英語学習で成果を出すために心がけるべき5つのこと

あなたの英語学習は思い通りの成果が出ていますか?なかには「英語を勉強し始めたのはいいものの、なかなか点数が伸びない」「話せるようになっている感じがしない」「英語を勉強したい気持ちはあるけれど手につかない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?英語学習に取り組むうえでは、どのようなことを心がければ、より早く英語が習得できるのでしょうか?今回は、英語学習をする上で、成果を出すために心がけるべきポイントを5つご紹介していきます。

  1. なぜ英語を学習したいのかを明確にする
  2. 自分に合った学習方法を見つける
  3. 楽しめるものを通して英語を学習する
  4. 丁寧な単語学習を行う
  5. アウトプットの機会を自分から作る

1. なぜ英語を学習したいのかを明確にする

「何のために英語を学習しているのか?」を明確にすることは、英語学習に対するモチベーションを高め、目標を実現するために最適な学習方法を選択するうえですごく役に立ちます。

例えば「世界中の人とコミュニケーションをとりたい!」という動機で英語学習に取り組む人にとってはスピーキングとリスニングのトレーニングをたくさん積むことができる英会話ベースの勉強をするのが近道ですし、TOEICの点数を上げることが目的の人はTOEIC向けの参考書やアプリで勉強するのが最適です。

自分の「なぜ」を明確にし、その目的が達成された時の自分を思い描いてみましょう。それだけでもモチベーションアップにつながり、英語学習に挫折しそうなときに踏ん張る原動力になります。自分が英語学習の目的に合った学習方法に取り組めているかを定期的に見つめ直してみましょう。

2. 自分に合った学習方法を見つける

英語学習の成果を出すうえで重要なのは、自分に合った学習方法を取り入れることです。人間の脳は一人一人違い、得意・不得意も様々です。学習するときの脳のタイプには「視覚優位」「聴覚優位」「体感覚優位」の3つあります。自分のタイプを知り、それに合った学習方法を取り入れることは学習効率アップへの近道になります。自分のタイプが分かるテストなどで自分のタイプを把握しておきましょう。

例えば、視覚優位の人はビデオ教材など実際に目で見ながら学習できる方法をとることで効率が上がります。聴覚優位の人はPodcastやラジオなど耳を通した英語教材を使う学習方法をとることで効率が上がります。一方の体感覚優位の人は実際に手や体を動かす学習方法をとることで効率が上がります。具体的にはスペルを書いたり、単語の意味などを体で表してみたりすると良いでしょう。

ただし、これらはあくまで3つのスタイルのうちどれが優位かということであり、視覚優位の人がリスニング教材をしても効果が出ないということではありません。大事なのは自分の得意・不得意を理解し、得意な学習方法をより多く取り入れることです。

3. 楽しめるものを通して英語を学習する

英語学習を続けるためには、楽しいと思える教材や手段で学習することが大事です。自分の好きな映画、本、テレビドラマ、Podcast、音楽、記事、友達や好きな人との英語での会話やチャットなど、何でもいいので自分が興味を持って取り組める教材や手段を通じて英語を学習しましょう。楽しささえ感じることができていれば、やる気を長続きさせることができ、結果として英語力の向上につながります。

4. 丁寧な単語学習を行う

特に英語初心者の方は、単語学習を大事にしましょう。単語を知っていて初めて英語を理解し、使うことができます。また、単語学習の際に気をつけてほしいのが、単語と日本語訳の意味だけをひたすら覚えていくだけの学習方法ではなく、丁寧な単語学習をするということです。かなりレベルの高い単語や専門用語の際にこの勉強方法は有効ですが、それ以外の場合は次の簡単な3ステップを実践してみましょう。

  1. 新出単語、見たことのない意味で使われている単語を辞書で引く
  2. 最低1回は発音する
  3. 例文を理解し、音読する

丁寧な単語学習を継続することは英語力の基礎力アップに効果抜群で、上級レベルに達するまでは英語学習の時間の半分以上を単語学習に費しても足りないくらいです。これを継続するためには「絶対毎回1.2.3を実践する!」というような姿勢ではなく、机に座って勉強しているとき、基礎的な単語を知らなかったとき、など自分でルールを決めるとメリハリがつきます。また、学術的な単語は見たら読んで理解できる程度にし、自分が会話で使いたい単語はスペルを覚えて何回も練習して習得するというような単語のレベルや自分への関連性に基づいたメリハリも大事です。

単語学習を効果的に行ううえで有効なのが英語辞書です。単語帳を用いた単語学習は、基礎単語の3,000語を超えた後はあまり効果的ではなく、味気ないものです。質の高い英語辞書を肌身話さず持ち歩きましょう。テクノロジーのおかげで今では分厚い辞書ではなくスマートフォン1つで十分になりました。ネット辞書もすごく便利ですが、最低1つは有料の辞書アプリ(ロングマンなど大手の辞書のアプリ版)をインストールしオフラインでも使えるようにして、いつでも辞書を引けるようにしておいてください。辞書アプリは従来の辞書の信頼できる情報量に加え、単語や例文の音声、履歴からの単語テスト機能などとても便利です。

5. アウトプットの機会を自分から作る

英語学習で忘れがちになるのがアウトプットの機会を作ることです。オンライン英会話サービスで話す、英会話のイベントなどで友達を作って話す・チャットする、日本人の英語勉強仲間と英語だけで会話する・チャットする、英語日記を書く、インターネット上に英語でコメント・チャットする、英語で独り言を言う、など、アウトプットの方法は何でも構いません。

必ずしもネイティヴスピーカーを相手に会話する必要はなく、大事なのは自分の頭で考え、自分が学習した知識をアウトプットする練習を繰り返すことです。レベルの低い間はオンラインの英会話サービスや日記添削サービスが始めやすいかもしれません。

アウトプットが忘れがちになっているなと思った方はぜひ日常的にアウトプットするように心がけてみてください。リスニング・リーディングといったインプットと、スピーキング・ライティングといったアウトプットは、どちらかが欠けているともう片方の学習の伸びも悪くなってしまいます。今までアウトプットが不十分だった人はむしろラッキーと思ってください。アウトプットしだしてからの自分の伸びにびっくりするはずです。

まとめ

いかがでしょうか?一言で「学習」といってもその幅がとても広く、奥も深いのが英語学習です。だからこそ目的を明確にし、自分に合った方法を選択し、モチベーションを保ちながら継続的に学習することが大切です。細かい学習方法やテクニックも大事ですが、上記5つのポイントが抑えられているかを時には振り返ってみてください。英語学習をしているときついときはあると思いますが、自分に合った方法で楽しく学習すれば確実に成果は見えてきます。

英語のレベルがある程度まで伸びれば、できることが圧倒的に増えて、今までの努力が報われたと思える日が必ずやってきます。3つ目のポイントでも紹介しましたが、何よりも楽しむことを忘れずに頑張りましょう!

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米倉 ジョージ

高校卒業後3年のホテル宴会勤務を経て、受験勉強として英語学習を開始、早稲田大学商学部合格、1年間の受験英語個別指導経験、TOEIC935点取得、1年半のオーストラリアでの勤務経験を経て帰国。現在は英語講師として、また英語翻訳、通訳、英語関連記事ライターなどフリーランスで活動。自身の21歳からの英語学習経験から学んだ発音矯正法、海外勤務で身につけた英会話力が得意分野。プライベート英会話レッスン申し込み受付中

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