IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者が語るTOEIC Testsを活用した英語勉強法とは?【IIBC ENGLISH CAFÉ参加レポート】

TOEIC® Programを運営・実施しているIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)主催の、英語のコミュニケーションを楽しむイベント「IIBC ENGLISH CAFÉ」が、2020年9月に開催されました。初のオンラインでの開催ということで、全国から多くの英語学習者が参加して、TOEIC Tests学習についての講演会や英語のコミュニケーションを楽しみました。

今回、English Hub編集部スタッフが、オンライン講演会「IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者が語るTOEIC Testsを利用した英語勉強法とは?」と、翌日のオンラインEnglish Lesson「英語で地元を紹介しよう」に参加。TOEIC Testsの勉強法から、日常で使える会話表現まで、役立つ情報満載のイベント内容をリポートします!

目次

「IIBC ENGLISH CAFÉ~オンラインで話そう~」とは

IIBC ENGLISH CAFÉは、「Enjoy Communication」をコンセプトに、気軽に英語を楽しむ機会を提供することを目的に、IIBCが全国各地で開催している期間限定のイベントです。

今回は初のオンライン開催ということもあり、無料オンライン講演会とオンライン英会話レッスンの二本立て。参加者はZoomを使って全国どこからでも参加可能でした。

2日に分けて開催されたオンライン講演会は、各回とも2,000名以上が応募。オンラインEnglish Lessonも各回300名以上の応募があるなど、全国の英語学習者の注目を集めたイベントとなりました。

「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」とは

英語の4技能「聞く」「読む」「話す」「書く」を測定するTOEIC Testsで、基準のスコアをクリアした人に贈られる賞で、2019年度には、310名が受賞しています。受賞の基準スコアはTOEIC L&R 800点以上(リスニング375点以上、リーディング425点以上)、TOEIC S&W スピーキング160点以上、ライティング170点以上となります。
※「IIBC AWARD OF EXCELLENCE」の詳細はIIBCの公式ページで確認できます。

オンライン講演会「IIBC AWARD OF EXCELLENCE受賞者が語るTOEIC Testsを利用した英語勉強法とは?」

IIBC AWARD OF EXCELLENCEの受賞者4名(社会人2名、学生2名)から、TOEIC Tests受験を志したきっかけ、モチベーションの保ち方や英語学習法、またTOEIC Testsの実践での活用法などを伺いました。

ここに、実際に登壇した4名の受賞者のコメントを一部紹介します。

Aさん:外資系企業勤務

学生時代、自分の英語が外国人に伝わらず悔しい思いをしたことから、英語学習に力を入れ始め、これまでTOEIC L&Rを20回以上受験。1年に何度も受験可能で、合否ではなく5点刻みのスコアで英語力を評価されるTOEIC L&Rを英語学習のペースメーカーと位置づけている。

TOEIC L&Rで身に付けた英語力は、英語使用が多い現在の職場においても、会議やメールなど様々な場面で役立っている。例えば、Part6のメール文などは、そのまま仕事のメールのテンプレートとして活用している。どんなに忙しくとも、毎日のリスニングは欠かさない。

Bさん:海外駐在経験者

海外駐在勤務18年と海外で英語を使い働いてきたものの、帰国子女の子ども達には敵わず。自分の英語をブラッシュアップしようと、TOEIC L&RとTOEIC S&Wの受験をスタート。

長年英語で仕事をしてきた経験から、TOEIC L&RとTOEIC S&Wの設問には、実際のビジネスで遭遇する場面がたくさん含まれているため、社会人など実務経験者に最適な英語力試験だと感じている。

これまでの経験から、ネイティブスピーカーと同じレベルでコミュニケーションを図ることは難しいが、海外に住んで仕事をする上ではTOEIC L&Rのスコアが800点あれば、たいがいのことはこなせると感じている。

Cさん:大学院生

大学入学後に受けたTOEIC L&Rは615点。そこから最終的に990点取得を達成。TOEIC L&Rで高得点を取るために実践した勉強方法は、

・英語学習を「歯磨き」と同じ毎日のルーティンにする
・同じ教材を何度も繰り返し解き直し、完璧に仕上げる
・単語は発音記号も全て覚え、正しい発音を知る
・受験を決めたらテストを2回連続で申込。1回目で現状を知り、対策してから2回目を受ける。

TOEIC対策は期限を決めて短期集中で取り組むのがおすすめ。また、自身の経験から、TOEIC S&Wの学習を始める時期は、TOEIC L&Rで700点を超えた辺りがベストだと思う。

Dさん:大学生

英語が好きで、将来は英語を使って仕事をしたいと考えている。実践しているTOEIC L&RとTOEIC S&Wの勉強法は、毎日欠かさずリスニングを行う、スマホやPCの設定を英語に変える、覚えたい語彙やフレーズを部屋の壁に貼るなど、日常生活にできるだけ多くの英語を取り入れること。

その中でも特におすすめの勉強法は、感じたことや頭に浮かんだことを即座に英語でつぶやくこと。英語の独り言は概念化の練習になるので、TOEIC S&W対策にも役立つと実感している。

オンラインEnglish Lesson「IIBC ENGLISH CAFÉ『英語で地元を紹介しよう』」

2日目は、オンラインEnglish Lessonに参加。レッスンテーマの「英語で地元を紹介しよう」は、全国から参加者が集まる今回のイベントに最適のトピック。インフォメーション・ギャップが作りやすく、お互いを知りたいという気持ちから、コミュニケーションが自然に生まれやすくなります。

この日のレッスンを担当してくれたのは、英会話イーオンのKelly先生とPaul先生。Zoomのブレイクアウトルームを活用し、適切なインタラクションで20名の参加者間での積極的なコミュニケーションを促してくれました。

今回のレッスンは初級~中級者が対象ということでしたが、ほとんどの参加者が英語でプレゼンテーションを行い、積極的に英語でコミュニケーションを図ろうという姿勢が備わっていることに驚きました。

また、イーオン教師の参加者への細やかな声がけやフィードバックが絶妙で、20人参加のイベントレッスンとは思えないほど、コミュニカティブなレッスンを受けることができました。

最後に、リモート時代のオンラインミーティングを想定した、日常で使える「クラスルームイングリッシュ」がピックアップされてたので、いくつか紹介します。

リモート時代のクラスルームイングリッシュ

    Clarifying(明確にする):

  • Could you speak more slowly, please?
    (もう少しゆっくり話していただけますか?)
  • Could you say that in more simple English, please?
    (もっと簡単な英語で言っていただけますか?)
    Dealing with Technical Problems(テクニカルな問題に対応する):

  • I can’t hear you. Could you please speak up?
    (聞こえません。もう一度話してもらえますか?)
  • Your video stopped working. Could you say that again?
    (あなたのビデオが停止しています。もう一度言っていただけますか?)

TOEIC Listening & Reading公開テストの実施状況は?

イベント終了後に、IIBCの担当者の方にIIBC ENGLISH CAFÉやTOEIC L&Rの公開テストについて、お話を伺うことができました。

IIBC ENGLISH CAFÉに込められた思いとは?

これまでIIBC ENGLISH CAFÉは、「Enjoy Communication」をコンセプトに楽しく英語で話す機会の提供を目標に、実施する地域のニーズに沿ったテーマやトピックで開催してきました。

また、地域の英語学習者同士のネットワークの構築にも役立てて欲しいという思いから、全国各地で「カフェ」というリアルな場を提供してきました。

TOEIC Testsを題材としたオンライン講演会開催の背景とは?

「Enjoy Communication」をコンセプトに開催してきたことから、これまでIIBC ENGLISH CAFÉでは、TOEIC Testsをトピックとして取り上げたことがありませんでした。

初のオンライン開催になり全国から大勢の方にご参加いただくことが可能になったことで、多くの方が関心を抱いているだろうTOEIC Testsについて何か企画しようと考えました。

新型コロナウイルスの感染防止の影響で、一時期中止となり、イベント会期中も抽選が続くTOEIC L&Rの公開テストの受験を目指す学習者の方にとって、少しでも学習モチベーションを保つための一助になればという思いで、今回のオンライン講演会を開催しました。

TOEIC L&Rの公開テストの実施状況を教えてください。

10月25日からは午前・午後の同日2回開催を実施することで、少しでも多くの希望者が受験できるよう対策が進められています。また、会場の確保についても鋭意努力をしております。

しかしながら、大学などの大規模会場を使用できない状況や、ソーシャルディスタンスを意識した座席の配置など、以前と同じ人数の受け入れは未だに難しい状況です。(※2020年10月現在)

抽選方式となっているTOEIC L&R公開テストの抽選倍率は?

これまでの抽選倍率はおよそ3倍程度。当選者は先着順ではなくランダムに抽選となっています。TOEIC L&Rの公開テストの受験を希望する場合は、期間内に抽選に申し込んでいただけたらと思います。

イベントをふりかえって

TOEIC Testsは英語学習を継続するモチベーションになるテストです。学習した英語をその先にある「英語を使う」に繋げるためには、今回のIIBC ENGLISH CAFÉのようなイベントに参加し、英語でコミュニケーションを図る楽しさを積み重ねて行くことが大切です。

TOEIC Testsを実践的な英語として活用したい方は、IIBCの学習者への思いが詰まったIIBC ENGLISH CAFÉに一度参加してはいかがでしょうか。次回開催予定などの最新情報は、IIBC ENGLISH CAFÉの公式ページでチェックしてみてください!

プログラム主催者概要

一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
日本でTOEIC® Programを運営する。「グローバルビジネスにおける円滑なコミュニケーションの促進」をミッションとし、国内外の関係機関と連携しながらTOEIC Program及びグローバル人材育成プログラムを展開している。

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