「マルチリンガルになれる時代を創る」というミッションを掲げ、最新技術の活用で外国語学習を効率化するアイテムを次々と送り出してきたappArray。国内最大級の単語数を誇る英単語アプリ「マジタン」やAI英会話「スピークバディ(SpeakBuddy)」を通して同社を知る英語学習者は多いのではないでしょうか。
今回はそのappArrayが昨年リリースし、すでに多くの英語学習者が利用中だというオンライン型パーソナルコーチングサービス「スパルタバディ(Sparta Buddy)」について、同社代表取締役の立石氏と、スパルタバディ・トレーナーのShihoコーチにお話をうかがいました。
慶應商学部卒、会計士補。高校時代は英語がクラスで一番できず、大学時代もTOEIC280点。就職で外資系企業の内定をきっかけに猛勉強し、現在はTOEICはほぼ満点の985点。2013年に設立したappArray株式会社で、累計3千時間を費やした自身の英語学習経験を活かしてアプリ開発を始める。AppStore総合1位2作品など、開発した英語学習アプリは累計100万人以上に利用される。
オーストラリアの大学院でTESOLの修士号を取得。英語コーチとして活動し、900点以上の高得点取得や大幅なスコアアップの実現をサポート。その他にも英語学習アプリの開発やオンライン英会話に携わり、忙しい社会人の英語学習を支援している。TOEIC980点、英検1級。
インタビュー目次
1. 「英語を話せない」何千万人もの悩みに届けたいソリューション
Q. 「appArray」がこれまでに手掛けてきたサービスは?
立石氏:創業当初は、英単語アプリ「マジタン」、英文法アプリ「マジグラ」、TOEIC対策アプリ「アプトレ」といった有料の英語学習アプリを手掛けていました。いずれもAppStoreの有料アプリランキング教育部門で1位を獲得する人気アプリとなりました。そのほか、「ペラペラ英語」という音声認識を使った有料アプリが60万ダウンロードを記録し、AppStoreの年間総合ランキング2位となったこともあります。
そんな中、経済産業省主催のグローバル起業家育成プログラムへの参加をきっかけにAI英会話の開発を始めることになりました。2015年10月ごろのことです。自分自身、学生の頃は大の苦手だった英語が社会人になって急に必要になり、何千時間を英語学習に費やしてきました。リーディングやリスニングは自分で学べても、スピーキングは会話相手がいないと練習できず、英会話学校に通うのは高額です。その課題を何とか解決できるサービスを提供したいという想いがあり、AI英会話アプリ「スピークバディ(SpeakBuddy)」を開発しました。

AI英会話 スピークバディ
Q. オンライン英語コーチ「スパルタバディ」開発のきっかけは?
立石氏:その後、「スピーキングの教材はあっても、自分でやる気をキープしながら続けていくことが難しい」というスピークバディユーザーの声から、コーチがサポートすることでしっかり学習できるようなサービスが必要だと感じ、オンラインでパーソナルコーチングが受けられるスパルタバディを立ち上げました。人間が頑張り続けるにはある程度の短期間である必要があると考え、スパルタバディでは、学習期間を3ヵ月に設定しています。他の多くの教室型コーチングサービスでも、期間を3ヵ月に定めているようです。
2. 「英語学習が楽しくなる」スパルタバディのコーチング全容
Q:スパルタバディ受講の流れは?
Shihoコーチ:まず最初の無料カウンセリングで、受講生のバックグラウンド、受講に興味を持ったきっかけ、一人で学習を続けてきて辛さを感じている点、目標と現状の乖離などをお聞きします。その後、オンラインでアセスメント(スピーキングテスト)を受けていただき、日程調整をします。テスト結果をご提示するまでに少し時間が空くのですが、せっかくやる気の出ているタイミングを無駄にしたくないので、初回コーチングはできるだけ早めに設定しています。コーチと話すことで、最初の段階から高いモチベーションを維持していただけるようにと思っています。
Q.学習内容・学習時間はどの程度個人に合わせてカスタマイズされますか?
Shihoコーチ:受講者が何を目標とするかによって学習内容は変わってきます。たとえば今後の海外駐在でやっていける英語力を身に付けたいという方、これまでの学習で上達が実感できないという方など、それぞれの状況を初回コーチングでヒアリングします。その上で、それまでに続けられてきた学習とこちらからおすすめするアプリや教材を組み合わせて、1日1時間程度の取り組みの作戦を練っていく形です。
1日1時間以上を学習に充てられると言う受講者もいますが、その場合も、通勤時間が長い方なら耳からの学習、帰宅時間が早い方ならテキストを使った学習や音声録音など、それぞれの生活に合った提案をさせていただきます。
Q.学習時間が取れない受講者もいるのでは?
Shihoコーチ:多忙な社会人受講者が多いので、仕事が忙しい時期に入ってしまったり、長期の出張が入ったりということは少なくありません。英語学習を頑張りすぎて身体を壊し、仕事に影響が出るようでは本末転倒ですから、そういうときは無理のないようにお伝えしています。ただ、そんな中でも1日10分あれば何ができるかをコーチング時に話し合い、少しずつでも学習を継続するための最低ラインを定めることがあります。たとえ10分でも、毎日続けることはとても大切です。
Q. 1日1時間の取り組みの具体例は?
Shihoコーチ:たとえば英語力初級なら、発音の課題提出に加え、「毎日の英文法」や「瞬間英作文」のような市販教材で文法の復習をしながら、声に出すような課題に取り組んでもらいます。
将来的にビジネスで英語を使いたいという方なら、アプリも参考書もあって便利なTOEIC対策教材「金のフレーズ」を使った5分×3回=1日15分の取り組みをご提案することもあります。
Q. 市販教材の他に、使用する教材やツールはありますか?
立石氏:文法学習を取り入れる場合は、文法アプリ「マジグラ」を使ってもらうこともあります。TOEICや英検といった資格試験対策だけではなく、会話力も高めたいという人が大多数なので、AI英会話アプリ「スピークバディ」を使用した会話練習にはほぼ全員に取り組んでもらっています。
弊社で運営しているアプリ「マジタン」「マジグラ」「アプトレ」「スピークバディ」については、クーポンを差し上げますので、受講期間中はすべて無料で使い放題になります。

AI英会話 スピークバディ

マジタン

TOEICアプトレ
Q. コーチとのやりとりについて教えてください。
Shihoコーチ:30分の初回コーチング後、2週間に1回程度のペースで各15分の音声コーチングを実施します。この継続コーチングでは、主に学習の進捗状況、モチベーションなどについてお話します。実際に学習を続けるうちに「もっとやりたい」という気持ちになる受講者も多いようです。その場合はカリキュラムの練り直しや教材の追加など、レベルアップの提案をすることもあります。
受講者からは日々の学習状況をLINEのチャットで報告してもらいます。コーチはそれを踏まえて、指導や励ましをのメッセージを送ります。
Q. コーチはティーチングも行いますか?
Shihoコーチ:コーチングサービスなので、ティーチングは主ではありませんが、質問があればどんなことにも回答します。ただ、「聞かれたらすぐ答える」を繰り返していては受け身のラーナーさんになってしまうと思うので、自力で調べるためのヒントを伝えるようなことが多いです。プログラム修了後もラーナーさんご自身で学習を続けていくことを考えると「調べる力」を育むことも大切だと感じています。
また、音声録音をして提出してもらう発音の課題については、客観的に指摘されないとなかなか自分では気づけない点も多いので、コーチがチェックして具体的なフィードバックをします。
週に一度提出してもらう1分間スピーチについては、細かい誤りの指摘よりも「きちんと相手に伝わっているかどうか」をチェックし、より伝わりやすい表現を提案するなどのフィードバックを心掛けています。
発音の課題の提出とコーチからのアドバイスを通して発音が大きく改善された受講生は、それに伴って同僚の英語がとてもよく聴き取れるようになったと話してくれました。
3. オンライン型コーチング「スパルタバディ」だからできること
Q. 教室型コーチングサービスにはない「オンライン型」コーチングの魅力とは?
立石氏:通学の負担がない点は、利用者にとって大きなメリットと言えます。また、オンラインだからこそ近くに教室がないような地方の方でもサービスを利用できます。
Shihoコーチ:移動する時間があるのであれば、その分はやく自宅に帰って学習に充てることができます。その効率のよさがとても大きいのではないかと思います。
立石氏:また「在宅なら仕事ができる」「フルタイムは難しいけれど細切れなら時間が取れる」という条件付きの勤務が可能な英語力の高い方に、オンラインならコーチとして学習指導にあたってもらうことができます。この形式で、コーチ・学習者双方にとって付加価値のある関係が築けると考えています。
教室型では3ヵ月50万円を超えるなど、始めるのに思い切りの必要な価格のサービスが多い中、スパルタバディはその5分の1程度である3ヵ月98,000円という低価格で提供しています。英語学習は長い期間取り組んでいかなければならないことを考え、こうした優秀なコーチの起用により「続けられる」低価格帯で同じような効果を出せるサービスを実現させようとオンライン型でチャレンジしています。
Q. コーチの採用基準や研修内容は?
立石氏:現在、コーチの採用にはTOEIC950、英検1級以上などの基準を設けています。現在、半数以上が講師経験のあるコーチです。
Shihoコーチ:全国(一部海外)に散らばるコーチ陣には、場所を問わず受けられるオンラインでの研修を行っています。このトレーニングでは、一番大切なこととしてティーチングとコーチングの違いを伝えています。自力でなんとか英語を習得してきた経験豊富なスタッフばかりなので、ティーチングや学習方法のアドバイスについてはできて当然なところがあります。ここではプラスアルファでコーチとして、もし自分が学ぶ立場だったら3ヵ月という期間、LINE上のやりとりでどんな声掛けがあれば学習を続けられるかをしっかり考えてもらうようにしています。楽しい気持ちで学習を継続してもらいたいので、コーチはどうやって寄り添えるかが大切です。
また、コーチ同士がオンラインで交流し、コーチングを通して得た学びや課題を共有し合える会を開催しています。
4. リピート率の高さが物語る受講者の満足度
Q. 受講生はどんな方が多いですか?
Shihoコーチ:30~40代の社会人で、これから職場で英語を求められることが増えてくるという方が多いです。職場での英語といってもビジネス英語というよりは、たとえばランチミーティングやエレベーター内での英会話のような気軽な会話がむしろ難しいという声を聞きます。そういう場合には、ご自身のことを英語でしっかり話したり、チームのメンバーとより仲良くなるための会話ができるように学習をプランニングします。
仕事が忙しかったりお子さんが小さかったりしてなかなかスクールに通えないような方にも活用していただいています。
Q. 修了後の学習成果はどうやって測定していますか?
立石氏:プランの初回と最後にCEFR(セファール)に準拠したスピーキングのレベルチェックテストを行い、コーチとは異なる採点チームが複数人で厳正なアセスメントを行っています。10段階のレベル設定で総合レベルのほかに「発音」「流暢さ」「表現の幅・語彙」「文法の正確性」「一貫性・まとまり」といった項目をそれぞれ評価します。目標としているのは、総合レベルを3ヵ月で1段階上げることです。実際に達成する受講者もいますが、この1段階はとても大きいので、もしスコアに違いが表れなかったとしても変化がなかったわけではありません。3ヵ月前の自分と比べて成長が実感できるはずです。
Shihoコーチ:結果が出ると、それをもとに最終コーチングを実施します。最初と最後のレベルチェックの比較から伸びている点などをお伝えし、その後の学習の方向性について一緒に考えます。
Q. 受講中の方、修了された方による反響は?
立石氏:自分一人でがんばっているのではなく、その頑張りを誰かが見ていてくれるという安心感や一体感が、学習者にとっては大きいようです。一人で学ぶのはやはり孤独。その中で、経験豊富なコーチから学習方針を提案してもらい、毎日声をかけてもらえることで日常の中に英語がある状況が自然に形成され、やる気が向上しているのがわかります。
受講者から聞かれるのは「正しいやり方で英語学習が習慣化できた」「以前は聞き取れなかった外国人の英語が聞き取れるようになってきた」「英検で目標の級に合格した」といった声です。実際、これまでに3ヵ月間の受講期間を修了された方のうち、9割以上が新たな3ヵ月の継続受講を希望されていることからも、サービスへの満足度の高さがうかがえます。
Q. 3ヵ月のプログラム修了後の継続受講も可能なのですか?
立石氏:可能です。3ヵ月間で最初の目標を達成後、継続の場合は新たな目標に向けてサポートします。コーチも変更できるのですが、現状ほぼすべての継続者が同じコーチからのサポートを希望しています。
5. まずは、無料カウンセリングで最初の一歩を!
Q. スパルタバディの利用を検討中の読者に、メッセージをお願いします

立石氏:私自身、ありとあらゆる教材をつかって英語を学習してきたので、学習者には時間を有効活用してもらいたいという想いがあります。忙しい中での教材選び・カリキュラム作成・正しい方法での学習は、その専門であるプロのコーチに任せることが効率的です。バディとなるコーチと一緒に頑張ることの力を信じて、まずは無料カウンセリングを受けてみてください。
Shihoコーチ:英語学習は一人でがんばらなくてはならないと考え、辛い日々を送っている人がたくさんいると思いますが、そんなことはありません。コーチが日常の英語学習がより楽しくなるようなご提案をしますので、一人で悩まずぜひ頼っていただければと思っています!
インタビュー後記
誰もが無理なく英語を習得できる時代の創造を目指して多様な英語学習ツールを展開してきたappArrayが、学習者からの声をもとに新たにリリースしたのは、「学ぶ人」と「支える人」をつなぐコーチングサービスのプラットフォームでした。
厳しい学習プランの管理というイメージの強い「パーソナルコーチング」ですが、スパルタバディのコーチ陣はなにより、学習者が継続的な英語学習を楽しめるように寄り添うことを意識しているといいます。オンラインコーチングの効果は利用者の声とサービスの人気により立証済みです。
日常に英語のある3ヵ月を経て、スパルタバディと一緒に英語力向上の達成感を味わってみませんか?
スパルタバディ詳細
サービス名 | スパルタバディ(Sparta Buddy) |
運営会社 | appArray株式会社 |
価格 | 98,000円/3ヵ月 |
URL | https://www.spartabuddy.jp/ |
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English Hub 編集部

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