「~と思う」と自分の意見を述べる際、“I think ~” のように、いつも同じ表現になっていませんか?
日本語では「思う」と表現する場面でも、英語では、確信の度合いや思っている内容によって様々な動詞を用いることができます。ぜひそれぞれの表現のポイントをおさえておきましょう!
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「~と思う」自分の意見を述べる動詞の使い分け
- I think:「~と思う」の最も一般的な表現
- I believe:think より確信度が高く、主観的
- I suppose:自分の知識や推測に基づいている
- I’m sure:確信はあるが100%ではない
確信の度合いで使い分け
日本語にすると同じ「~と思う」という意味でも、確信の度合いによって様々な動詞を用いることができます。
◎ I think
“I think ~” は、自分の意見を述べる時に使える最も一般的な表現です。客観的な意見にも主観的な意見にも使うことができます。
- I think the cheaper package is better for us considering our financial situation.
うちの家計の状況を考えると、安いほうのプランにしておいた方がいいと思う。(※客観的) - I think autumn is the most beautiful season.
秋が最も美しい季節だと思います。(※主観的)
◎ I believe
“I believe ~” は、完全には確信できていないものの、直後に続く that 以下の内容が事実である可能性が高いと感じている際に使われます。
文脈によっては “think” と似た意味になりますが、“believe” の方がより確信度が高く、主観的です。
- I believe he meant that we should wait until we have more information.
情報がもっとたくさん入ってくるまで待った方がいいって、彼は言いたかったんだと思う。
“believe” と “think” の違いって?
“believe” は原理や原則に基づく意見を述べる際に使われる傾向があります。一方、“think” はより実際的な意見や個人的嗜好に基づく意見を述べる際に使われることが多いです。
なお事実関係や可能性に関する考えを示す場合、“believe” は “think” よりフォーマルな表現になります。また “believe” は、他者が主語になる場合に用いられることが多いです。
◎ I suppose
“I suppose ~” は、自分が持っている知識や推測に基づいた意見を述べる時に使われる表現です。自分の意見に確証はありません。
- I suppose potato salad is healthier than macaroni salad.
マカロニサラダよりポテトサラダの方が体によさそうだと思うな。
※似た表現に “I guess ~” があり、アメリカ英語でよく使われるカジュアルな表現です。また “I assume ~” も似た表現としてよく使われますが、“suppose” や “guess” よりも確信度が高いです。
◎ I’m sure
“I’m sure ~” は、述べていることが事実であることや、そうしたことが起こることについて、話し手が確信を持っているものの、100%ではない場合に使われる表現です。
- I’m sure that if I study more often I’ll notice a big improvement.
もっと頻繁に勉強すれば、間違いなく大きな進歩が見込めると思う。
※似た表現に “I’m certain ~” や “I bet ~”(アメリカ英語)が挙げられます。
※“quite” を用いて “I’m quite sure ~”とすることで、確信度を高めることができます。ちなみにイギリス英語だと “I’m fairly certain ~” を用いる傾向にあります。
言いにくいことを伝える時
意見を述べる際、相手にとって好ましくないことであったり、自分にとってもよろしくない内容であったりする場合は、以下のような表現を用いるのがよいでしょう。
◎ I’d say
“I’d say (I would say) ~” は、断定を避け、あくまでも自分の考えであるというニュアンスを含む言い方です。自分の意見に確証があるわけではありません。
- I’d say the red dress looks better on you than the blue one.
君にはブルーのワンピースよりも赤の方が似合うと僕は思うよ。
◎ I’m afraid
“I’m afraid ~” は、直後に続く that 以下が話し手や聞き手にとって好ましくない内容である場合に使われる言い方です。申し訳なく思う気持ちを含めることができる、丁寧な表現です。
- I’m afraid that I won’t be able to make it tonight.
今日の夜はちょっと行けないと思うな。
※that 以下が明らかな場合には “I’m afraid so.” (that 以下が肯定文の場合)や “I’m afraid not.” (that以下が否定文の場合)という形でもよく使われます。
まとめ
以上、基本的な表現についてまとめてみました。厳格に使い分けをする必要はありませんが、ぜひ憶えてみてください。それぞれの動詞の持つニュアンスを理解することで、自分の考えや意向をはっきりさせることができるだけでなく、発言者の気持ちもまた汲み取りやすくなるかもしれません。
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“be supposed to ~”
“be supposed to ~” は、「~することになっている」という意味でよく使われる表現です。 規則や義務、職務、責任、約束、予定、習慣、性質などによって、そうすることが要求されている場合や期待されている場合、あるいはそうすることが当然であると思われている場合に使われます。文脈によっていろいろなニュアンスを表すことができる表現です。
- Am I supposed to attend the monthly meeting next month again?
月例の会議には来月も出席しないといけないですか? - You were supposed to be here 20 minutes ago, weren’t you?
君は20分前にはここに来ていることになってたよね?
※過去形で用いると、「~することになっていた(のにされていない)」という意味になり、実際にはその行為がされなかったことを意味します。
“I think it isn’t ~” は不自然
次の2つの文をご覧ください。
- I think he isn’t very talented.
彼はそれほど才能に恵まれていないと思う。 - I don’t think he’s very talented.
彼はそれほど才能に恵まれているとは思わない。
どちらも事実としては同じですが、英語では原則として、否定語をなるべく文頭に近いところに置く傾向があることから、後者の “I don’t think ~” の語順が自然とされます。
※なおややこしいのですが、“I’m afraid ~” のような語義としての特色が強いものは例外とされ、否定語が後ろにくることが多いです。
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