“I don’t mind.” と “I don’t care.”の違いは?【英語ネイティブの使い分けを解説】

相手の発言を受けて、「気にしないよ」と言いたいときや、相手の問いかけに対して「(どちらでも、なんでも)構わない」と言いたいときには、英語でどのように表現していますか?

“I don’t mind.” と “I don’t care.” は、どちらも「私は気にしないよ、構わないよ」といった意味になりますが、状況によっては使い分けに注意が必要です。それぞれのフレーズの意味について、確認してみましょう!

“I don’t mind.”と“I don’t care.”の使い分け

  • “I don’t mind.”
    「構わない、問題ない」
  • “I don’t care.”
    「どうでもいい」※言い方による

2つのフレーズの違い

“I don’t mind.” も “I don’t care.” も「気にしない、構わない」といった意味で、相手の発言や問いかけに応じるときに使えるフレーズです。

A: Do you want to sit in the front seat or can I?
B: I don’t mind/ care. You decide.

A: 前に座りたい?それとも私が前に座ってもいい?
B: どっちでもいいよ。好きな方に座って。

動詞の “mind” には「嫌だと思う、迷惑がる」という意味があることから、“I don’t mind.” は上記の例文にもあるとおり、“No problem.”(問題ない)や “That’s fine with me.”(私はそれで構わない)と同じような意味合いで使われます。

  • I don’t mind, but is that an issue for you?
    私は気にしないけど、君は嫌だったりする?
  • I don’t mind making dinner if you can wash the dishes afterwards.
    洗い物してくれるなら、夕飯作っても構わないよ。

一方 “I don’t care.” は “I don’t mind.” と同じように使えるケースがあるものの、言い方や文脈によっては「どうでもいい」という乱暴な意味になってしまいます。

A: I’m sorry I’m late. I was stuck in traffic.
B: I don’t care. This is the fourth time in a row you’ve been late.

A: 遅れてごめん。渋滞にはまっちゃって。
B: もう知らないよ。これで4回連続遅刻だろ。

このように、“I don’t care.” には「構わない(問題ない)」と「どうでもいい(勝手にすればいい)」の相反する2つの意味がある点が、注意したいポイントです。

“I don’t mind.” の類似表現

「気にしない、構わない」の “I don’t mind.” と同じように使えるのが “It doesn’t matter.” です。“I don’t mind.” より客観的な印象を与える表現で、こちらも「どうでもいい(無関心だ)」といったようなネガティブな感情が一切含まれない表現です。

A: Oops! I completely forgot to buy laundry detergent.
B: It doesn’t matter. It’s going to rain today and I’m going to the drugstore tomorrow anyway.

A: いけない、洗剤買うのすっかり忘れてたわ。
B: 構わないさ。今日は雨になるし、どっちみち僕が明日ドラッグストアに行くし。

“I don’t care.” の類似表現

「どうでもいい」の “I don’t care.” と同じような意味合いを持つフレーズは、いくつかあります。

  • I couldn’t care less.
  • 直訳すると「これ以上少なく気にすることはできない(ぐらい気にしていない)」で、つまりは「全く気にしない、どうでもいい」という意味になる、決まり文句です。

ある事柄について重要だと思っていなかったり、気にかける価値もないと思っていることを表します。

[※JohnはBの元夫]

A: Did you hear about John? He just got a new job.
B: Yeah, I heard and I couldn’t care less.

A: ジョンのこと聞いた?新しい仕事に就いたんだって。
B: ええ、聞いてるわ。どうでもいいけどね。

ネイティブでも間違える?

ネイティブスピーカーの中には「どうでもいい」という意味で “I could care less.” と言う人もいますが、これは間違った表現です。

上述の通り、「これ以上少なく気にすることはできないという発想の表現なので、“could” は当然否定にしなければならないのですが、“not” をつけないで使ってしまうネイティブスピーカーもかなりいるようです。

日本語でも「見れる」、「食べれる」のような、いわゆる「ら抜き言葉」という誤用がありますが、文化庁の世論調査によれば、今ではら抜きの方が多数派だそうです。ひょっとしたら “I could care less.” も、未来の英語では多数派になっているかもしれませんね。

  • Who cares?
  • 「どうでもいい、知るか」という意味で、一般に失礼な印象を与えるカジュアルな表現です。親しい間柄でのみ使うのがよいでしょう。

    A: That was an unnecessarily long meeting.
    B: Yeah, the part about software updates was a waste of time. Who cares?

    A: 意味なく長い会議だったな。
    B: ああ、ソフトウエアのアップデートの話は時間の無駄だったよ。そんなの知ったことかよ。

  • Whatever.
  • こちらも「どうでもいい」と乱暴な響きを持つ言葉。言い方や状況によっては必ずしもネガティブな意味にはなりませんが、一般に皮肉を含んだ言葉なので使い方に注意が必要です。

    [※Aは母親、Bは10代の子供]

    A: Hey, do you mind turning the volume down? Your baby brother is sleeping.
    B: Whatever. I’m going to bed anyway.

    A: ねえ、ちょっと音を小さくしてくれない?あなたのかわいい弟が寝てるから。
    B: 何でもいいよ。どうせもう寝るところだから。

イラつく言葉No.1

米マリスト大学世論研究所が2016年に行った調査では、“Whatever.” が8年連続で「最もイラつく言葉」に選ばれました。

ちなみに過去にランクインした言葉には、“like”(~という感じ)や “just sayin’”(言ってみただけ)、“you know”(だよね)などがあります。

  • So (what)?
  • 文字どおり「だから(何)?」と、非常にカジュアルで直接的な表現です。一般に何かを注意されたり、批判された際に、その内容を否定するような場面で使われます。

    [※AはBの姉]

    A: Is that my sweater you’re wearing? Did you even ask before taking it?
    B: So, what? You never wear it anyway.

    A: ちょっと、あなたが着てるの私のセーターじゃない?勝手に着たわね?
    B: だから何よ?どっちみちお姉ちゃんは着てないじゃん。

  • Why should I care?
  • 同じく非常に直接的な表現です。こちらも文字どおり「なんで私が気にしなきゃいけないわけ?(=私の知ったことではない)」という意味で、ネガティブな印象を与えるフレーズです。

A: Didn’t you vote? Don’t you think you should participate in democracy?
B: No. Why should I care? Politicians are all the same.

A: 投票行かなかったの?民主政治にちゃんと参加しなきゃいけないって思わないのかい?
B: 別に。俺の知ったこっちゃないさ。政治家なんて誰でも一緒だし。

以上、様々な表現をご紹介しました。こうしたフレーズがさらっと使えると、より自然な英語に近づけそうです。失礼な表現になりうる表現もあるので、使い方にはご注意ください。

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