発音矯正スクールに聞く「日本人が苦手な英語発音」ランキング!1位はあの発音

「英語の発音が良くなりたい」という思いを抱く学習者は少なくありません。しかし、単語や文法などに比べ、正しい発音を独学で身につけるのは難易度が高いもの。英語学習初心者に限らず、中・上級者でも、発音に自信が持てない人は多いでしょう。また、発音を改善したい気持ちはあるものの、「大人になった今からでは、身につかないのでは」と、半ば諦めてしまっている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回English Hub編集部は、発音矯正スクール「ハミングバード」に、英語の発音に関する様々な疑問についてお話を伺いました。スクール名でもある「ハミングバード」は、アメリカ・ロサンゼルスの研究所で日本人のために開発された発音矯正メソッド。20年以上の歴史を持ち、これまでの修了生は10,000名を超えています。

今回の取材では、「日本人学習者が苦手な英語発音・TOP5」から、ネイティブ並みの発音へと導く同スクールの指導メソッドまで、多岐にわたりお話を聞くことができました。英語の発音に悩みがある人は、ぜひチェックしてみてください。

日本人学習者が苦手な英語発音ランキング

では早速、発音矯正スクール「ハミングバード」に伺った「日本人学習者が苦手な英語発音・TOP5」をご紹介します。今回は、矯正前の段階で正しく発音できない学習者が多いものを挙げていただきました。ランキング形式でみていきましょう。

第5位: /θ/, /ð/

ともに舌を出して発音する/θ/と/ð/が、5位にランクイン。/θ/は、「Thank you(ありがとう)」や「Thursday(木曜日)」「mouth(口)」などの発音に使われます。/ð/は「this(これ)」や「that(あれ)」「with(・・・とともに)」などに登場する発音です。「舌を出す」という日本語に存在しない発音方法は、苦手という自覚がある人も多いでしょう。

ハミングバードによると、多くの学習者が/θ/を/s/、/ð/を/z/で発音してしまうといいます。たとえば、「ンキュー」や「ウィ」」といった具合です。

「Thank you」はコミュニケーションにおいて必須のフレーズなので、綺麗な発音を身につけておきたいところです。

第4位: /æ/

4位は、「cat(猫)」や「bank(銀行)」、「bad(良くない)」などに使われる/æ/。ハミングバードによると、「ア」もしくは「エ」に寄りすぎた発音をしてしまう学習者が多いそうです。

特に「バンク」のように、カタカナの日本語でも馴染みがある単語の場合、発音への意識が失われがちです。英語で話すときにも、カタカナでの「バンク」とほとんど同じ発音をしている人は少なくないでしょう。

一方「æ」という発音を意識していても、自己流での間違った発音癖がつくと、発音はしばしば「エ」に近づきすぎてしまいます。

第3位: /əːr/

第3位に挙がったのは、「work(働く)」や「girl(女の子)」、「word(語)」「earth(地球)」などに使われる/əːr/。

ハミングバードによると、5位の/θ/や/ð/、4位の/æ/とは異なり、/əːr/は個々の学習者によって様々な発音の癖があるとのこと。「work」と「walk」のような単語レベルで発音を使い分けられるようになるには、1つ1つの音(each sound)をきちんと発音できるようにすることが不可欠だとのことです。

第2位: /ʌ/

第2位にランクインしたのは、/ʌ/。「but(しかし)」や「love(~を愛する)」などに使われる音です。/ʌ/については、5位の/θ/や/ð/、3位の/əːr/などと異なり、「正しく発音できていない」という自覚が少ない人も多いでしょう。

ハミングバードによると、多くの学習者が、カタカナの「ア」に聞こえる音で発音してしまうとのこと。カタカナでの「ア」は、/ʌ/よりもむしろ、「hot(熱い/暑い)」や、「coffee(コーヒー)」などのスペル「o」の発音(/ɑ/)に近いものです。

第1位: /ə/

発音矯正スクール「ハミングバード」に聞いた、最も多くの学習者が苦手とする英語の発音は、/ə/。「あいまい母音」とも言われる/ə/は、弱形の「will(/wəl/)」「can(/kən/)」などや、「about(・・・について)」「award(賞)」などのアクセントのない位置に登場します。

たとえば「award」では、アクセントは2つ目のaの上にあるので、1つ目のaが/ə/の音で発音されます。カタカナ発音での「アウォード」と比べ、冒頭のaの音は弱くなります。また、最後のdも「ド」と母音をつけて発音されないので、この発音が身についていない学習者には、「war(戦争)」のように聞こえてしまうことがあります。

ハミングバードによると、/ə/の発音に関して多くの学習者が苦労するのは、声量の調整だといいます。

番外編:glottal stop(グロッタルストップ)

TOP5の他に、ハミングバードが番外編として挙げたのが「glottal stop(グロッタルストップ)」という発音です。「glottal」とは「声門の」という意味で、「glottal stop」は「声門閉鎖音」とも言われます。多くの学習者にとっては聞きなれない言葉ですが、実は「button(ボタン)」や「student(生徒)」「couldn’t(~できなかった)」など、身近な単語の多くに使われています。たとえばbuttonの場合、tが発音されずに「バ・ン」のような音になります。

グロッタルストップは、「滑らかに話す為に必要な技術」とハミングバードは説明します。また、独学で習得したいと考える人に向けては、「(グロッタルストップを表す)発音記号が存在するので、辞書などで確認することが可能です」とメッセージをいただきました。

さらに、上記のような「単語」の中だけでなく、「破裂音の子音を語尾に持つ単語」の後ろに、同じく「破裂音で始まる単語」が続くような時などにも、このグロッタルストップが起こるとハミングバードは説明します。たとえば、「What can I do?」などの「t」がこれに該当します。

ハミングバードで上記の発音を指導する際には、「What」の母音であるaの部分をしっかりと発声することにまずフォーカスするといいます。それに伴い後ろの/t/が弱まることで、さらに続く/k/の声がはっきりと認識できるようにしていくとのことです。

グロッタルストップの発音においても、/ə/の発音時と同様に、「声量のコントロール」がポイントになるといいます。ハミングバードは、同スクールでのグロッタルストップの発音指導方法について、以下のように説明します。

「その単語の文字全てを声に出して読むわけではなく、正確なアクセント母音の発声をしっかりと出せるようにしていきます。『声量の差』をきちんと意識していくことによって、息や声を止めたり弱くしたりというコントロールが出来るようにしていきます。」

発音を矯正するメリットとは?

英語の発音に関しては、「訛りを気にする必要はない」「発音を気にしすぎるから、喋れなくなる」といった意見も時折聞かれます。果たして、実際はどうなのでしょうか。発音矯正スクール「ハミングバード」に、発音を矯正することで得られるメリットについてお聞きしました。

会話がスムーズになる

ハミングバードがメリットの1つ目として挙げたのは、「会話がスムーズになる」ということです。カタカナ発音の原因と弊害について、ハミングバードは以下のように説明します。

「余計な母音が付くとカタカナ音になり、英語が相手に伝わらない原因の1つになります。英語学習者の場合、緊張や焦りからカタカナ発音に陥ってしまうこともあります。特に、初見の単語や、カタカナで慣れ親しんでいる単語など『正確な発音記号を認識していない単語』を発音する必要があるときには、語尾の子音に母音を付けてしまいやすくなります。」

「正確な発音ができるようになると、会話の途中で相手から聞き返されるということが無くなります。カタカナ発音で喋っているときと比べ、会話時のストレスが大きく軽減されるため、英語でのコミュニケーションを楽しむことができます。」

意思疎通がうまくいかないと、話し手にとっても聞き手にとってもストレスがかかるもの。英語の発音矯正は、円滑なコミュニケーションをサポートしてくれます。

リスニングスキルが向上する

メリットの2つ目として挙げられたのは、「リスニングスキルの向上」です。発音矯正がリスニング力に寄与する理由について、ハミングバードは「自分で話せるようになれば、聞こえてくる」と説明します。

英語のリスニングでは、「知っているはずの単語が聞き取れない」ということがしばしば起こります。原因には、「自分で認識している単語の音」と「聞こえた音」との間に乖離があることが考えられます。

発音を改善し、正しい音で単語をインプットできるようになると、聞こえた音声が知識と結びつくため、リスニングスキルが向上します。

「ネイティブ並みの発音」を叶える!ハミングバードの指導メソッド

「ネイティブのような発音」は、多くの英語学習者が憧れるもの。ハミングバードでは、そんな「ネイティブ並みの発音」を大人になってからでも身につけることが可能だといいます。ここからは、実際にハミングバードが行っている指導メソッドについて教えていただきました。

8種類のMouth PositionとTongue Positionを組み合わせる

ハミングバードの発音矯正では、8種類のMouth Position(口の形)と8種類のTongue Position(舌の位置)を組み合わせることで、英語を正確に発音できるようにしていきます。正しい口・舌の動きを身につけることで、英語を正確に発音するための「楽器」を作れるようにしていきます。

ハミングバードの指導メソッドは、自分の口・舌の位置を常に鏡を使って確認することが特徴です。ネイティブの発音を聞いて真似るだけでは、どうしても感覚ベースでしか発音を身につけることができません。自分の口・舌の動きを目で見ながらネイティブの口・舌の動きを真似ることにより、一つひとつの母音・子音の発音の「型」を正しく身につけることができます。同時に、カタカナ発音との違いも明確に認識できるようになります。

日本人学習者の発音弱点を熟知

ハミングバードは、日本人のために開発された発音矯正の学習法です。そのため、「L」と「R」など、日本人が苦手とする発音を熟知した上で作られています。痒い所に手が届く仕様となっているため、多くの日本人学習者にとって、納得しながら取り組みやすいメソッドです。

また、レッスンで一度発音を体得すれば、日々の生活の中で正確な英語の発音を心がけることで、身につけた正しい発音を持続することが可能だといいます。

まとめ

今回は、発音矯正スクール「ハミングバード」に、英語に関する様々な質問に答えていただきました。

「日本人が苦手な発音ランキング」第2位に/ʌ/が入ったことからは、「なんとなく発音できているつもりの単語でも、実は正しく言えていない」可能性があることが見てとれます。また、正しい発音を身につけることはリスニング力のアップにも繋がり、スムーズなコミュニケーションを可能にすることについても、改めて実感することができました。実際に、レッスンで学んだ発音を会話でも使えるようになった受講生の方々は、ネイティブからの反応に明らかな違いを感じるといいます。

今回お話しを伺ったハミングバードでは、無料体験レッスンを受け付けています。無料体験レッスンでは、「発音を矯正するべき部分」や「発声時の癖」などを分析する発音診断を受けることができます。発音の改善点を知りたいという方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

【関連ページ】英語の発音矯正スクールってどうなの?「ハミングバード」を体験取材!
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English Hub 編集部

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