いくらかかるの?イギリス語学留学の費用・料金相場

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英語留学を決定したら具体的な準備が必要となります。その過程でまず一番気になるのが予算。一般的なイギリスの物価はどうなのか、何にどのくらいの予算が必要なのか、出発前に概算して計画を立てる必要があります。ここでは、留学に必要な費用の内訳やイギリスの物価についてお話します。

イギリス留学費用にかかる内訳

移動費

目的地までの往復の航空券代および国内での移動費。イギリス、ロンドンは欧州交通の中心地、多くの航空会社が乗り入れています。料金の目安は、直行便か経由便か、また渡航のシーズンによって大差が生じますが、ローシーズンでは往復10万円前後から、ハイシーズンで20万前後です。経由便でローシーズンに出発できるよう計画すると航空券代は安く抑えることが可能です。

授業料

英語学校の授業料は、コースの授業時間数によって異なります。ロンドンの英語学校の授業料の一例では、フルタイムコース(週15時間)で£70(週)から、10週間のコースでは£555、パートタイムコース(週4時間)では12週間で£275、集中コース(週30時間)で10週間£1,293 となっています。授業料は各学校によって多少の差があり、またフルタイムやパートタイムのコースの設定料金も異なるので、いくつか学校を調べて比較することをおすすめします。

滞在費

滞在費の多くを占めるのが家賃です。どのような滞在場所にするかにより、家賃も大きく変わってきます。住居の種類は、賃貸アパート、大学付属の学生寮、長期滞在者用アパートホテル、フラットシェア、ハウスシェア、ホームステイなどの種類があります。家賃の目安は、地区によっても大きく異なりますが、ロンドンの例でフラットシェアだと月£350〜800です。独立ワンベッドルームフラットの例では、月£750~1000。ロンドン以外の都市ではこれより安くなります。

食費

現在のイギリスの付加価値税は20%と高額な一方で、ほとんどの食材は無税あるいは非常に低い税率が設定されているため、食品は一般的な物価に比べて安価です。スーパーや定期的に立つ野菜市場などで食材を購入して自炊すれば、経済的です。外出時の昼食は、ベーカリーやカフェで豊富な種類が並ぶサンドイッチの持ち帰りや(イギリスではtake away )、スーパーで出来合いのランチ食品を購入すれば安く上がります。1週間の食費の目安は、一人およそ£40~50位。パブのビール平均価格は£3前後、食事で一食£8〜12、レストランでは一食平均£15~25。

交通費

地下鉄のあるロンドン、グラスゴー、リバプール、タイン・アンド・ウィアなどの大都市に住む場合は、地下鉄のチケット代。ロンドンの地下鉄の1週間乗り放題チケットは£32~60(利用できるゾーンによって異なる)。地下鉄の乗り放題チケットはバスも利用可能。乗り放題チケットの他に、公共交通機関を利用するには、オイスターカード(Oyster card)と呼ばれるタッチ&ゴーのカードがあり、これに現金を入金(チャージ)しておくことにより、乗車の際に料金が差し引かれていくシステムがあります。このカードを利用すると区間料金に割引があり、シングルチケットを購入するよりお得です。

諸経費

以下は、その他に外出や旅行にかかる料金の目安です。

ユーロスター料金ロンドン~パリ間片道£50〜、ロンドン〜ケンブリッジ間電車料金£17〜、映画館£10~15、ロンドンウエストエンドの観劇£25〜、クラブなどの入場料£10~40、ライブコンサート£15〜、コーヒー代£3.5~、カクテル£11 ~などです。

*下記リンクから、「Plan your budget」 という予算計算アプリにより、留学にかかる費用を概算することができます。大まかでも目安となる金額がわかると、予算を立てる上で参考になるでしょう。

Plan your budget

医療保険

イギリスは、外国人留学生でもNHS (National Health Service) という医療サービスが無料で受けられるという非常に寛大な国です。学生ビザを取得する必要がある場合、ビザ申請時に150ポンド(年間)を支払えば、医療保険も受給することができます。従って基本的には医療費の心配はありません。また救急医療を受けた場合は、誰でも無料です。ただし、このNHSで治療を受ける場合、予約がすぐに取れない場合があるので、プライベート診療(自由診療)が受けられる海外旅行保険に加入しておくと安心です。またビザ無しの短期留学の場合は、学生ビザの例にあてはまらないため、日本の旅行保険加入をおすすめします。

イギリス留学の費用を抑えるポイントはこれ!

  • 公共交通機関の割引を利用する
  • 娯楽には、美術館や博物館の割引や無料制度の情報を入手して利用する
  • 条件に当てはまる人は、国際学生証を入手して学割が適用されるものには徹底利用
  • ほとんどの食品や食材には付加価値税がかからないため一般的な物価に比べ安く自炊が一番経済的。ただし日本の食材は高価。
  • Youth Mobility Scheme のビザが取得できれば、アルバイトで収入を得ながら滞在することも可能
  • 物価はロンドンが一番高いので、滞在先に地方を選べば全体的に割安
  • 英語学校の授業料は学校によっても差があるので、授業料の比較調査をする。また授業時間数の少ないパートタイムコースを選べば安い
  • 語学学校によっては滞在先の斡旋(フラットシェア、ホームステイ、フラットレンタル、その他学生向けの宿泊施設)を無料で行なっているので利用する
  • 外食は割高なのでなるべく避ける
  • イギリス人の社交の場・パブではビール一杯で粘れるので、友達との交流などに利用する
  • 長期留学を計画している人は、地方自治体が主催するAdult Education コースを申し込めば授業料は格安
  • まとめ

    イギリスは欧州の国の中で物価が高い国の一つではありますが、多くの場で学生割引が設けられているので、英語学校に通う25歳以下の人は学生証を入手することをおすすめします。年齢オーバーの方もここに挙げた費用を抑えるポイントを参考にして、イギリス滞在を満喫して下さい!

    【参照サイト】English Language Course Fees(Foreign Students)
    【参照サイト】Accommodation(British Council)
    【参照サイト】New arrivals guide to the Cost of living in the UK and London(workgateways)
    【参照サイト】Health and safety(British Council)
    【参照サイト】Travel and transport(British Council)

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    イギリス留学におすすめの語学留学プログラム

    イギリスに語学学校のある語学留学プログラムをご紹介します。

    イギリス各地の直営語学学校で学ぶ「EFの語学留学」

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    EFの語学留学は、創業以来50年の実績を誇り、海外留学、語学教育、学習研究、文化交流などの事業をグローバルに手掛けるイー・エフ・エデュケーション・ファーストの直営語学学校へ留学できるプログラムです。世界22ヵ国に広がるEFの語学学校には100カ国以上から生徒が集まり、インターナショナルな環境で語学力を磨けます。授業外でもイベントやアクティビティなど、留学仲間との交流の場がたくさん用意されています。留学エージェントを通しての留学ではなく、プログラム運営機関の直営校で学ぶ大きなメリットは、希望、目的に応じて渡航先や期間、カリキュラムなど、留学プランをフレキシブルにオーダーメイドできる点。また仲介費等は一切かからず、国内留学カウンセラーと現地スタッフの円滑な連携によるサポートを受けられます。

    イギリス各地に広がる語学学校!「Kaplan(カプラン)の語学留学」

    Kaplanの語学留学プログラム トップページ

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    イギリス語学留学におすすめの留学エージェント

    イギリス留学におすすめの留学エージェントをご紹介しています。はじめてイギリス留学を検討されている方、イギリス留学の情報収集をしたい方はぜひ参考にしてください。

    英語力UPに向けたサポートが充実の留学エージェント「School With」

    School With トップページ

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    ※1 2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
    ※2 2023年4月期。調査対象:18~29歳の直近5年以内の留学経験者618名

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    Global Dive(グローバルダイブ)は、全世界20ヶ国・1,000校以上の語学留学・ワーホリをサポートしてくれるサービスです。外国人観光客が多い観光地でリゾートバイト+無料のオンライン英会話で英語力と留学費用を貯めてから海外留学に行ける「ZEROから留学プラン」という独自のサービスを提供しているほか、留学・ワーホリからの帰国後の就職支援サービス「旅人採用」も展開しており、帰国後サポートも充実しています。手数料は全て無料で、カウンセラーは全員が海外経験者のため、はじめて海外留学を検討されている方でも安心して相談することが可能です。現状は留学費用がないものの、何としても海外留学を実現させたいという方にとてもおすすめのサービスです。

    語学留学先を国別に見る

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    Yukari

    オーストリア、ウィーン在住。日本の大学ではフランス語を専攻、卒業後は英国の大学院で国際政治を学ぶ。これまでロンドン、ニューヨーク、トロント、モントリオール、パリ、シンガポールに在住。各英語圏における英語の違いに興味を持つ一方、イギリス英語に魅せられる。現在はリサーチャーとして主に欧州における英語・フランス語圏の政策調査に携わる傍、執筆活動も行う。