金融業界で英語を使う仕事・求人は?外資系金融機関一覧も

金融業界の仕事には、さまざまな職種があり、専門的な知識や技術を要する仕事もあります。また、企業によって海外企業とのつながりがあることから、英語力を持つ人材を求めるケースがあります。

今回は、金融業界で英語を使う仕事や求人について解説します。また、英語を使用する職種の給与水準や金融業界に転職する魅力・注意点なども紹介しますので、参考にしてください。

※記事内の情報は2023年1月調査時点のものです

目次

1.英語力を活かせる金融業界の仕事・職種は?

金融業界は、銀行や証券会社、生損保会社、リース会社、クレジット会社など様々な事業者があり、一部の仕事において高度な英語力が求められることがあります。ここでは、金融業界で英語力を活かせる仕事や職種について紹介します。

1-1.金融業界で求人の多い英語使用業務・職種

金融業界における次のような職種や場面では業務上、英語を頻繁に使用するケースが少なくありません。

  • 取引先が海外にある場合
  • トレードファイナンスに携わる場合
  • M&Aに携わる場合
  • 海外審査に携わる場合

取引先が海外企業である場合は商談が英語で行われるため、ビジネスレベルの英語力が求められます。

トレードファイナンスとは、輸入・輸出などの貿易を行う際に必要な資金を融通したり、信用供与をしたりすることをいいます。輸出入にかかわる業務のため、英語を使ったやりとり・商談が行われるケースが多く、高い英語力が求められます。

M&Aとは、企業の合併買収のことをいいます。M&Aアドバイザーや投資銀行などの要職では、海外拠点などと頻繁にやりとりを行うため、高度な英語スキルが要求されるでしょう。

金融業界では、外国政府などの政治・経済や信用力、資産自己査定、信用格付などに関する調査や情報収集を行う海外審査(外国審査)業務の求人も見られます。こちらも英語での業務遂行能力が問われるため、高い英語力が必要です。

1-2.金融業界で求められる英語力や英語使用頻度

金融業界で求められる英語力や、英語を使用する頻度は、勤務先の企業や職種などによって異なります。

例えば、先述したような海外企業とのやりとりが発生する部署に配属された場合でも、営業職を支えるバックオフィス業務であれば、それほど英語力が求められないケースがあります。

一方、海外との渉外担当や海外拠点とのやりとりが多く発生するような営業職や管理職では、書面でも口頭でも英語を使ったコミュニケーションが基本となる可能性があります。

勤務先などによっては、英語の資料・レポートの読み込みや英文資料・メール作成、英語でのプレゼンテーションや電話でのコミュケーションなど、業務の大半で英語を使用するケースもあり、ビジネスレベルの高い英語力が求められるでしょう。

1-3.金融業界の英語使用業務の給与水準は?

金融業界で英語を使用する業務の給与水準は、どのような職種に就くかによって大きく異なります。

例えば、外国為替のブローカーや住宅ローン営業、金融事務職など、実務経験がなくてもチャレンジできる若年層向けの求人であれば、月給は20万円から30万円程度からスタートするケースも多くみられます。

一方で、金融業には専門職も多く存在しており、複数年の実務経験が採用の条件となっている場合があります。海外企業などとのやりとりが多い専門職では、比例して求められる英語力・海外経験のハードルも高くなり、月給100万円レベルの求人も多数見られました。

また、専門職の管理職や要職になれば、年収1,500万円にも届くようなケースがあるようです。

金融業界でビジネスレベルの英語力を求められるような職種では、そもそも専門性の高い業務に対応する場合が多いので、高い給与水準で働けるでしょう。

1-4.金融業界企業への転職の魅力や注意点

金融業界に転職する魅力の1つが給与水準の高さです。転職サービス「doda(デューダ)」が2022年12月に発表した「平均年収ランキング2022」における業種別の平均年収ランキングトップ20には、「投信/投資顧問」や「証券会社」など、「金融」に属する6業種がランクイン。金融業界には他業界と比較しても高めの給与水準となっている業種が多いことが読み取れます。

次に、専門性の高い知識が得られるのも金融業界で働く魅力です。例えば金融業界の電子化が進む流れの中でIT知識に長けた金融の専門家の需要は増加しており、ITと金融の知識に精通することで将来のキャリアアップを期待できると言えるでしょう。

一方、注意点の1つが転勤の多さです。金融業界では不正防止を目的とした転勤や異動が多く、特に大手の銀行や証券会社ではその傾向が強くなります。同じ地域で定住することが難しい場合もある点は注意が必要です。

また、金融や商品に関する継続的な勉強が欠かせない点についても負担を感じるケースがあるでしょう。規制や法律が変化しやすい業界であることに加え、金融という性質上1回の取引が高額になりやすいこと、刑事責任のある取引があることから、常に勉強して知識を増やしたり、アップデートしたりする必要があります。

最後に、金融業界の仕事ではノルマが設定されがちな職種も多いといえます。たとえば証券会社の営業職などでは、金融商品の販売数や契約件数などが、昇進や昇給に影響したりすることがあります。

2.金融業界の外資系企業一覧

ここでは、金融業界の外資系企業を紹介します。

  • HSBC
  • ニューバーガー・バーマン
  • BNPパリバ証券
  • ゴールドマン・サックス
  • モルガン・スタンレー
  • J.P.モルガン
  • シティグループ
  • バンク・オブ・アメリカ
  • UBSグループ
  • クレディ・スイス
  • ドイツ銀行グループ
  • バークレイズ
  • ソシエテ・ジェネラル
  • クレディ・アグリコル

3.金融業界の英語使用業務への就職・転職に役立つスキルは?

金融業界では英語の使用有無に関わらず、公認会計士や税理士などの業務独占資格、金融商品の販売営業に必要な「証券外務員資格」など、特定の資格を取得しなければならない職種が多くあります。まずは希望するポジションでどのような資格が必要で、またどのような法規制を受けるのか、確認すると良いでしょう。

また、金融業界は専門的な知識やキャリアが重視されるため、将来的なキャリア形成も視野に入れつつ、現在のキャリアを積んでいく戦略も重要になります。特に英語を活用した海外折衝を含むようなポジションでは、英語を使用したコミュニケーション力は基礎的なスキルと見なされ、より専門的な業務経験が重視されることになります。

一方、若年層向けの求人(新卒・第二新卒)であれば、基本的な英語力や留学経験などがアドバンテージとなりえます。また、高い英語力が求められる業務では、TOEIC®800点~900点などのハイスコアが目安になります。ただし、外資系企業でTOEICスコアを明示している求人情報は多くないため、目安としてご参考ください。

金融関連の法改正や新しい仕組みの金融サービスが生まれたりするなど、金融業界には常に新しい動きがあります。今後はIT技術の発展などによって、さらに変化が起こる可能性もあるため、柔軟性を持って対応していく必要があるでしょう。

4.金融業界に強い転職エージェント/求人サイト

金融業界で英語力を活かせる仕事を探したい場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

転職エージェントでは、英語力やその他のスキル、経験、実績、希望する条件などをもとに、求職者に合った転職先企業を紹介してもらえます。また、転職活動をスムーズに進めるためのアドバイスや面接日や退職日の日程調整などの代行業務なども行ってくれます。

「まずはどんな求人があるのか知りたい」「自分で転職先企業を探したい」と考えるのであれば、求人サイトも併せて利用するといいでしょう。金融業界に強い転職エージェントや求人サイトは次のとおりです。

JAC Recruitmentは、株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営する、ハイクラス・ミドルクラス・スペシャリストの転職に強い転職エージェントです。

業界に精通した専門のコンサルタントが転職をサポートしてくれるほか、役職や専門職での転職にも対応しています。金融業界への転職はもちろん、キャリアアップを目指す方にもおすすめのサービスです。

ロバート・ウォルターズ (Robert Walters)は、1985年に英国ロンドンで設立されたハイクラスの外資系・日系グローバル企業への転職に特化した人材紹介会社です。世界31カ国の主要都市にオフィスを構え、日本においては2000年に東京オフィス、2007年に大阪オフィスが設立されています。

数ある転職エージェントサービスの中でもハイクラスの外資系・日系グローバル企業に特化しており、高い英語力を必要とする求人を扱っている点が特徴的です。また、日本国内だけでなく世界31ヵ国の拠点があるという背景もあり、他の転職支援サービスと比較して海外勤務の案件も豊富です。

マイナビ金融AGENTは、株式会社マイナビが運営する金融業界専門の転職エージェントです。チームにはメガバンク・地銀・証券・生保など、金融出身者が多数在籍。業界への転職活動を、金融スペシャリストの転職に精通した金融業界専任キャリアアドバイザーのサポートのもとで進められます。

また、母体となる「マイナビエージェント」が保有する求人情報も共有されているため、金融職種だけでなく多職種への転職も考えたい方も活用可能です。

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する総合型転職エージェントです。取り扱う求人数が多く金融業界の求人も網羅しているため、転職活動にはぜひ活用したいサービスとなっています。

2023年1月時点で約33万件の公開求人・27万件以上の非公開求人を扱っています。外資系求人も多いほか、書類添削や面接対策などサポートも手厚いため、転職活動をスムーズに進められるでしょう。

金融業界内のさまざまな求人を扱っており、ハイクラス向け転職にも対応しています。1,600社もの金融業界企業との取引実績があるため、業界への転職を希望する方が利用しやすいサービスとなっています。

dodaは、パーソルキャリア株式会社が運営する総合転職支援サービスです。求人サイト・転職エージェント・スカウトサービスとして利用できる総合型転職支援サービスとなっているのが特徴です。

公開求人数は約18万件(2023年1月時点)で、外資系企業や英語を活かせる仕事も探しやすくなっています。

まとめ

今回は金融業界で英語を使う仕事や求人について解説しました。

金融業界での仕事のうち、海外企業とかかわる仕事や一部の専門職では頻繁に英語を使用します。コミュニケーションのミスが大きな損失につながる可能性があるため、ビジネスレベルの高い英語力が求められやすいという点に注意が必要です。

ただし、勤務先や職種によって必要な英語力は異なりますので、応募の条件となる英語力を確認することが大切です。

また、英語力を活かせる金融業界の仕事に転職したい場合は、転職エージェントを利用すれば転職活動をスムーズに進められます。自分に合ったサービスに登録して、うまく活用してきましょう。

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English Hub 編集部

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