11月も終わりに近づくなか、英会話業界にビッグニュースが飛び込んできました。通信キャリア大手のKDDI株式会社が11月22日、「英会話イーオン」で知られ、全国250以上に英会話教室を展開している株式会社イーオンホールディングスを買収すると発表しました。KDDIは今後の市場拡大が見込まれる教育市場への参入を目的として、来年1月を目途にイーオンHDの全株式を取得予定とのこと。
KDDIは今回の買収の背景として国内の外国語教育市場の成長性を挙げており、2020年以降の小学校における英語教科化、大学入試における英語4技能試験の導入、訪日外国人観光客の急増に伴うインバウンド需要への対応など、外国語学習ニーズの高まりが想定されるとしています。
今後は、KDDIの強みである「ICT技術」とイーオンの強みである「指導経験豊富な教師・オリジナル教材・留学サービス」を組み合わせ、AI技術を活用した学習者向けのカリキュラム最適化支援や、VR技術を活用したバーチャル英会話プログラムなどのサービスを検討しているとのこと。
近年ではEdTech(エドテック)という言葉があるように、教育の現場でもテクノロジーの活用が進んでいます。英会話業界においても各社がオンライン英会話システムを導入するなど業界全体としてITを活用する方向へと進んでいましたが、今回のKDDIによるイーオンの買収は、この流れを一気に加速する大きな一歩となりそうです。
具体的な取り組みの詳細についてはまだ明らかにされていませんが、AIによる学習カリキュラム最適化やVRによる英語教育などは非常に将来性を感じる分野なので、今後イーオンがKDDIのリソースを活用しながらどのような新しいサービスを提供するのか、今から非常に楽しみです。
【参照リリース】イーオンホールディングスの株主異動について
【関連ページ】英会話イーオンの口コミ・評判を見る
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