接頭辞（接頭語）とは、単語の頭に付けて使う要素のことで、英語では“prefix”と呼ばれます。接頭辞を付けるだけで、元の単語が別の意味を持つ単語へと変化するため、ボキャブラリーをまとめて覚える際にも役立ちます。
そこで今回は、24時間365日、世界中のネイティブ講師とつながれるオンライン英会話「Cambly」に在籍するSusan先生から、代表的な英語の接頭辞を教えてもらいました。
語彙力を高めて英語表現の幅を広げたい方は、接頭辞について学んでみましょう。
簡単に語彙を増やせる英語の接頭辞を解説
代表的な4つの英語の接頭辞（dis-／mis-／un-／re-）
① dis-
単語の頭に“dis”を付けると、「not（～ない）」や、「opposite（反対）」の意味になります。
| connect（接続） | disconnect（切断） |
| honest（正直な） | dishonest（不誠実な） |
| order（秩序） | disorder（無秩序） |
| appear（現れる） | disappear（消える） |
| embark（乗り込む） | disembark（降りる） |
| infect（感染させる） | disinfect（消毒する） |
| interested（興味がある） | disinterested（無関心な） |
- A magician likes to make rabbits disappear into hats.
マジシャンは、帽子の中でうさぎを消すのが好きだ。 - I do not like that man; he is dishonest.
私はあの人が嫌い。彼は不誠実だ。
② mis-
接頭辞の“mis”は、「wrong（誤った）」や「bad（悪い）」という意味を持ちます。
| trust（信頼） | mistrust（不信） |
| laid（置く） | mislaid（置き忘れる） |
| spell（つづる） | misspell（つづりを間違える） |
| match（一致） | mismatch（不一致） |
| manage（管理する） | mismanage（管理を誤る） |
| understood（了解済みの） | misundertood（誤解された） |
- I’ve mislaid my keys again; have you seen them?
また鍵を置き忘れてしまった。鍵を見かけた？ - Sorry, I misunderstood, I thought you meant you wanted to go out.
ごめん、誤解していた。外出したいという意味かと思った。
③ un-
単語の頭に“un”をつけると、「not（～ない）」といった否定の意味になります。
| finished（完成した） | unfinished（未完成の） |
| friendly（友好的な） | unfriendly（非友好的な） |
| clear（はっきりした） | unclear（はっきりしない） |
| able（～することができる） | unable（～することができない） |
| do（～する） | undo（元に戻す） |
| wrap（包む） | unwrap（包みをあける） |
| lock（鍵をかける） | unlock（鍵をあける） |
- I can’t wait to unwrap my birthday presents.
誕生日プレゼントを開けるのが待ち遠しい。 - My project is unfinished, I am hoping to complete it this weekend.
私のプロジェクトは未完成だ。今週末には完成させたいと思っている。
④ re-
単語の頭に“re”をつけると、「again（再び）」という意味が加わります。
| heat（加熱する） | reheat（再加熱する） |
| write（書く） | rewrite（書き直す） |
| read（読む） | reread（読み返す） |
| play（〔音楽などを〕かける） | replay（〔音楽などを〕もう一度かける） |
| do（～する） | redo（やり直す） |
| calculate（計算する） | recalculate（再計算する） |
| build（建てる） | rebuild（建て直す） |
- Can you replay that song? I love it.
あの曲をもう一度かけてくれない？大好きなの。 - Urgh! I need to redo my essay; the computer crashed and I lost it.
あぁ！エッセイをやり直さなければいけない。パソコンが動かなくなって消えてしまった。
接頭辞のルールを頭に入れておけば、一つの単語から派生して別の単語も覚えられるので、簡単に語彙力をアップできます。英語のボキャブラリーを強化するためにも、今回紹介した4つの接頭辞を覚えるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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