講できる英語コーチングスクール」「アプリ」の3種類に分けてご紹介します。それぞれ特徴が異なるので、ご自身のライフスタイルや好みに合ったものを検討してみてください。

TOEIC対策に強いオンライン英会話サービス

オンライン英会話サービスは数多く存在しますが、TOEICのスコアを伸ばしたいという明確な目的がある方の場合は、TOEIC対策コースがあるオンライン英会話を選ぶことをおすすめします。幅広い話題について話すフリートーク形式のレッスンでも、テストに必要な語彙力やリスニング力を培うことはできますが、やはりTOEICに特化したカリキュラムで学んだ方がスコアアップにはより直結しやすくなります。

例えば、英国で誕生した学習法「カランメソッド」の正式認定校でもある「QQEnglish」には、TOEIC®L&R TEST講座が用意されています。

「TOEIC®L&R TEST目指せ!ハイスコアラー」コースは、TOEIC®L&R TESTで720点突破を目指す人や、現状のスコアから100点アップを目指す人を対象に開発されています。

1回50分のレッスンでは、前半25分で文法や長文読解などのリーディング対策、後半25分でリスニング対策を行います。スピーキング力を含む本質的な英語力を伸ばすとともに、TOEIC®L&Rの試験本番を意識したタイムマネジメント力も養えるように設計されているので、英会話力とTOEIC®L&Rスコアの両方を伸ばしたいという人に適しています。

他にも、「単語の暗記が退屈」「苦手」という方には、教師との会話を通して頻出単語を定着させていく「TOEIC®L&R TESTボキャブラリービルダー」コースもあります。

また、大手新聞社の産経グループが運営する「産経オンライン英会話Plus」にも、「TOEIC®L&R TEST カリキュラム」があります。初心者・中級者・上級者の3レベルに分かれており、いずれもTOEIC対策に特化した市販教材を使って、目標スコアの取得を目指すことができます。

TOEIC対策に強い英語コーチングスクール

独学やオンライン英会話は学習の自由度が高く、値段も手ごろな一方で、強制力が働きにくいため継続するのが難しいという方は、コーチングスクールに入るのも1つの手です。

英語コーチングスクールは、オンライン英会話サービスや一般的な英会話スクールと比較すると、受講料が高い傾向にあるのがネックではありますが、TOEICについて熟知した指導者による徹底的な指導を受けられるため、短期間でのスコアアップを狙うことができます。

日本初の語学コーチングスクールで、受講生が2ヶ月で平均114点以上のスコアアップ(※2018年3月時点・TOEIC®L&R TEST「600点コース」「750点コース」実績)を達成している「PRESENCE(プレゼンス)」や、第二言語習得研究の知見に基づく時短学習を掲げ、3ヶ月で400点のスコアアップ実績もある「 ENGLISH COMPANY」、学習時間と生産性をともに最大化し、学習習慣を形成する「プログリット(PROGRIT)」、ダイエット同様に「結果にコミット」することで知られる「RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ)」など、オンラインでサービスを提供するコーチングスクールも増えています。

「独学では集中して勉強するのが難しい」「本気でスコアアップを目指したい」と感じている方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。

TOEIC対策アプリ

費用を抑えて、もう少し気軽に勉強したいという方には、「スタディサプリEnglish 『TOEIC L&R TEST対策コース』」や「SANTA TOEIC」といった、スマホアプリでTOEIC学習を行えるサービスもあります。移動時間などの隙間時間を使ってスマホで学習できるため、机に向かって勉強するのが難しいと感じている忙しい社会人の方にもおすすめです。

また、前述の「スタディサプリEnglish 『TOEIC L&R TEST対策コース』」にオプションで追加できる「パーソナルコーチプラン」のように、英語コーチが毎日の学習をサポートしてくれるアプリのサービスもあります。スタディサプリEnglishのパーソナルコーチプラン(6ヶ月プログラム)の場合、月額16,333円と、一般的な英語コーチングスクールよりも安価なため、「コーチングスクールに興味はあるが、予算的に厳しい」と感じている方でも手が届きやすいでしょう。

2. ともに学ぶ仲間を見つける


英語を学んでいる人と繋がりを持つことで、英語学習のモチベーションは断然維持しやすくなります。同じ目標を持つ人が勉強している姿を見て刺激を受けると、「自分も頑張らなければ」というやる気につながります。

周りに英語学習をしている人がいないという場合でも、TwitterやInstagramなどのSNSを使えば、学習仲間を見つけることは難しくありません。SNSで英語学習者のアカウントを探して、フォローしてみてはいかがでしょうか。

また、英語学習のオンラインサロンに入るのも選択肢の1つです。TOEIC L&Rテストで990点(満点)を70回以上取得し、英語学習関連書籍も多数執筆・監修されている濱崎潤之輔先生と、同じく990点ホルダーであり、客室乗務員や外資系企業役員秘書としての経験も持つ英語コーチ星名亜紀さんによるオンラインサロン「濱崎TOEIC研究所」では、TOEIC対策に特化した講義や勉強会などの学習活動が行われています。

実際に「濱崎TOEIC研究所」に入会した人からは、オンラインサロンをきっかけに学習仲間と繋がることができ、学習モチベーションが上がったという声が多く寄せられています。(濱崎先生と星名さんからの英語学習法アドバイスは、『【TOEIC満点講師・濱崎氏&星名氏インタビュー 前編】990点取得への軌跡と英語学習法アドバイス』を参照ください)

3. 『公式問題集』を使ってTOEIC模試を解く

定期的にTOEICの模試問題を解くと、自分の英語力を客観的なスコアで確認することができ、学習モチベーションを維持しやすくなるのでおすすめです。

また、単語や文法の学習に加え、「問題を最後まで解き切る力」を落とさないことも、TOEICのスコアを維持・向上させる上では重要です。TOEIC® Listening & Reading Testの試験時間は、2時間です。「久々に本番の試験を受けたら集中力が続かなかった」ということにならないように、日ごろから本番を想定して問題を解く練習を続けておくと、予想外のスコアの低下を防ぐことができます。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集』は一通り解いてしまったという方も、過去に解いた模試をもう一度本番通りに時間を測って解き直してみることをおすすめします。一度解いた問題でも、時間が経つと、意外と忘れていたり、同じ問題を間違えてしまったりするものです。意味を瞬時に思い出せない単語や、理解が曖昧な文法項目などがないかを確認しましょう。

まとめ

せっかく頑張ってスコアを伸ばしてきた方も、テストを受けられないことをきっかけに学習をストップしてしまうと、英語力、そしてスコアが下がってしまう懸念があります。本番の試験を受けにくくなってしまった今でも、モチベーションを切らさないためにできることは沢山あります。今回ご紹介した方法の中から、ご自身に合ったものを是非実践してみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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