みなさん、こんにちは!今回取り上げる日本語表現は『冷静に』です。
「冷静に」を辞書で調べると様々な英語表現が出てきますが、実はそれぞれが持つニュアンスが異なるため、状況によっては不適切な表現となってしまいます。例えば、think dispassionately には「冷静沈着に物事を考える」ではなく「まるで感情が無いような冷めた考え方をする」というようなニュアンスがあります。そこで今回は、「冷静に」を使った3つの異なる状況における英語表現をご紹介します。
- 「彼はリストラされたという事実を冷静に受け止めた。」
He found out that he was fired but he kept his composure.
keep one’s composure = 落ち着きを保つHe was calm and collected when he found out that he was fired.
calm and collected = 落ち着いている、冷静でいる
※calm and collected は常に2単語セットで使うフレーズです。 - 「彼は次々に起きた問題を冷静に対処した。」
A number of problems occurred one after another, but he took it in stride.
take it in stride = 難なく切り抜ける - 「正しい判断を下すために、この件は冷静に考えるべきだ。」
In order to find a fair judgement, we should be unbiased.
unbiased = 公平に、先入観を持たずに
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【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。
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