オンライン英語スクールの「ウィリーズ英語塾」が提供するIntensive Listening & Speaking(ILS)コースは、どんな場面でも自信を持って話せる実践的な英会話スキルの習得を目的としたプログラムです。
英語の基礎を学んだ後、「基本的な語彙や文法は分かっているのに、英会話の場面では上手く話せない」と悩む学習者は多く、身につけた知識と実践で使えるスキルとの間にギャップを感じるケースがよくみられます。
こうした課題を解決するため、ILSコースではリスニングとスピーキングの練習機会を豊富に用意し、英語のコミュニケーションスキルを効率的に伸ばすメソッドを取り入れています。
ILSコースのレッスンでは、具体的にどのようなトレーニングに取り組むのでしょうか。今回は、English Hub編集部がウィリーズ英語塾のILSコースを実際に受講し、体験を通じて感じたメリットを交えながら、レッスンの全貌を詳しくお伝えします。
目次
ウィリーズ英語塾とは
実践的な英語力を養う4技能のバランス学習
ウィリーズ英語塾は、英語を「使える力」として定着させるために、4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく学べる環境を提供しています。それぞれの技能を個別に強化するだけでなく、相互に関連付けて学ぶことを重視しているのが特徴です。
たとえば、リスニングで得た情報をもとに意見を述べたり、読解した内容を文章にまとめたりと、実践的な英語の使用を想定したレッスンが行われます。このように、知識を単なる暗記で終わらせず、コミュニケーションの場で実際に活用するためのスキルを養います。
一貫性を重視した担任制と固定スケジュールでのレッスン実施
ウィリーズ英語塾では、担任制による一貫性のある学習サポートが提供されています。また、固定の曜日・時間にレッスンを受講する仕組みによって学習習慣を確立しやすく、継続的な学びにつなげられる点も魅力です。
スケジュールの都合がつかない時はレッスンの振替ができるほか、その都度受講予定を設定したい場合は自由予約制の選択も可能です。87%を超える受講生が半年以上レッスンを継続している実績からも、多くの人が英語学習の習慣を効果的に身につけていることがわかります。
予習・復習→レッスン受講のサイクルで学習効果アップ
ウィリーズ英語塾では、レッスンそのものだけでなく、予習・復習にもしっかりと取り組むための学習サイクルを導入しています。
オンライン上で共有される教材や講師からのフィードバック、アプリなどを使い、レッスン外の時間も有効に活用することで、学習効果がさらにアップします。
※この記事で紹介するIntensive Listening & Speakingコースは、予習なしでレッスンに臨み、受講後に復習に取り組むカリキュラム設計となっています。
ウィリーズ英語塾のIntensive Listening & Speakingコースとは?
今回体験レッスンを受講した、ウィリーズ英語塾のIntensive Listening & Speaking(ILS)コースは、コミュニケーションの核となるリスニングとスピーキング力を集中的に鍛えるプログラムです。
このコースでは、実践的な英語力を養うために、独自の「4 Cycle Step Method」を採用しています。下記の4つのステップを講師とマンツーマンで繰り返すことで、どんな場面でも堂々と英語を話せる自信と実力が身につきます。
- Step 1:45秒リスニング
はじめに、45秒~1分程度の長さの課題音源を聞き取ります。この音声は、ネイティブスピーカーが話す自然なスピードで収録されており、日常の英会話に近い環境でのリスニング力を養います。 - Step 2:質疑応答
リスニングで聞き取った内容に関する講師からの質問に回答します。このステップでは、情報を整理して要点をまとめる力や、質問に対して素早く答える瞬発力が試されます。 - Step 3:回答の確認
Step 2の回答を振り返り、講師から文法的な誤りやより自然な表現についてのフィードバックを受けます。このプロセスを通じて、英語の正確性が高まり、語彙や言い回しの幅が広がります。 - Step 4:音読
講師からの指摘を受けて修正した英文やモデルアンサーを繰り返し音読し、スムーズに発話できるよう練習します。表現の引き出しを増やしつつ、新しく覚えた知識の定着を図ります。
Intensive Listening & Speakingコースでは、予習なしでレッスンに臨むため、初めて聞く音源の内容をどこまで理解し、それを自分の言葉でどれだけ説明できるかが試されます。
レッスン後は復習をしっかり行い、音読練習などを通じてインプットした英文を「実際の英会話で使えるレベル」まで自分の中に落とし込みます。
これら4つのステップを経た後、また新たな課題音源を使用してステップ1から繰り返すことで、さまざまなトピックに対応できるリスニング・スピーキング力を養っていきます。
ウィリーズ英語塾 Intensive Listening & Speakingコースの体験レポート
ここからは、実際に受講した50分間の体験レッスンの様子をレポートします。今回は初めての受講のため、レッスン開始後はまず講師とお互いに簡単な自己紹介をしてから実際のトレーニングに入りました。
1. 音源のリスニング
はじめに、今回のテーマである“The Most Cutting-Edge Space Companies In The World”の課題音源を聞きます。手元でメモを適宜取りつつ、2回連続でリスニングしました。
2. 質疑応答
リスニングの後は、トピックに関連する3つの質問に答えます。これらの質問には、音源から聞き取った内容を問うだけでなく、自らの意見を求められるものもありました。
リスニングした内容全体を概ね理解できたと思っていても、講師からの質問にいざ答えようとすると、頭の中で英文を組み立てるのに想像以上に時間がかかることに気付きます。
このような瞬発力の不足や、聞き取った内容の詳細についての理解の曖昧さが、中上級者が「英語を思い通りに話せない」と感じる要因の一つになっているのかもしれません。
実践的な英会話においては、「この流れで話が進む」という台本はなく、その場で聞き取った内容に対して反応することが求められます。特に、基本的な英語知識と表現をすでに身につけている中上級者の場合は、今回のように初見のテーマを使ったリスニング・スピーキング練習を積極的に取り入れ、柔軟な対応力を磨く必要性を感じました。
3. 回答の確認とフィードバック
受講生が回答した内容は、講師が適宜タイピングしてくれるため、レッスン画面上ですぐに確認が可能です。講師と一緒にその内容を参照しつつ、文法面での誤りをチェックし、より自然で簡潔な英文になるようにブラッシュアップしていきます。
さらに、受講生の発話に修正を加えた“Corrected Answer”のほかに、回答の参考となる“Rephrased Answer”も提示されます。
- Rephrased Answer:
The article is mainly about the most cutting-edge companies in the world. Given the title, I believe that it will give a list of companies that focus on making space exploration a reality. It might also include their contributions as of the moment and their plans about the said topic.
自分の回答と比べてみると、語彙の選択、“Given the title,…”というフレーズを使った文のつなぎ方、リスニング内容をもとに自らの予想も含めて意見を述べる構成などから、“Rephrased Answer”の方がより洗練された英文に仕上がっている印象を受けます。
一定のスピーキング力がある中上級者は、英語を話す際、使い慣れた単語や言い回しにどうしても頼ってしまいがちです。日常的な雑談からフォーマルな場面まで、幅広いシーンに対応できる表現力を磨くには、すでに使いこなせている範囲外の語彙を意識的に使う練習も大切だと感じました。
回答の修正内容に関する不明点などを確認した後は、モデルアンサーの音読を行います。その際、通常の音読に加え、講師と声を合わせて同じスピードで発話する「オーバーラッピング」にも挑戦するなど、発話練習にバリエーションがありました。
4. 課題音源の音読
回答内容の確認を終えると、はじめに聞いた課題音源の音読に入ります。テキストを見ながら音読をし、改善すべき発音があれば、講師が随時指摘してくれます。
音読の後は、テキストを見ず、講師の声に続いて発音・抑揚・リズムなどを真似ながら追いかけるように英文を発話する「シャドーイング」の練習も行いました。
音読は問題なくできていたにもかかわらず、テキストなしで耳からのインプットのみに集中し、発音やリズムにも気を付けながらシャドーイングをしようとすると、途端につまずく箇所が出てきます。
シャドーイングで上手く言えない部分は、直前に講師から指摘された発音に苦手意識があるところや、普段使い慣れていない語彙の箇所とリンクしていました。このステップを通して、自分の苦手な箇所が浮き彫りになるのが興味深かったです。
5. 全体の理解度チェックとレッスンのまとめ
レッスンの最後には、リスニング中に登場した重要単語の意味や、音源の内容についての理解度をクイズ形式でチェックします。
さらに、講師から「今回のパッセージの要点は?」などの質問が投げかけられ、この50分間で何を学んだのかを再確認したうえでレッスンを終えました。
もし、課題音源を聞き、それについてただ漫然と講師と英会話をするだけのレッスンだった場合、「リスニングもほぼ聞き取れたし、なんとなく会話が続いたからよかった」という感想だけで終わっていたかもしれません。
一方、ウィリーズ英語塾のIntensive Listening & Speakingコースでは、講師が受講生の発話を細かくチェックしたうえで、できていないこと・改善できるポイントを一歩踏み込んで指摘してくれます。
「わかっているつもりが実は理解できていない」部分を受講生自身に気付かせ、改善のための練習を繰り返すレッスンサイクルだからこそ、実践的な場面で役立つ英語のコミュニケーション力を集中的に鍛えられるのだと感じました。
6. レッスン後の復習
学んだ内容を定着させるには、レッスン後の復習が鍵となります。ウィリーズ英語塾のIntensive Listening & Speakingコースでは、オンラインの「Web Book(※)」上でレッスン教材にアクセスし、テキストの内容を確認したり、モデル音声を聞きながら音読・シャドーイング練習をしたりできます。
※Intensive Listening and Speaking CourseのWeb Bookをこちらよりご参照いただけます:「Intensive Listening and Speaking Course」 Web Book
また、Web Bookには、レッスン中の質疑応答で自分が回答した内容や、モデルアンサーの英文も記録されており、新しく習った語彙や英語表現の見直しにも便利です。
レッスン後に音読やシャドーイングを繰り返し、英文がスラスラと口から出てくるまで練習すれば、英語の表現力の幅が大きく広がるでしょう。
ウィリーズ英語塾の体験レッスンを通じて感じたメリットと効果
ウィリーズ英語塾のIntensive Listening & Speaking(ILS)コースは、英語を聞いて・話す実践の機会を豊富に取り入れた、挑戦し応えのあるレッスン内容が印象的でした。受講生側からの発話が多く求められるため、レッスン後に「たくさん英語を話せた」と満足感が得られる点も魅力です。
また、重要単語やフレーズについて講師が触れる際は、単にその意味を説明するだけでなく、受講生自身にその単語を使った例文を作らせるなど、理解度チェックのための質問の投げかけ方を工夫する講師の細かな気配りが感じられました。
さらに、レッスン中の質疑応答や音読、シャドーイングを通じて、自分の苦手分野と重点的に取り組むべきポイントを明確にできる点も大きなメリットです。
レッスン全体を通して、効果的な英語学習に欠かせない、自らの弱点に対する「気付き」を多く得られました。レッスン受講と復習のサイクルを回し続けることで、着実に英語力を鍛えられる仕組みが整ったプログラムであると実感しました。
ウィリーズ英語塾では、無料で試せる体験レッスンを提供しています。気になる方は、リスニング・スピーキングスキルの力試しも兼ねて、Intensive Listening & Speakingコースを受講してみてはいかがでしょうか。
ウィリーズ英語塾概要
サービス名 | ウィリーズ英語塾 | |
URL | https://williesenglish.jp/ | |
運営会社名 | 合同会社 WiLLies English ウィリーズ英語塾 | |
本社所在地 | A.Lopez St. Brgy Calamba, City Cebu, Philippine | |
設立 | 2010年 | |
無料体験レッスン | あり(2回) | |
プラン別料金 |
〇Intensive Listening & Speakingコース 【1回25分レッスン】 週1回:3,630円/月 週2回:6,380円/月 週3回:8,993円/月 週4回:11,605円/月 週5回:13,805円/月 【1回50分レッスン】 ※担任制または自由予約制が選択可能。 |
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教材費用 | 市販教材の場合は、入会後別途購入が必要 オリジナルWeb教材の場合は、無料 |
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授業時間単位 | 25分、50分 | |
利用ツール | 独自システム「BIZMEE」、Skype for web、またはZoom | |
レッスン形式 | マンツーマン | |
講師の国籍 | フィリピン | |
講師の人数 | 約130名(2024年12時点) | |
サポート | メール |
※表内に記載の金額はすべて税込です。
※サービス内容・料金については変更されている可能性があります。最新情報についてはウィリーズ英語塾のホームページを参考にしてください。
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