イギリス語学留学のメリットとデメリットを徹底比較!

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イギリスは留学先として、とても魅力ある国です。海外に滞在し学ぶことは、人生の中で大きな意義がある一方、必ずしも全てが容易いことばかりではありません。ここではイギリスへの英語留学を考えている人のために、実際にどんなメリットとデメリットがあるのか、具体的な要素を見ていきます。

イギリス留学のメリット

留学費用がアメリカやオーストラリアに比べて安い

英語留学の主な行き先としてはイギリスの他に、アメリカやオーストラリアが挙げられますが、イギリス留学には費用面でメリットが。ブリティッシュカウンシルによると、HSBCが行なったリサーチによる平均的な1年間の留学費用の比較では、この3カ国の中ではイギリスが一番安いという結果がでています。

  • イギリス:30,325 ドル
  • アメリカ:35,705 ドル
  • オーストラリア:38,516 ドル

欧州、中東、アフリカの各国からの留学生と交流が深められる

イギリスには、東西ヨーロッパ、中東やアフリカ諸国からも多数の留学生が学んでいます。これは、欧州の国々では、現在でもイギリス英語が大きな影響力を持っていること、地理的に近いこと、また中東やアフリカ諸国でも伝統的にイギリスを留学先に選ぶ人が多いためです。

つまり、イギリスの英語学校は人種のるつぼ。様々な国籍の人が学んでおり、他国からの留学生との交流を深めることができる多くの機会に恵まれます。肩を並べて学ぶ中で、留学生同士という絆も生まれ、将来の友人にも巡り会える機会もあるでしょう。

文化面でも非常に充実、日常で観光も楽しめる

イギリスに滞在すれば、語学だけに留まらず、その古い歴史や豊かな文化に触れることができます。国内には、古城や教会を始めとする歴史的建造物や、美術館、博物館が散在し、日常生活において気軽に観光を楽しむことができます。また、北はスコットランドの湖水地方、ビーチで知られる南の海岸地域など、イギリスは自然も非常に豊かな国です。加えて、音楽、ミュージカル、シアターなどのエンターテーメント天国。暮らしながら観光や娯楽に浸れるという大きな利点があるのです。

Youth Mobility Scheme(ワーキングホリデービザ)の取得が可能

ユースモビリティスキームと呼ばれるこのビザは、いわゆるワーキングホリデービザのイギリス版です。このビザを取得することにより、イギリスへの滞在、就労、就学が可能です。そのため、滞在中に仕事について滞在費の一部を補うこともできます。またもう一つ就労のメリットは、強制的に英語を使う環境に自分を置くことで、英会話力の上達が図れることです。但し、このビザは発給数に制限があるので注意が必要です。

ケンブリッジ英検を本場で取得して帰国!

せっかく費用をかけて英語留学するわけですから、ただ学校に通うのではなく、ここまでは上達したいというゴールを設定すれば、大きなモチベーションにも繋がります。それには、ケンブリッジ英語検定受験を目指してコースを取得することも一考です。

ケンブリッジ英検は、ケンブリッジ大学が主催する世界的に知名度の高い英語検定資格試験で、一度取得すれば認定書として一生有効です。レベルも初級から上級まで5段階あるので、自分の能力に応じたレベルの受験が可能。また最高レベルのProficiency を取得すれば、英語環境で就学や就労するのに問題ないと見なされます。イギリスの英語学校では、このケンブリッジ英検試験に向けた準備コースを用意していますので、試験の日程に合わせて、コースの選択および留学日程を決めることをお勧めします。

イギリス留学のデメリット

天気が悪い

イギリスは北ヨーロッパに位置するため、年間を通して日照時間が少なく曇りの日が多いのが特徴です。また短時間で天気が変わりやすく、急に日が差し始めたり寒くなったりと、一日の中で四季があると言われる程。そのため夏は短く、さんさんと降り注ぐ日差しは望めませんし、冬は長く小雨や曇りの日が多いのが特徴です。ただ、夏は30度に達することは稀で、湿気が日本より少ないため過ごしやすく、冬は中央暖房設備が行き届いているため室内は快適です。天気にはあまり恵まれないイギリスではありますが、太陽を求めて南ヨーロッパへ週末旅行が叶うのもイギリスの地理ならでは。

英語のアクセント(訛り)が多様

イギリスには多くのアクセント(訛り)やダイアレクト(方言)があります。実際に現地へ到着すると、多少英語に自信のある人でも、イギリス人の英語が全く理解できないという状況に遭遇することも。例えば、ロンドンではコックニーと呼ばれる元々はロンドンの東地域で話されていた訛りが有名ですが、これは外国人にはかなりハードルの高いアクセントです。従って、英語学校の先生は非常に聞き取りやすい標準イギリス英語で話すためよく理解できても、一歩街にでると、急に英語がわからなくなるという現象も珍しくありません。環境に慣れるまで、少し忍耐力が必要です。

イギリス人との文化の違いと言葉の壁

初めての海外留学では、文化や習慣の違いからくる誤解や、英語で言いたいことが伝わらずトラブルが起こるかもしれません。しかし、これは海外で暮らせば何処にいても起こりうることです。重要なのは、こうした「違い」をネガティブに受け止めるのではなく、ポジティブに理解して受け入れる柔軟な姿勢です。柔軟かつ前向きな姿勢で日々を過ごすことで、「違う」ことの面白さやそこから湧く興味を発見できるでしょう。英語に関しては、「失敗」から学び、それをバネにして先へ進めば、大きな上達が図れます。

まとめ

いかがでしたか?イギリスへの留学、多くのメリットがある中で、海外で生活するデメリットもあります。しかしながら、英語習得というしっかした目的意識とポジティブで柔軟な態度を持っていれば、決して乗り越えられないものではないと思います。多少のデメリットを差し引いても留学を通じて得られるものは余りあるのです。

【参照サイト】Money and costs(British Council)
【参照サイト】Youth Mobility Scheme 2019 (日本国籍者) (GOV.UK)
【参照サイト】UK weather and what to wear(British Council)

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イギリス留学におすすめの語学留学プログラム

イギリスに語学学校のある語学留学プログラムをご紹介します。

イギリス各地の直営語学学校で学ぶ「EFの語学留学」

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EFの語学留学は、創業以来50年の実績を誇り、海外留学、語学教育、学習研究、文化交流などの事業をグローバルに手掛けるイー・エフ・エデュケーション・ファーストの直営語学学校へ留学できるプログラムです。世界22ヵ国に広がるEFの語学学校には100カ国以上から生徒が集まり、インターナショナルな環境で語学力を磨けます。授業外でもイベントやアクティビティなど、留学仲間との交流の場がたくさん用意されています。留学エージェントを通しての留学ではなく、プログラム運営機関の直営校で学ぶ大きなメリットは、希望、目的に応じて渡航先や期間、カリキュラムなど、留学プランをフレキシブルにオーダーメイドできる点。また仲介費等は一切かからず、国内留学カウンセラーと現地スタッフの円滑な連携によるサポートを受けられます。

イギリス各地に広がる語学学校!「Kaplan(カプラン)の語学留学」

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1938年の創業以来80年以上にわたり、海外留学・語学教育・進学などの分野で世界各地の学習者を支えてきた『カプラン インターナショナル ランゲージ』。英語圏6ヵ国のほか欧州3ヵ国に広がる語学学校では、12歳~80代という幅広い年齢層の世界中からの留学生が年間5万人以上学んでいます。オリジナル教材に基づくレッスンと「使える英語」の実用を組み合わせた独自の学習メソッド「K+(ケープラス)」は、学習者のニーズに合わせて専門家チームによって開発されました。レッスンで使用する教材はオンライン学習ツールと連動しており、学んだトピックを授業外でも効率的に復習できます。課外アクティビティへの参加の機会も豊富で、留学期間を通じて英語のインプットからアウトプットまでを効果的に促してくれる環境です。調査では、生徒の97%が友達や家族にもカプランを薦めたいと回答。利用者満足度の高さがうかがえます。

イギリス語学留学におすすめの留学エージェント

イギリス留学におすすめの留学エージェントをご紹介しています。はじめてイギリス留学を検討されている方、イギリス留学の情報収集をしたい方はぜひ参考にしてください。

英語力UPに向けたサポートが充実の留学エージェント「School With」

School With トップページ

School With(スクールウィズ)は、世界16ヵ国・700都市以上、約2,500校の語学学校のなかから自分に合った留学先選びをサポートしてくれる留学エージェントです。留学経験者による口コミを豊富に掲載しているほか、おすすめの留学先が分かるオンライン診断機能、2ヵ国留学の紹介など、幅広い角度からの留学サポート・提案が充実しています。代理店手数料がかからず、語学学校に直接申し込みをする場合と変わらない料金でカウンセラーと相談しながら留学手続きを進められるのは大きなメリットといえるでしょう。

留学を機に英語力をとことん磨きたい方には、渡航前の事前学習で現地到着後にスムーズなスタートダッシュを切るためのプログラム「プレ留学」の活用もおすすめ。プレ留学は、留学を控えたメンバーだけでグループを組み、刺激し合いながら学習を続けられるスクールウィズ独自の事前学習プログラムです。4週間以上の留学申し込みで4週間分のプレ留学プランが無料となるなど、お得な利用条件(※定員数に限りがあります)にも注目です。

顧客満足度No.1!従来の最大半額(※1)で留学が可能な「スマ留」

スマ留は、語学学校の稼働率が低い時間や場所を活用することで従来の最大半額程度(※1)での留学を実現できる留学支援サイトです。渡航先と渡航期間だけ決まれば留学費用が明確に分かり、留学先の語学学校に関わらず料金は全て一律となっているなど、シンプルで明瞭な料金体系が特徴です。留学前の事前学習としてオンライン英会話と英語学習アプリが6か月活用可能となるほか、留学中も株式会社日本旅行の海外グループ会社「TASKAL」と提携し、留学中のトラブルについて24時間365日コールサポートが受けられるので、はじめて海外留学をされる方でも安心です。留学エージェント10社におけるブランド調査(※2)では、「口コミ人気」「価格満足度」「認知度」の3つで1位を獲得するなど利用者の満足度が高くなっています。新宿サロンとオンラインにて無料個別カウンセリングを開催しており、留学の相談に乗ってもらうことができます。

※1 2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
※2 2023年4月期。調査対象:18~29歳の直近5年以内の留学経験者618名

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Global Dive(グローバルダイブ)は、全世界20ヶ国・1,000校以上の語学留学・ワーホリをサポートしてくれるサービスです。外国人観光客が多い観光地でリゾートバイト+無料のオンライン英会話で英語力と留学費用を貯めてから海外留学に行ける「ZEROから留学プラン」という独自のサービスを提供しているほか、留学・ワーホリからの帰国後の就職支援サービス「旅人採用」も展開しており、帰国後サポートも充実しています。手数料は全て無料で、カウンセラーは全員が海外経験者のため、はじめて海外留学を検討されている方でも安心して相談することが可能です。現状は留学費用がないものの、何としても海外留学を実現させたいという方にとてもおすすめのサービスです。

語学留学先を国別に見る

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Yukari

オーストリア、ウィーン在住。日本の大学ではフランス語を専攻、卒業後は英国の大学院で国際政治を学ぶ。これまでロンドン、ニューヨーク、トロント、モントリオール、パリ、シンガポールに在住。各英語圏における英語の違いに興味を持つ一方、イギリス英語に魅せられる。現在はリサーチャーとして主に欧州における英語・フランス語圏の政策調査に携わる傍、執筆活動も行う。