TOEIC問題集はどれがおすすめ?英語学習ライター兼講師が目標スコア別に厳選!

沢山のTOEIC対策問題集がある中で「どの問題集を使ったらいいのか」と迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

TOEICの問題集を選ぶ際には、自分自身の目標スコアに合ったものを選ぶことをおすすめします。目標スコアによって、集中して対策するべき問題のタイプが異なるためです。自分の目標スコアに合った問題集を解くことで、効率よく目標スコアの達成を目指せます。今回は、TOEIC965点でTOEICコーチの経験も持つ筆者が、目標スコアごとにおすすめのTOEIC問題集を紹介していきます。

目次

※記事内の情報は2022年8月4日時点のものです

TOEIC全受験者におすすめの問題集

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』

TOEICを受験する全ての方におすすめの問題集は、『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集(以下、『公式問題集』)』です。1冊の公式問題集に、テスト2回分の問題(計400問)が収録されています。

公式問題集の問題は、TOEIC Program を開発しているETSが、本番のテストと同じプロセスで制作しています。レイアウトも本番試験そのものなので、演習に最適です。さらに、スコア換算表が付属しているので、自分の予想スコアを把握できます。

2016年5月より導入された新形式問題に対応した公式問題集には、『TOEIC テスト公式問題集 新形式問題対応編』と、『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』1~8までの計9冊(2022年8月現在)があります。『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』は、数字が大きいものほど新しく出版されたものです。最新の試験傾向が反映されている『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8』から、降順で取り組むことをおすすめします。

TOEIC600点以上を目指す人におすすめの問題集

『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編』

TOEICスコア350〜700点レベルの方を対象とした、リスニングに特化した公式教材です。

前述の公式問題集シリーズと同様に、TOEIC Programを開発しているETSが制作した公式教材で、本番のテストと同じ「公式スピーカー」がリスニング音声を担当しています。本番と同じスピーカーの音声を使ってリスニング対策に取り組めるのは、大きなメリットです。

また、本シリーズは書き込みながら学習を進めていくワークブック形式になっています。きちんと聞き取れていない部分を曖昧なままにせず、苦手箇所をしっかり把握できるのが特徴です。リスニングが苦手なTOEIC初心者の方におすすめです。

『公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リーディング編』

TOEICスコア350〜700点レベルの方を対象とした公式教材のリーディング編です。前述のリスニング編と同じく、書き込みながら学習を進めていくワークブック形式になっています。ガイドに沿ってロジカルに考えながら解き進めていくことにより、一つ一つの問題の解き方やポイントを深く理解できます。

TOEICのリーディング問題を「感覚や勘に頼ってなんとなく解いている」という方は、ぜひ本書を通して、問題を解く際の思考の流れを理解してみてください。また、TOEIC初心者で「リーディングセクションに特化してじっくり対策したい」という方にもとてもおすすめです。

TOEIC700点以上を目指す人におすすめの問題集

『TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問』

本書の問題は、本番試験に近いレベルでありながら、公式問題集シリーズと比べるとやや難しめの問題も含まれています。また、本書にも公式問題集と同様に、スコア換算表が付いています。

700点以上を目指すためには、多くの問題を解き、TOEICの問題パターンを掴むことも大切です。本書には、試験3回分の問題(計600問)が収録されているので、TOEICの問題を沢山解いて問題慣れをしたい方におすすめです。

『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破』

「東進ブックス レベル別問題集」シリーズの本書は、730点突破を目指す方向けの教材です。レベルに応じた無理・無駄のない学習で、目標突破に必要な力が身につきます。

本書には、1回10分で行える、本試験と同じ問題形式のミニテスト24回分が収録されています。少しずつ学習を進められるので、忙しい社会人・学生の方でも気軽に取り組めて継続しやすいでしょう。

TOEIC800点以上を目指す人におすすめの問題集

『世界一わかりやすいTOEIC L&Rテスト総合模試2 [800点突破レベル] 』

本書は、分かりやすさを追求して制作された、800点突破を目指す方向けの問題集です。本番と同じ形式の模試2回分が収録されています。

著者は、カリスマ英語講師として著名な関正生先生。本書はそのタイトル通り、関先生による解説が非常に分かりやすいのが特徴です。学習者がつまずきやすいポイントの数々を、関先生が噛み砕いて解説してくれています。

TOEIC900点以上を目指す人におすすめの問題集

『TOEIC(R)テスト新形式精選模試リスニング』

本書には、模試5回分ものリスニング問題(計500問)が収録されています。問題の難易度は、公式問題集などと比べて高めに作られているので、900点の壁突破を目指している方にとてもおすすめです。

TOEICでは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4ヶ国の話者がスピーカーとして登場します。本書では、本番の試験と同様に、4ヶ国のスピーカーによる音声を使ってリスニング学習に取り組めます。様々な発音に慣れておくことで、本番でも戸惑うことなく問題を解き進められるでしょう。

『TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング』

上記のリスニング編と同様、模試5回分のリーディング問題(計500問)が収録されています。リーディング編もやはり問題の難易度が高めなので、すでに基礎力を持っていてTOEICハイスコアを目指している方にぴったりの問題集です。

全ての設問に対して、正解するための手順や考え方の説明が丁寧にされているので、解答までのプロセスをきちんと理解できます。スコアアップに直結する問題集として、自信を持っておすすめできるシリーズです。

まとめ

今回は、TOEIC965点でTOEICコーチの経験も持つ筆者が、目標スコアごとにおすすめのTOEIC問題集をご紹介しました。

TOEICはスコアが5点〜990点と幅広いので、目標スコアに合った問題集を選んで学習することで、無駄なく目標達成を目指せます。今回ご紹介した内容を参考にしながら、ぜひ自分にぴったりの問題集を見つけてみてくださいね。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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