“must” と “have to” の違いは?【英語ネイティブの使い分けを解説】

「~しなければならない」という意味の “must” と “have to”。ネイティブはこの2つを心情的な部分で使い分けていたりします。今回はその微妙なニュアンスの違いについてご紹介!

“must”と“have to”の使い分け

  • 話し手の強い意思により「しなければならない」場合は “must”
  • 規則や状況などの外的要因により「せざるを得ない」場合は “have to”
  • “must” はとても強い表現なので、基本的には “have to” を使うほうが無難

“must” と “have to” の違いを一言で言うならば、「~しなければならない」となる理由が、本人(話し手)の意思によるものか否か、という点にあります。

  • Oh no, I’ve gained 5kg the last two months! I must keep a healthier diet.
    やだ、大変。2か月で5キロも太っちゃった。もっと健康的な食事をしないといけないわ。
  • My doctor told me I have to keep a healthier diet.
    もっと健康的な食生活をしなければならないと、医者に忠告された。

この例文の場合、“must” では「自分がそうしたいと思っている」のに対し、“have to” では「(医者などの第三者から注意されたため)やらざるを得ない」というニュアンスの違いがでます。

  • It’s my mother’s birthday. I must buy flowers for her.
    お母さんの誕生日だから、お花を買ってあげないと。
  • I have to buy flowers for my mother-in-law because my husband asked me to do so.
    義理のお母さんにお花を買わないと。夫に頼まれたから。

上記の場合、“must” はお母さんの誕生日なので、お花を「買いたい(=自分の意思)」のに対し、“have to” は夫に頼まれたので、お花を「買わなければいけない(=外的要因)」となります。

ちなみに「~しなければならない」という意味の “must” は非常に強い表現なので、自分以外の人に対して使う場合、たとえ上司から部下へ指示を出すような場面であっても、めったに使われることはありません。個人的な意見や感情を表したいなどの特別な理由がない限りは、“have to” を使うほうが無難でしょう。

※“must” と “have to” には「~に違いない」という意味もありますが、今回は「~しなければならない」という意味での2つを比較してみました。

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否定形の意味にご注意

否定形になると、それぞれ意味がまったく異なるため、言い換えはできません。

  • 【must not:~してはならない】
    You mustn’t come into the office on Sunday. The building is closed.
    日曜日に会社に来てはいけません。ビルが休館日だからです。
  • 【don’t have to:~しなくてよい】
    You don’t have to come into the office on Sunday, but you can if you want to.
    日曜日に会社に来る必要はありませんが、もし来たければ、来ても構いません。

“must” は硬い書き言葉に

規則や注意書き、説明書などの書き言葉では、“must” がよく使われます。

  • Applications must be received by December 5.
    申し込みは12月5日必着です。
  • You mustn’t touch anything in the museum.
    博物館内のものには一切触れてはいけません。

くだけた言い方 “have got to”

“have got to” は、日常会話でもよく聞かれる “have to” のくだけた言い方です。口語の場合は “I’ve gotta” (gάṭə, gˈɔtə)と短縮するのがナチュラルな言い方です。

ちなみに映画や本など、人に何かを強くおすすめしたい時にもよく使われる表現で、“You’ve got to watch it.”「絶対見るべきだよ。」のように言います。

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