TOEIC初心者から600点未満の方へ!600点突破を目指すおすすめ対策法

TOEICを学習している方の中には、「自身の目標スコアに合った対策を行う必要があるのではないか」「まずは600点を目指したいが何をしたらいいか分からない」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。TOEICで600点というスコアは、英語で最低限の会話、メールのやりとり、聞き取りなどができる段階です。

今回は、TOEIC初心者の方や、600点を目指している方におすすめの対策法を3つご紹介したいと思います。

1. TOEICの基本語彙を学ぶ

TOEICの試験を受けるにあたって、単語の学習は必須です。TOEIC初心者〜スコアが600点未満の方は特に、語彙力にまだまだ伸び代がある可能性が高いでしょう。

今回、語彙力強化におすすめしたい単語帳は、『TOEICテスト 全パート単語対策』です。本書はTOEICをはじめて受験する方や、TOEICで600点〜730点を目指す方が対象となっています。まずは本書一冊をしっかりやり通すことをおすすめします。

単語を学習する際は、必ず単語の発音記号の確認も行いましょう。単語の発音を知らないと、リスニングで単語を認識することができません。「TOEICテスト全パート単語対策」には無料音声ダウンロードがついているため、発音を確認しながら学習することができます。

2. 中学レベルの文法の復習をする

TOEICのスコアが600点に達していない方は、中学レベルの英文法が固まっていない可能性が高いです。中学で習う英文法には、英語の構造を理解するための基本的な知識が詰まっています。英文法の基礎を身につければ、600点を突破する可能性をあげることができます。おすすめの教材は、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』です。

英語に苦手意識があり、英文法の基礎の理解が足りないと感じている方には、TOEICの対策より先に中学英語の復習から行うことをおすすめします。

3. TOEICの公式問題集を使ってオーバーラッピングと音読を行う

ETSが出版している『公式TOEIC Listening & Reading問題集』という公式問題集を繰り返し解くこともおすすめです。英語の基礎が固まっていない方は多くの問題数をこなすよりも、まずは1つ1つの問題にじっくり取り組むことが大切です。

問題を解いて答え合せをし、解説を読んで正解の選択肢が正解である根拠、他の選択肢が不正解である理由を理解するようにしましょう。また、リスニングは音声のスクリプトと和訳を照らし合わせながら、リーディングは本文と和訳を照らし合わせながら、わからなかった単語や文を確認・理解する作業を行いましょう。

ひと通り確認が済んだら、リスニングに関しては、音声スクリプトを見ながらオーバーラッピングを行うことをおすすめします。オーバーラッピングとは、音声に自身の声を重ね合わせて同時に発声するトレーニングのことです。

音声のスピードについて発声することが難しい場合は、オーバーラッピングよりも先にリピーティングを行うとよいでしょう。オーバーラッピングが音声と同時に発声するのに対して、リピーティングでは音声が1文読み終えるたびに一度止まって、文を読み上げます。リピーティングとオーバーラッピングを行い、TOEICの音声スピードについていける力をつけましょう。

リーディングに関しては、英文を音読することが有効です。音読は英語学習の初心者に限らず全てのスコアレベルの方に有効なトレーニングとなります。英語学習をはじめたばかりの方は、英語を日本語に訳しながら読み進める方が比較的多い傾向がありますが、音読では英語を頭から順番通り読みながら理解しなければならないので、英語を英語の語順で理解するための英語脳を作ることに役立ちます。

また、音読の際はただなんとなく声に出して読むのではなく、できるだけスピーディに文を読み進めることを意識すると効果的です。ただ、いくら速くても文の意味を理解せずに読み進めては意味がないので、文章内容を頭の中で考えながら、できるだけ早いスピードで音読するようにしましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、TOEIC初心者の方から600点突破を目指している方におすすめの対策法を3つご紹介しました。スコアがまだ600点に達していない方は、英文法の基本や語彙を固めて、TOEICの公式問題集を1冊繰り返し解くことでスコアを大きく伸ばすことができる可能性が高いです。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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