TOEICの2時間がつらい人へ!集中力をアップさせる5つの方法

TOEIC® Listening & Reading Test(以下「TOEIC L&R」)では、2時間にわたる試験時間に200問もの問題を解かなければなりません。受験者の多くが「試験で最後まで集中力を維持することが出来ない」という壁にぶつかります。しかし、高スコアを狙うには、試験中に集中力を切らすことなく、試験時間終了まで全力で問題に取り組むことが必須です。今回はTOEIC受験者に向けて、試験で集中力を保ちやすくする方法を5つお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

TOEIC L&Rテスト対策!集中力をアップさせる5つの方法


では集中力をアップさせる5つの方法について、試験当日までの流れに沿ってご紹介していきます。

TOEIC L&Rテスト前日まで

1. 日頃から2時間勉強する習慣をつける

TOEIC L&Rの試験時間は2時間という長丁場です。「普段2時間も続けて勉強することがない」という人が、いきなり試験で2時間集中力を保とうとしても、どうしても難しくなります。例えば、今まで10kmの距離を走り続けたことがない人が、突然10kmマラソンを完走するようにと言われても無謀に感じるのと同じことです。試験本番に向けて、日頃から試験と同じ長さの時間集中して勉強を行い、本番を乗り越えられる持久力をつけておくことが大切です。

スケジュールや体力の都合上、学習を毎回2時間続けるのが厳しいという場合は、試験1週間前だけでも、2時間集中して机に向かうことを心がけてみましょう。

2. 試験前夜は早めに就寝する

少しでも多く勉強しておきたいという気持ちから、試験前日に夜遅くまで学習に取り組みたくなる人は少なくありません。しかし、その気持ちは抑えて、前日は早く就寝したほうが無難です。前日に夜遅くまで勉強すると、翌日の試験本番で眠くなってしまったり、頭がぼーっとしたりしやすくなります。試験で2時間にわたり集中を保つためには、寝不足は厳禁です。前日の睡眠時間はきちんと確保するようにしましょう。

試験前の勉強は、前夜に遅くまで行うよりも、当日の朝早めに起床して行うほうがおすすめです。脳は朝起きてから完全に働きだすまで3時間かかると言われています(※)。朝早く起きることで、試験開始時間までに頭をすっきり目覚めさせておくことができます。TOEICの問題を解いたり、リスニング音声を聞いたりしておくと、頭を英語脳に切り替えるウォーミングアップになります。スコアアップに効果的なので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

※時間については諸説あります。

TOEIC L&Rテスト当日

3. 昼食のとり方に気をつける


TOEICの試験当日は、昼食をとるタイミングや、食べるものにもなるべく気を遣うことをおすすめします。

試験開始直前に食事をとると、試験中に眠くなってしまいやすくなります。反対に、最後の食事から時間が空きすぎても、空腹になってしまい試験に集中できなくなる恐れがあります。目安として、試験開始の3時間前に食事をとっておくと、試験中に眠くなってしまうことを予防できます。

食べるものは、腹持ちのよいお米やうどんなどの炭水化物がおすすめです。また、チョコレートなどの手軽に食べられるものを持参して、試験開始直前に糖分を摂取しておくと、試験終了まで空腹になりにくくなります。

4. 軽いストレッチをする

試験中に問題を解いていて、集中力が切れてきたと感じたら、いったん体をほぐしてみるのも有効です。体が疲れて凝り固まってくると、血流が悪くなり 、集中力も切れやすくなってしまいます。

周囲の迷惑にならない程度の、「軽く背筋を伸ばす」「首をほぐす」「手首を回す」といった具合のストレッチなら、椅子に座ったままでも行うことができます。各パート間に筋肉のコリをほぐすイメージで行うと、気持ちの面でもリセットされます。再び集中した状態で次のパートへ移行できるので、おすすめです。

5. 解けない問題にこだわりすぎない

TOEICでリーディング問題を解いていると、解けない問題にぶつかることがあるでしょう。考えても答えが分からない時は、止まって悩み続けるのではなく、その問題はいったん後回しにして次の問題へと進むことをおすすめします。 

いくら考えても答えが分からない問題や、意味を理解できない英文で悩み続けると、疲弊して集中力が途切れてしまいやすくなります。また、分からない問題に時間を使いすぎると、まだ解いていない問題に充てる時間が少なくなります。その結果、焦って集中できなくなり、落ち着いて取り組めば解けていたはずの問題まで落としてしまう可能性もあります。

まずは解ける問題から優先してどんどん解きすすめてしまうことが、集中力を途切れさせないためのポイントです。

まとめ

今回は、TOEIC L&Rテストで集中力を保つための方法を5つご紹介しました。2時間ものあいだ机に向かって集中し続けるのは、多くの人にとって容易なことではありません。試験本番で実力を最大限に発揮するためには、集中力を持続させるための工夫が必要です。今回ご紹介した方法を参考にしながら、集中力を最後まで維持して、目標スコアを狙いましょう!

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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