「オンライン英会話が続かない」を仕組みで変える。ネイティブキャンプに聞く“予約不要・レッスン回数無制限”の理由

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オンライン英会話を始めても、「予約時間に合わせられない」「まとまった時間を確保できない」「何を学べばよいか分からない」といった理由から、継続が難しくなるケースがあります。

こうした学習継続の課題に対し、ネイティブキャンプは「予約不要の今すぐレッスン」「レッスン回数無制限」「5分からの受講」といった仕組みを提供しています。

今回は、これらのサービス設計の背景や、継続しやすい学習環境づくりについて、同社広報担当者に伺いました。

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
本日は、このような機会をいただきありがとうございます。ネイティブキャンプは、英語をもっと身近に、一人ひとりが自分の生活に合った方法で続けられる環境を目指しています。今回は、「予約不要・レッスン回数無制限」にこだわる理由や、5分から受講できる仕組み、多様な講師・教材・学習機能がどのように継続を支えているのかをお伝えします。オンライン英会話の継続に不安を感じている方にとって、自分に合う学び方を見つけるヒントになれば幸いです。

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ネイティブキャンプは、どのようなオンライン英会話なのか

ネイティブキャンプは、パソコン、スマートフォン、タブレットから24時間365日利用できるオンライン英会話です。待機中の講師を選ぶと、予約なしで「今すぐレッスン」を始められます。子どもからシニアまで幅広い世代に利用され、目的も初めての英会話、日常会話、海外旅行、ビジネス、資格試験、留学準備など多岐にわたります。

  • 24時間365日利用可能:待機中の講師と予約なしで今すぐレッスン
  • 講師数15,000名以上:世界140カ国を超える国・地域の講師
  • 教材数32,000以上:初心者から上級者まで学べる教材

Q.サービスを立ち上げた原点を教えてください。

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
原点は、当社がベトナムの人材を活用したオフショア開発に取り組んでいた際の経験です。日本人スタッフが、英語力の不足によって現地スタッフに意図や技術的な指示を十分に伝えられない課題に直面しました。そこで、完璧な英語よりも、まず「伝えたいことを伝えられる英語力」が必要だと考えたのです。会話の機会を十分に確保できる環境をつくろうと、2015年6月にフィリピン・セブ島を拠点に立ち上げました。

同社が掲げるビジョンは「世界の80億人と話そう」。英語を試験のための知識だけではなく、国籍や文化の異なる人とつながるための手段と捉えています。この考えが、時間や回数の制約をできるだけ取り除くサービス設計につながっています。

なぜ「予約不要・レッスン回数無制限」にこだわるのか

英会話レッスンの予約には、希望の講師や時間を確保できるメリットがあります。その一方で、事前に日時を決め、予定を合わせる必要があります。仕事が長引く、子どもの予定が変わるといった理由で一度キャンセルすると、予約を取り直すこと自体が負担になることもあります。

Q.「予約不要」にしたのは、利便性を高めるためでしょうか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
利便性だけではありません。英語を話すまでの心理的・時間的なハードルをできる限り下げ、英会話を特別な予定ではなく、日常の一部にするための設計です。「今なら話せる」という瞬間に、レッスンのほうが学習者の生活に合わせられる環境をつくりたいと考えました。

世界各地の異なるタイムゾーンで講師が活動し、受講可能な講師がリアルタイムで表示される。その講師ネットワークと自社のシステム開発力が、「話したいと思った瞬間に話せる」体験を支えています。

回数無制限は「失敗し、すぐやり直せる」ため

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
レッスン回数に上限があると、一回を無駄にしないよう「もう少し準備してから」「今日は十分に話せそうにないからやめよう」と、受講を先送りにしてしまうことがあります。一方、オンライン英会話のレッスンが回数無制限であれば、一度目に言えなかった表現を、すぐ次のレッスンで試せます。レッスンを貴重な一回として消費するのではなく、何度でも試し、失敗し、やり直せる練習の場にしたいと考えています。

同じ教材を異なる講師と繰り返すのも、回数無制限ならではの使い方です。一度目は内容を理解し、二度目は覚えた表現を意識して使う。講師が変われば質問や反応も変わるため、暗記した答えではなく、実際の会話に対応する練習になります。

Q.回数無制限は、たくさん受けられる人向けではありませんか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
忙しい方にも適しています。平日は5分や10分だけ、余裕のある休日は25分のレッスンを複数回受けることもできます。「今日の分を使わなければ損」と焦らず、今日は休み、明日は2回と調整できる。毎日完璧に続けることより、休んだ後にも戻ってこられることが大切です。

公表されている会員全体の受講回数分布はありませんが、短いレッスンを複数回受ける、平日と休日で量を変える、試験や海外出張の前に集中的に増やすなど、生活や目的に応じた多様な受講パターンが見られるといいます。世界各国の講師との英会話レッスンは、累計8,000万回を超えています。

忙しい日は「5分だけ」でもいい。学習を日常に入れる仕組み

オンライン英会話が続かない理由の一つに、「25分や30分のまとまった時間を確保できない」ことがあります。そこでネイティブキャンプは、「25分取れないから今日は受けない」ではなく、「5分だけでも話す」選択肢を用意しました。

Q.5分のレッスンで、どのようなことができますか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
目的を一つに絞れば、自己紹介の練習、昨日の出来事を一つ話す、前回訂正された表現を使う、発音を一つ確認するなど、さまざまな学習ができます。教材も一回ですべて終える必要はありません。5分で英語力全体を伸ばそうとするのではなく、できることを一つ増やす。その小さな達成を積み重ねるのが活用のポイントです。

受講されているのは、出勤前、昼休み、帰宅後、就寝前、家事の合間など。在宅勤務なら始業前や休憩中、子育て中なら子どもの昼寝中や就寝後、学生なら登校前や習い事までの時間と、利用シーンはさまざまです。

短時間の学習を活かすコツは、始める前に「今日は何をするか」を一つだけ決めること。たとえば「自己紹介を止まらずに言う」「昨日覚えた表現を3回使う」といった、5分で達成できる目標にします。朝に指摘された表現を夜に別の講師と使うなど、一回ごとではなく学習全体の流れで捉えると、短時間でも反復の機会をつくれます。

レッスン開始前に希望時間を設定でき、25分より早く終了しても講師に迷惑をかける受け方ではありませんので、ご安心ください。

最初は5分程度から始め、会話に慣れるにつれて10分、15分、25分と伸ばす人もいるといいます。短時間受講は、それだけで完結する方法というより、英会話を生活に定着させる入り口と言えそうです。

世界各国の講師と話すことが、学ぶ楽しさになる

ネイティブキャンプには、英語を母語とするネイティブスピーカー、英語を第二言語として身につけた講師、日本人講師など、多様な背景を持つ講師が在籍しています。その理由は、実際に世界で英語を使う相手がネイティブスピーカーとは限らないからです。

Q.さまざまな国籍やアクセントの英語に触れる価値はどこにありますか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
発音、話す速さ、語彙や表現の選び方は、相手の国や地域によって異なります。多様な講師と話すことで、音の違いに対応し、分からなければ聞き返し、別の表現で確認する力を身につけられます。実践的な英語力とは、特定の発音を完璧に再現することではなく、さまざまな相手と意思疎通できる力だと考えています。

同じニュースを話題にしても、国や生活環境によって意見は異なります。その違いに触れれば、英語力だけでなく、自分の考えを説明する力や相手を理解しようとする姿勢も磨かれます。旅行前に渡航先の講師から現地の食事や文化を聞く、ニュースがその国でどのように受け止められているかを尋ねるといった使い方もあります。

初心者は「安心して話せるか」で選ぶ

初心者について、同社は「国籍だけで決めず、今の自分が安心して話せる相手かどうかを重視してほしい」と話します。日本語で基礎を確認したいなら日本人講師、学習者のつまずきを理解している相手と話すことに慣れたいなら、フィリピン人講師をはじめとする英語を第二言語として習得した講師、自然な言い回しや文化的背景を学びたいならネイティブ講師と、目的によって使い分けられます。

講師は、通信・機材環境の確認、英語力試験、AIスピーキングテスト、セルフラーニング、デモレッスンなどを経て登録されます。登録後も利用者の評価やフィードバック、レッスンの実施状況を確認し、必要に応じて指導やサポートを行っているとのことです。

教材、AI、カウンセリング——迷わず学べる環境づくり

32,000以上の教材は、基礎文法、発音、日常・旅行英会話、ビジネス英語、子ども向け、TOEIC® L&R対策、ニュース、フリートーク、カランメソッドなど、初心者から上級者まで幅広く対応しています。一つのサービス内で、年齢、レベル、学習目的が変わっても学び続けられることを重視しています。

しかし、選択肢が多いほど「何を選べばよいか分からない」という問題も生まれます。そこで用意されているのが、約5分で受けられるAIスピーキングテスト、教材診断、日本人カウンセラーによるサポートです。

Q.AIと人間の講師は、どのように使い分ければよいですか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
AIは、時間や場所を選ばず、一人で何度でも練習できることが強みです。発音や基本表現の反復、レベルチェック、人とのレッスンに向けた準備に適しています。一方、人間の講師との会話では、相手の反応を見ながら話を組み立て、予想しなかった質問に答える必要があります。AIで表現を練習し、講師と実際に使い、受講後に履歴やテストで振り返る流れがおすすめです。

AI機能「NC×AI」には、AI英会話や発音練習、単語、文法、TOEIC®対策、スピーキングテストなどがまとめられています。人と話すのが怖い初心者は、AIと自己紹介や基本的な受け答えを繰り返し、講師と話す前に「最初の一言」を準備できます。同社は、AIは人との会話から遠ざけるものではなく、人と話すための最初の一歩を小さくする役割だと位置づけています。
テスト結果は、スコア全体だけでなく、発音、語彙、文法などの項目別に確認できます。文法が課題なら基礎文法の教材で整理してフリートークで使う、発音なら発音教材を選んで講師に確認してもらうなど、結果を次の行動につなげられます。

「次に何をするか」を日本語で相談できる

日本人カウンセラーには、「自分に合う教材が分からない」「何から始めればよいか」「講師をどう選べばよいか」といった相談が多く寄せられるといいます。そのほか、目標設定、資格試験の進め方、レッスンへの緊張、学習が停滞したときの立て直しなども対象です。

難しすぎる教材を選び続けて負担になっていた人が、基礎教材に戻って受講を再開する。「毎日25分」を「週3回、5分から」に変える。このように、努力を追加するのではなく、教材や受講方法を変えることが解決になるケースもあります。

また、デイリーニュースのように内容が更新される教材は、進め方に慣れたまま、毎回異なるテーマを楽しめます。「今日は何について話そう」という好奇心が、次の受講理由になります。

「オンライン英会話が続かない」人におすすめの始め方

ネイティブキャンプは、オンライン英会話が続かないのは、本人の意志が弱いからだけではないと考えています。予約や日程調整、25分話し続ける不安、教材や講師選びへの迷い、上達の見えにくさ。こうした小さなハードルの積み重ねが、継続を難しくします。

Q.続けられる人に共通する行動や考え方はありますか?

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
毎日完璧に学習しようとするのではなく、自分の生活に合わせて無理なく続けることを大切にしています。忙しい日は5分だけ、受けられなかった日は翌日から再開する、理解が不十分な教材は繰り返すなど、計画が崩れても失敗と捉えず柔軟に立て直しています。また、「またこの先生と話したい」「次のニュースも話したい」といった、自分なりの楽しみを学習の中に持っています。

過去にオンライン英会話が続かなかった人は、以前と同じ高い目標でやり直さないことが大切です。最初から「毎日25分を2回」と決めると、仕事や体調でできなかった一日が、計画全体の失敗に見えてしまいます。

  1. 「今週3回、5分以上話す」から始める。
    毎日できなくても、週全体で調整すればよいと考えます。
  2. 一回の目標を一つに絞る。
    「自己紹介を最後まで言う」「講師に一つ質問する」など、自分で管理できる行動を目標にします。
  3. 同じ教材を別の講師と繰り返す。
    一度目に理解し、二度目に学んだ表現を使うことで、知識を会話に移します。
  4. スコアだけでなく、小さな変化を確認する。
    「前より一文多く話せた」「聞き返せた」といった実際の変化も振り返ります。
  5. 合わなければ、講師や教材を変える。
    一人の講師や一つの教材が合わないことと、オンライン英会話そのものが合わないことを分けて考えます。

やる気が出ない日は、新しい教材を進めたり、25分間受け切ったりする必要はありません。5分だけあいさつをする、今日あったことを一つ話す、人と話す気力がなければAIで短く練習する。「十分に勉強できなかった」ではなく、「英語との接点をゼロにしなかった」と捉えることが、再開しやすい学習をつくります。

英語学習を、もっと自由で続けやすいものへ

ネイティブキャンプは今後、AIだけ、人間の講師だけという二者択一ではなく、両者をつなぐ学習体験を強化したいとしています。AIが現在のレベルや課題、学習履歴を整理し、次に学ぶ内容を分かりやすくする。そして、その内容を世界各国の講師との会話で実践する。技術自体を目的にするのではなく、学習者が迷わず、より多く英語を使えることを目指します。

最後に、オンライン英会話の継続に不安を感じている人へ、メッセージをお願いします。

ネイティブキャンプ広報 村松 瞳さん
英会話を続けるために、毎日長時間頑張る必要はありません。5分しか話せない日があっても、数日受講できないことがあっても、また始めれば学習は続いています。大切なのは、完璧な計画を一度も崩さないことではなく、自分の生活に合わせて英語に戻れる方法を持っておくことです。まずは今日、自分の名前や好きなことを一言だけ、世界の誰かに伝えてみてください。

この言葉どおり、継続の反対は「休むこと」ではなく、「戻れなくなること」なのかもしれません。予約不要、レッスン回数無制限、5分からの受講、多様な講師や教材、AIとカウンセリング。それぞれの機能は、学習者が英語との接点を保ち、自分のペースで戻ってこられるための仕組みとしてつながっています。

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