「英単語が覚えられない」人必見!学習エキスパートが実践する単語勉強法

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英語力を伸ばす上で欠かせないのが、語彙力を鍛えることです。特に、TOEICや英検などの英語資格試験で成果を出すには、多くの英単語を覚える必要があります。また、実際に外国人と英語でコミュニケーションをとる際にも、相手の言っていることを理解したり、自分の考えを英語で伝えたりするには、英単語の知識がマストです。

しかし、英語を学習している方の中には「単語がどうしても覚えられない」「単語学習に苦手意識がある」という方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、TOEIC965点、英検1級を取得した筆者が実際に行ってきた英単語の勉強法や、単語を効率よく覚えるコツについて、お伝えしていきたいと思います。

学習エキスパートが実践する英単語勉強法&コツ

反復することが最重要!


単語学習で最も大切なことは反復することです。人間の脳は、復習をしないと新しく学んだことをすぐ忘れてしまいます。何度も繰り返し同じ単語に接触することで、脳がその情報を重要なものであると認識します。

単語の意味を一度で頭に詰め込もうとして、単語帳とにらめっこするようなやり方は効率的ではありません。大切なのは、一度の暗記に多くの時間をかけることではなく、短時間での復習を繰り返すことです。単語の意味が思い出せない時は、時間をかけて悩むのではなく、すぐに意味を確認して次の単語へ進むという風に、テンポよく復習するようにしましょう。

単語は「見て」「声に出して」覚える

学校教育ではしばしば、単語を何度も「書いて」覚えるという学習法を実施します。しかし、数多くの単語を効率よく覚えるためには、単語を何度も「書く」よりも、何度も「見て」覚えるのがおすすめです。一つ一つの単語を何度も書く方法はどうしても時間がかかってしまうため、短期間で多くの単語を覚えるのには向いていません。

また、できるだけ多くの感覚を巻き込むことで、覚えたい内容をより記憶に定着させやすくすることができます。例えば、声を出せる場所で勉強する際には、英単語と日本語訳を交互に声に出すようにすると、視覚だけでなく聴覚も刺激されるので効果的です。

隙間時間を活用する


上述した通り、単語は何度も反復することで長期記憶に繋がります。そのため、単語の復習はまとまった時間机に向かって行うよりも、1日の中の隙間時間を都度活用してこまめに行った方が効率的です。

「毎日忙しくて学習ができない」と感じていても、改めて1日を振り返ってみると、無意識のうちにぼーっと過ごしている時間が意外とあるものです。

例えば学校・職場での休み時間など、5〜10分でも時間があれば、単語帳を開いて学習を行えるチャンスです。他にも、通勤・通学時間は多くの人にとってほぼ毎日ある時間ですが、ついSNSをだらだら見て過ごしてしまっているという方も多いのではないでしょうか。

1回1回は短い時間でも、隙間時間を使った学習を積み重ねることで、多くの学習時間を作り出すことができます。1回10分の隙間時間を使った学習を1日3回行えば、毎日30分学習をすることができます。1ヶ月続ければ15時間になります。最近は、スマホの単語学習アプリのように、隙間時間に気軽に取り組めるツールも豊富にあるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

記憶のゴールデンタイムを逃さない

隙間時間以外に、1日の中で単語学習に最適な時間帯があります。それは、「寝る前」と「朝起きてすぐ」の2回のタイミングです。

まず寝る前は、暗記に特に向いている時間帯と言われています。人間の脳は、寝ている間に頭の中の情報を整理し、記憶に定着させる作業を行なっています。就寝する前にインプットした情報は、後から他の情報が入ってこないため、最新の情報として脳に残ります。

そして、朝起きてすぐは、脳がまだ新しい情報を何も取り入れていない状態です。そのタイミングで「前日寝る前に覚えた単語」を改めて確認すると、就寝中に整理された情報が引き出され、再度記憶に定着させることができます。

隙間時間の活用に加え、「寝る前に単語学習を行い、朝起きてすぐ前日の復習をする」ということを毎日の習慣にすると、効率よく語彙力を増強することができます。

イメージしづらい単語は画像検索

単語学習を行なっていると、他の単語以上に覚えづらい単語に出会うことがあります。

例えば、TOEICのPart1に頻出する英単語で「pier」(=桟橋)という単語があります。しかし、そもそも日本語の「桟橋」という単語自体にそれほど馴染みがないという方もいるでしょう。このようなイメージしづらい単語は、画像検索を行い視覚的に覚えるというのもおすすめの手段です。

画像検索後には、単語帳の該当する英単語の横に簡単に絵を描いておくと、単語のイメージを思い出すヒントになりますし、単語とセットで都度イメージを確認できるのでさらにおすすめです。

まとめ

今回は、英検1級、TOEIC965点を取得した筆者が行なった英単語学習の方法やコツについてお伝えしました。英単語を覚えやすくするための基本は、脳の仕組みを理解したうえで、記憶に定着させる工夫をすることです。そして何よりも重要なことは、繰り返し学習に取り組むことです。単語学習が苦手な方は、ぜひ今回ご紹介した方法を学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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