英語を楽しく学ぶツールとして、多くの学習者に人気なのが「映画」。リスニング力を伸ばして、字幕無しで映画を観れるようになりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
1年間に1,000時間の学習に取り組み、実践的なスピーキング力を身につけることで知られる英語コーチング「TORAIZ(トライズ)」でも、受講者の英語力を高めるトレーニングの一環として映画が活用されています。
その学習方法とはすばり、「映画1本全てを英語でシャドーイング」。
シャドーイングとは、流れてくる英語音声のすぐ後に続き、発音や抑揚など、元の音声をできるだけ真似ながらリピートをするトレーニングのことです。
「大好きな映画作品のセリフをすべて英語で言えるようになる」というのは、映画ファンなら誰もが憧れるものですが、果たしてどれくらいの時間がかかるものなのでしょうか。また、映画1本をシャドーイングできるようになると、どのような英語力が身につくのでしょうか。
今回English Hub編集部は、映画1本シャドーイングの効果や取り組み方について、「トライズ」田町三田センターで多くの受講生のサポートを担当されてきた、コンサルタントのMOTOKIさんにお話を伺いました!
トライズは、1年間に1000時間の学習に取り組むことで、「本当に英語が話せる力」の習得を目指すコーチング英会話プログラムです。専属コンサルタントのサポートのもと、一人ひとりの目標に応じて作成される個別カリキュラムに取り組むトライズは、受講生の学習継続率が91.7%、満足度も97.9%と非常に高いのが特徴です。
英語コーチング「TORAIZ(トライズ)」に聞く、映画シャドーイングの方法と効果とは
Q:「映画1本シャドーイング」とはどのようなものですか?
映画を教材として使い、登場人物のセリフのシャドーイングを行います。なぜ映画なのかというと、理由は3つあります。
- 生の英語に触れることができる
- 楽しみながら学習できる
- 実際に使われる80%以上の単語が、1本の映画に含まれている
映画では、ネイティブが速いスピードで会話の応酬を行うので、映画1本丸々理解できるようになるとリスニング力は大きく上がります。
シャドーイングで大切なのは、音と意味の紐づけです。例えば「LOCAL」という単語は、実際の発音は「ロコ」に近いのですが、日本人は「ローカル」で覚えてしまっているので、ネイティブに「ロコ」と言われると理解できない、ということが起こります。「LOCAL」の発音は「ロコ」なんだ、ということを学ぶのに最適なのがシャドーイングの学習になります。
Q:どんな作品が受講生に人気ですか?
トライズで特に使われているのは「プラダを着た悪魔」ですね。ビジネスシーンから日常会話まで、様々な状況で使える英語を学ぶことができます。ファッション業界をテーマとしているため女性に特に人気があります。
男性には、交渉の場面がよく登場する「サンキュー・スモーキング」も人気があります。
Q:1本を仕上げるのに、どれくらいの時間がかかりますか?
平均で6ヶ月です。映画は1本約2時間と長いため、専属コンサルタントによるプログレスチェック(進捗確認)がある2週間ごとに1章のように、区切って行っています。もちろん、進捗状況や完成度によっても期間は変わってきます。
Q:シャドーイングは、どのくらいの完成度を目指して行いますか?
映画のシャドーイングは難易度が高いため、目安としては8割程度、具体的には、スクリプト1ページ内で1、2行つっかえるところがあるくらいを最低ラインとしてみています。また、シャドーイングの際には英語の音だけではなく、出てくる単語や話の内容もしっかり理解いただいているかをチェックし、完成度を測っています。
また、いきなりネイティブの話す速さでシャドーイングすることは難しいため、最初は音声の速度を0.8倍速などに落として行う場合があります。受講生様のレベルや特徴を見極めながら、トレーニング方法を変えています。
Q:映画を1本シャドーイングすることで、どのような英語力が身につきますか?
まずは、ネイティブの正しい発音を理解し発話できるようになります。いわゆる、「英文を見たらわかるが音声だけでは聞き取れない」という、多くの日本人が抱える悩みを改善することができます。
また、アクセント・抑揚といったネイティブの話し方を意識してトレーニングできるので、リスニング力はもちろん、発音やアクセント・抑揚なども改善します。
さらに、映画に出てくる単語・フレーズも学ぶことができます。映画の良いところは、英語表現を、実際に使われる場面と結びつけて覚えられる点です。自分で使う場面をイメージしやすいため、学んだ表現が記憶に定着しやすいというメリットもあります。
Q:映画のセリフを覚えることは、実際の英会話でも役立ちますか?
もちろん役に立ちます。前述のように、映画を題材にすると使用シーンとともに英語表現を覚えられるので、実際の場面でも表現を引き出しやすいでしょう。実際に使うときには、映画のフレーズをそのまま使うのではなく、状況によって覚えたフレーズを言い換えるなどしていただけるように指導しています。
Q:30分程度のTVドラマなど、映画より短い動画を題材にしたシャドーイングでは効果は薄いでしょうか?
効果に大きな差はないと思いますが、あまりに短いものですと話の流れや使う場面などがイメージしづらいこともあるかもしれません。
Q:作品を選ぶ際のポイントはありますか?
たとえば、ビジネス英語を学びたい方は、日常会話しか登場しない映画を選んではいけません。あとはスラングの多い作品は、一般的ではない英語を身につけてしまう可能性があるので避けた方がよいです。トライズでは毎回、受講生様のゴールやレベルを考慮し、最適な英語が登場する作品をピックアップしています。
Q:英語学習者へのメッセージをお願いします
スポーツや音楽など世の中の様々なスキルと同様、残念ながら、英語も短期ですぐに身につけることはできません。
トライズでは、1年間受講生様の学習をサポートいたしますが、これは適当に決めた時間ではありません。アメリカ国務省機関のFSIなどの研究結果や、数千人以上のトライズの受講生様の実績から、多くの人が英語を話せるようになるために必要な最短期間として1年間にしています。
実際にトライズのコンサルタントも、海外に留学して英語漬けの毎日を送って、ようやく1年で英語が話せるようになった者がほとんどです。日本で英語を身につけるためには、目的に合った最適な学習を適切な期間行う事が必要不可欠です。
今回ご紹介した映画のシャドーイングは、あくまで学習法の1つです。初心者から上級者まで、1人ひとりに合った学習法をあなたの専属コンサルタントとネイティブコーチが提案しサポートしますので、「本当に英語を話せるようになりたい方」は、まずはぜひトライズの無料カウンセリングにお越しください。
MOTOKIさんのメッセージにもあったトライズの無料カウンセリングでは、どのように学習を進めれば英語が話せるようになるのか、ヒアリング結果に基づき個別に提案してもらえます。また、プログラム内容に関する質問や、働きながら学習方法を捻出する方法などについても、専門の担当者が丁寧に答えてくれます。英語学習の方向性を検討中の方や、今回お話を伺った映画シャドーイングに興味があるという方は、一度気軽に無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
【参照サイト】【公式】TORAIZ(トライズ)
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English Hub 編集部
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