VRビジネス英会話「スマート・チューター(Smart Tutor)」1ヵ月体験レビュー!

※ 記事の作成にあたり、体験機会の提供を受けています

VRとは「virtual reality(仮想現実)」を意味し、コンピューターが作り出した仮想空間をあたかも現実であるかのように体験できる技術を指します。AR(Augmented Reality=拡張現実)と併せて表現されることも多く、VR/ARの市場は世界的に大きな成長が期待されています。

VRはエンターテイメントから観光、医療まで、さまざまな分野で導入されており、教育も例外ではありません。米スタンフォード大学ではVRヘッドセットを本格活用したコース「Virtual People」が実施されるなど(※1)、すでに教育現場でも導入が開始されています。

英会話学習においてもVRの導入が進みつつあり、NTTコミュニケーションズが2020年に開始した実証実験では、VR学習はテキストと音声を用いた従来の学習方法に比べて、生徒の習熟度が高くなるという結果も確認されています(※2)。このような背景もあり、VRを活用した英会話学習への注目度は高まっています。

そこでご紹介したいのが「スマート・チューター(Smart Tutor)」。VRとAI(人工知能)を活用し、ビジネス英会話力の向上を目指す英語学習サービスです。今回はEnglish Hubのメンバーがスマート・チューターを実際に使用し、学習の流れや効果などをレポート。「テキストでの学習ではモチベーションが続かない」「VRを使った英会話学習に興味がある」という方は、ぜひ参考にしてください!

※1 参照:Stanford News「Stanford course allows students to learn about virtual reality while fully immersed in VR environments
※2 参照:NTTコミュニケーションズ「英会話におけるVR学習の有効性に関する実証実験を実施

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目次

スマート・チューター(Smart Tutor)とは

AI(人工知能)人物との会話型トレーニングを通して、英語でのビジネスコミュニケーション力を高めるVRソフトウェア「スマート・チューター(Smart Tutor)」。自分のペースで学習し、対人の煩わしさを感じることなくアウトプット量を確保できるのが魅力です。また、AIが自分に合ったカリキュラムを作成し、英会話の学習効果や弱点をリアルタイムで数値化してくれるので、学習に応じた英語力の伸びが可視化されます。

スマート・チューターの大きな特徴として、以下の3点が挙げられます。

  1. 1人で英会話の練習ができる
  2. レベル・目的に合わせたコース
  3. 間違っても恥ずかしくない

1. 1人でも英会話の練習ができる

スマート・チューターはAI人物との会話を通して、1人でビジネス英会話の練習が可能。時間を気にすることなく、苦手な部分を何度も反復練習できるのが魅力です。また、相手は実際の人物ではないため、気を使うことなく学習できます。

2. レベル・目的に合わせたコース

職種・学習目的・英語力について事前のヒアリングを行った上で、自分にぴったりのコースを選んでもらえるため、効率的な練習が可能です。コースでは「セールスミーティング」や「ビジネスディナー」など、実際にありそうなビジネスシーンがVRで再現され、臨場感があります。

また、登録メールアドレスには毎週、モチベーション維持や学習管理の方法など、学習に役立つ情報が届き、継続学習を支えてくれます。

3. 間違っても恥ずかしくない

スマート・チューターでは、現実には存在しないAI人物と会話を行うので、表現や発音を間違えても恥ずかしい思いをせずに済みます。「失敗→修正→再チャレンジ」というサイクルを何度も繰り返すことで定着力を高め、短期間での英語力アップを目指すことが可能です。

10日間無料体験の流れ

スマート・チューターでは10日間の無料体験期間を設けており、VRデバイスも無料で貸出しています。申し込みの流れは以下の通りです。

1. 申し込み

公式HPのトップ画面の「無料体験」のボタンをクリックし、バリュープラン・スマートプラン・プレミアムプランの3つの料金プランのいずれかを選択。申し込み画面でデバイス送付先などの情報とクレジットカード情報を入力し、VRデバイスの受け取りと、オリエンテーション(Zoomでのサービス説明)の日時を選びます。

smart tutor trial 1

2. 事前ヒアリング

無料体験の申し込み完了後、「Zoomでのオリエンテーションと事前準備のご案内」のメールが届きます。メール内のリンクから事前ヒアリングフォームに飛び、質問内容に回答します。

smart tutor trial 2

3. VRデバイスの設定

VRデバイスが到着したら、同封されている手順書に従い、オリエンテーションの日までにWi-Fi接続などの設定を行っておきます。

4. オリエンテーション

VRデバイスを用意し、オリエンテーションの時刻になったら、あらかじめメールで届いているZoomのURLをクリック。サービス概要について説明を受けた後、事前ヒアリングをもとにコース設定を行います。次にVRデバイスの使用方法についてチュートリアルが行われ、実際に体験しながら操作に慣れます。

smart tutor trial 4

1ヵ月間受講体験レポート

ここからはEnglish Hubスタッフがスマート・チューターのコースを1ヵ月間受講した体験をレポートします。

事前ヒアリングをもとに設定されたコースは以下の2つでした。

  1. ビジネスパートナーとのミーティング
  2. ビジネスディナー

スマート・チューターでの学習方法

VR画面からスマート・チューターのアプリを立ち上げ、仮想のオフィス空間に入ります。受講しているコースはメイン画面で確認できます。コース内には複数のチャプターが収録されており、最初の数チャプター以外はロックがかかっており、利用できません。学習を進め、チャプターをクリアしていくと、その後のチャプターのロックが解除され、先に進める仕組みとなっています。

会話によるロールプレイがチャプターごとに設定されており、①リスニング ②リーディング ③翻訳モード ④フリートークの4つのモードで英会話トレーニングを行います。

①リスニング

リスニングのトレーニングは、「リスニング練習」と「リスニング・要約モード」で構成。リスニング練習ではまず、複数のビジネスパーソンによる会話をスクリプト(台本)なしで聞きます。理解できるまで何度も繰り返し聞くことができ、会話中に一時停止すると、スクリプトの確認もできます。

また、リスニング・要約モードでは、リスニング練習と同じ会話を聞き、その要約を英語で発話。受講者の要約と、スクリプトのコンテクスト(文脈)がどれほどマッチしているかを基準に、AIがレベル判定を行います。

要約トレーニングは予想以上に難しく、最初はいい判定結果が出せませんでした。しかし、レビュー画面に表示されるサンプル文を確認しながら練習を重ねることで、判定結果も改善し、言葉もよりスラスラと出てくるようになりました。

スマート・チューター(Smart Tutor)

②リーディング

リーディングのトレーニングは、「オーバーラッピング練習」と「リーディング」で構成されています。

オーバーラッピング練習ではスクリプトを見ながら、音声に合わせて発話し、リスニング力・スピーキング力の向上を目指します。リーディングはスクリプトを見ながら発話し、発音・スピーチペース・エナジー(声の大きさ)の3項目でAIがレベル判定を行います。

オーバーラッピング練習を何度か繰り返すことで、正しい発音やイントネーションが身に付く感覚が得られました。リーディングでは、レベル判定の結果をもとに、自分の弱点を把握。発話した音声は録音されているので、何度も聞き返すことができ、分析もしやすいと感じました。

スマート・チューター

③翻訳モード

翻訳モードのトレーニングは、「部分英作文練習」と「翻訳モード」で構成されています。

部分英作文練習では、英文スクリプトの一部が日本語で表示されているので、日本語の箇所に対応する英文を埋めていきます。翻訳モードでは、スクリプトの日本語訳を見ながら英語で発話し、エナジー(声の大きさ)・キーポイント(サンプル英文とのマッチ度)・スピーチペースの3項目でAIがレベル判定を行います。

翻訳モードも最初からレベルの高い判定を得るのは難しいと感じました。しかし、レベル判定後にスクリプトを見られるようになるので、練習を重ねることで、発話がよりスムーズになっていく感覚が得られました。


【翻訳モード解説動画】

④フリートーク

フリートークは、仮想空間のAI人物からの質問に対して自由に答えるトレーニングです。ミッション(キーポイント)を押さえて自由に発話し、ミッション達成度・スピーチペースの2項目でAIがレベル判定を行います。レビュー画面では、AI人物の質問や自分が発話した英文と音声、スピーチペースも確認可能です。

質問とミッションはリスニング・リーディング・翻訳モードの内容がベースになっているため、3つのトレーニングをしっかりこなしていれば、何を話して良いかわからないということはありません。学んだ内容をふまえて、スムーズに話せるようになっていたため、現実で同じようなシーンに出くわしても大丈夫、という自信が得られました。

スマート・チューター:3つの魅力

今回スマート・チューターを受講して、以下の3つの魅力に気づきました。

  1. ゲーム感覚で楽しめる反復トレーニング
  2. VR空間の没入感で高い集中力をキープ
  3. 時事問題で雑談力UP!ウィークリーチャレンジ

1. ゲーム感覚で楽しめる反復トレーニング

スマート・チューターを使用して良かった点の1つが、ゲーム感覚で反復トレーニングを楽しめることです。収録されている全てのトレーニングでレベル判定が行われるため、判定が低いと「悔しい」という感情が沸き、向上心に火がつきます。そして、練習を繰り返し、発話が上手になると、自ずと判定レベルが上がるので、達成感が得られ、さらに上のレベルを目指そうというモチベーションにも繋がります。VR空間の臨場感も手伝い、飽きずに繰り返し学習できるのは、大きなメリットだと感じました。

2. VR空間の没入感で高い集中力をキープ

VR空間の没入感もスマート・チューターの大きな特徴です。会議室やレストランなど、あたかもその場にいるかのようなリアリティがあり、騒音など外部の環境によって気が散ることもないため、高い集中力をキープできました。気がつけば1時間経過していたということも多く、学習内容の定着度も高いように感じました。

3. 時事問題で雑談力UP!ウィークリーチャレンジ

スマート・チューターでは、割り当てられたコースに加えて、毎週金曜日に更新されるウィークリーチャレンジ(時事問題)で学習できるのもポイント。世の中で話題となったさまざまなジャンル(政治、経済、ビジネス、テクノロジー、金融、スポーツなど)から3つのトピックをピックアップして行う、雑談力を伸ばすためのAIとの英会話練習です。初級・中級・上級とレベルごとにトピックが設定され、リスニングやリーディングなど通常コースと同じトレーニング内容で練習できます。

【まとめ】スマート・チューターを受講して得られた効果

スマート・チューターでは、各トレーニングで高いレベル判定が出るまで練習することで、数多くのフレーズが記憶に定着したという実感が得られました。場面に合わせて自然に英語の発話を促すトレーニングになっており、実際のビジネスシーンや日常会話で使える言い回しで構成されているので、全てのコースをマスターすれば英会話に対してより自信が付くでしょう。

また、VR空間の没入感も想像以上で、机に向かっての学習よりも高い集中力をキープできました。リスニング練習時は俯瞰目線、スピーキング練習時は特定のキャラクター目線に切り替わるなど、映像の臨場感にも驚かされました。

「独学で英会話スキルを磨きたい」「新しいスタイルの英語学習に興味がある」という方は、ぜひ一度10日間の無料体験を試してみてください!

スマート・チューター(Smart Tutor)概要

アプリ名 スマート・チューター(Smart Tutor)
運営会社名 株式会社プラスワン
対応機種 オキュラスクエスト
※郵送貸出無料
※貸出不要の所持者はすべてのプランから3,000円割引適用
学習内容 ビジネス英会話
サービス内容と料金
  • スマートプラン:通常19,800円 →割引価格9,800円
    スマート・チューター使い放題、 ウィークリーチャレンジ(時事問題)など
  • バリュープラン:通常24,800円 →割引価格12,800円
    スマートプランに加えて月次で日本人コンサル個別学習面談あり
  • プレミアムプラン:通常34,800円 →割引価格24,800円
    バリュープランに加えてISTスピーキングテスト、個人学習分析レポート、25分のネイティブコーチとのプログレスチェックあり

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※表内に記載の金額はすべて税込です。
※記事内の情報は2022年6月1日調査時点のものです。サービス内容・料金については変更されている可能性がありますので、最新情報はホームページにてご確認ください。

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Bob

3ヶ月のロンドン滞在中に英会話にのめり込み、日本国内で自主学習×オンライン英会話にて英語を習得。英語対応コールセンター、外資系企業勤務などを経て、英会話スクールを運営。現在はフリーランスのオンライン英会話トレーナーとして活動中。