イギリス・ケンブリッジへの語学留学が丸わかり!

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800年以上の歴史を持つ、世界屈指の名門・ケンブリッジ大学で知られる街、ケンブリッジ。中世の面影を残す大学施設の建築美は、留学生の学習意欲を自然と高めてくれます。また、街を流れるケム川は、うららかな雰囲気を街全体にもたらしています。人口はおよそ14万人と決して大きくはありませんが、ケンブリッジには歴史が詰まっています。同時に、多くの学生が暮らすためレストランやカフェも多数あり、街には新旧の魅力が融合しています。

今回は、世界有数の大学都市「ケンブリッジ」をご紹介します。

ケンブリッジの特徴

ケンブリッジは、オックスフォードと並ぶ世界屈指の名門大学で知られ、大学施設が観光名所でもあります。核分裂が行われ、DNAが発見され、ダーウィンの進化論が打ち立てられ、ニュートンによる万有力学の法則、ホーキング博士のブラックホール特異点定理が発信されたのも全てケンブリッジ大学の研究機関からでした。過去500年間にわたり歴史に名を残す学者を生んできた大学街です。

古く歴史あるケンブリッジですが、中心街は歩いて回れる小さな街です。市内を流れるケム川は、19世紀以降鉄道ができるまで市内の重要な交通手段でした。この川沿いの風景は非常に美しく、地元学生の憩いの場となっています。第二次界大戦時の空爆を逃れたこともあり、旧市街は中世の名残を留める建築や小さな通りが多数残っており、多くの観光客を惹きつけています。

ケンブリッジの概要

大学街ケンブリッジは、ケンブリッジ州の一都市で、2021年のデータによると人口は約14万人。その歴史は大変古く、青銅器時代には既に人が定着していたことがわかっています。ロンドンからおよそ70kmの場所に位置し、バスや電車などの公共交通手段で簡単にアクセスが可能です。ただし、鉄道の駅は中心街から2kmと少し離れているため、ロンドンから訪れる場合はバスの方が便利です。近年Silicon Fenと呼ばれるハイテク産業のハブ建設が始まり、それ以来多くのITやビジネス企業が定着。ヨーロッパでも重要なハイテク開発中心地の一つとなっています。

ケンブリッジの気候

ケンブリッジは、北ヨーロッパ都市の例に漏れず夏は涼しく過ごしやすいですが、冬は長く寒い日が続きます。夏8月の平均気温は18度前後、日照時間は6時間、冬1月の平均は4度前後となっています。夏は雨が多いことでも知られ、8月の平均雨量は53mm。ケンブリッジを訪れるベストシーズンは、6月の終わりから9月初旬にかけての暖かい時期です。服装は、急な雨に対応できるトレンチコートなどを重宝します。夏は気温が比較的低いため、重ね着ができるような薄手の洋服が便利。冬は冷え込むので、外出時には防寒着が必要ですが、イギリスでは中央暖房が主流であるため、室内は暖かく快適です。

ケンブリッジの治安について

ケンブリッジは非常に治安の良い街です。「Country Living」というイギリスの雑誌の調査では、イギリスの中でも最も安全な街の一つに挙げられており、住民によるアンケートでも「街の安全性について満足している」という意見が多数挙がりました。同調査の順位では、ケンブリッジは国内安全な街16位。しかしながら、空き巣やその他の軽犯罪が全くないわけではありません。滞在中は、外出時の戸締り、夜の一人歩きは避ける、外出時の貴重品の管理などの最低限の注意は必要です。

ケンブリッジのここがおすすめ

伝統と歴史の街ケンブリッジは、アカデミックな雰囲気の溢れる街。ここに滞在して英語学習すれば、勉学への意欲もより上がるのではないでしょうか。ここではそんなケンブリッジを満喫できるおすすめポイントをいくつか紹介します。

おすすめポイント1:古い大学の建築

ケンブリッジの見所は、なんといっても中心街にある古い大学の建築です。まずイギリスのゴシック建築を代表する建物の一つであるKings College Chapel。このチャペルは、ケンブリッジ大学の中でも有名なコレッジ(※)の一つであるKing’s Collegeに属するチャペルで、世界最大のアーチ型天井で知られています。チャペル専属の合唱団も世界的に知られており、毎年行われるクリスマスイブの特別ミサは全世界に放映されています。狙い目はチャペルで定期的に行われるミサで、この名だたる合唱団の歌声を無料で聴くことができます。詳細は街の観光局で入手可能。

※collegeのイギリス式発音。また、日本語表記「カレッジ」で認識される日本やアメリカのカレッジ制はイギリス、特にケンブリッジとオックスフォードのコレッジ制とは異なります。

おすすめポイント2:The Wren Library

The Wren Library はTrinity Collegeに属する図書館で、中庭正面から眺めるその建築様式は圧巻です。開館時間は月曜から金曜の12時から14時で、一般人も無料で入場可能です。図書館の中では、ニュートンが使った杖や本人の髪の毛、自然哲学の数学的諸原理の初版も目にすることができます。ケンブリッジならではの図書館巡りはいかがでしょうか。

おすすめポイント3:ケム川でのパンディング

オックスフォードと並びケンブリッジの名物の一つであるケム川でのパンティングは、地元学生や観光客にも大変人気です。水草の浮かぶケム川を柳の木が立ち並ぶ川辺に沿って進むボート遊びはなんとも優雅。水路から立ち並ぶコレッジを眺めることもできます。ボートはオールではなく長い竿で漕ぐため、慣れないと竿が川底に刺さって取れなくなり、竿と一緒に川へダイブという光景も夏の風物詩の一つ。勉強疲れの癒しに最適です。

おすすめポイント4:コレッジの食堂

歴史あるケンブリッジ大学の食堂で、学生と共にその伝統、習慣、しきたりを垣間見ることができる晩餐会への参加はいかがでしょうか。ケンブリッジ大学のような古い大学では、それぞれのコレッジに所属する学生と教授の間で晩餐会を開催する伝統があり、こういった晩餐に招待されることは特権的な意味合いがあります。通常はコレッジのメンバー(コレッジに所属する学生や教授陣)とその招待客のみが出席できる特別行事ですが、Cambridge Food Tourではコレッジと提携し、一般の人たちへも一定の晩餐会へ参加できる機会を提供しています。

まとめ

ケンブリッジ情報いかがでしたか?オックスフォードと並ぶ名門大学の街であり、この二つの大学は、しばしば「オックス・ブリッジ」と呼ばれ常に比較されているライバル同士でもあります。二つの街の大きな違いの一つは地形で、オッフスフォード地方は丘が多く、ケンブリッジは平らです。また、伝統的な習慣をより維持しているのはオックスフォード大学のようです。あなたはどちらがお好みでしょうか?

【参照サイト】The city of Cambridge(British History Online)
【参照サイト】Cambridge,England (Cambridge Ultrasonics)
【参照サイト】Office for National Statistics|How life has changed in Cambridge: Census 2021
【参照サイト】Cambridge, United Kingdom Average Annual Weather(Holiday Weather)
【参照サイト】Average Weather in Cambridge, United Kingdom, Year Round(Weather Spark)
【参照サイト】The 20 safest places to live in Britain(Country Living)
【参照サイト】Safety and Security Advice(Clare College Cambridge)
【参照サイト】The Cambridge College Supper Club(Cambridge Food Tour)
【参照サイト】Trinity Burnt Cream(Trinity College Cambridge)
【参照サイト】Cambridge Top Tips (Cambridge Tourist Information)

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Yukari

オーストリア、ウィーン在住。日本の大学ではフランス語を専攻、卒業後は英国の大学院で国際政治を学ぶ。これまでロンドン、ニューヨーク、トロント、モントリオール、パリ、シンガポールに在住。各英語圏における英語の違いに興味を持つ一方、イギリス英語に魅せられる。現在はリサーチャーとして主に欧州における英語・フランス語圏の政策調査に携わる傍、執筆活動も行う。