海外取材~記事執筆を実践する10日間。NPO法人開発メディアがGlobal Media Campの参加者募集を開始

途上国に特化した情報発信を行う「ganas」の運営元であるNPO法人開発メディアが、2023年8月・9月に開催するGlobal Media Campの参加者募集を開始しました。

今回の行き先は、南米コロンビアとアフリカのルワンダ。現地で過ごす10日間で取材と記事の執筆に取り組み、記事のネタ・切り口の見つけ方から、より多くの人に読まれる文章の書き方までを実践的に学ぶプログラムです。

海外取材・記事の執筆に挑戦!Global Media Campとは

2014年にスタートしたGlobal Media Campは、フィリピン、ミャンマー、ベナン、インドなど、これまで8ヵ国10ヵ所において合計35回の開催実績があります。

プログラム参加者は、累計186人。大学生、青年海外協力隊の志願者・経験者、JICAやNGOの職員など、参加者の年代、バックグラウンドもさまざまです。

Global Media Campでは、途上国関連の情報発信を専門とするメディア「ganas」の編集長である長光大慈氏が全日程に同行し、複眼的な物事の見方、取材対象からより深い情報を引き出すテクニック、伝わる文章を書くスキルなどを直接指導します。

取材を行って執筆した記事は、参加者の署名入りでganasのウェブサイトに掲載され、読者の元へと届きます。

Global Media Camp in コロンビア 概要(2023年8月25日~9月3日)

南米大陸の北西部に位置し、コーヒーの産地として国名を耳にする機会も多いコロンビア。

今回のGlobal Media Campの拠点となるメデジンは、麻薬組織やゲリラの勢力拡大により、かつては治安の悪い危険な街としてのレッテルを貼られていました。しかし、政府の治安改善策が功を奏し、2013年にはウォール・ストリート・ジャーナルが発表したCity of the Yearで「Most Innovative City(最も革新的な都市)」に選ばれるなど、その変化に世界から注目が集まっています。

コロンビアには、社会・文化・経済・政治の各分野で注目に値する話題が数多くあり、取材によって自分の興味・関心を深く掘り下げられるでしょう。現地での取材時の使用言語は、スペイン語または日本語(通訳サポートあり)が基本となります。

コロンビアでの取材先候補
ベネズエラ難民、国内避難民(IDP)居住区、先住民保護区、先住民の女性リーダー、グラフィックアートで観光地へと変貌を遂げた元スラム街(コムナ13)、医療、教育、日本のマンガの販売に取り組む出版社、さまざまなNGO、メデジン発のファッション、起業家、日本語教室・日本文化センター、ユニークな活動を行っているコロンビア人(合気道の先生、浴衣を作る人、本を出版した警官など) ほか
【Global Media Camp in コロンビア 概要】

  • 場所:コロンビア・メデジン
  • 期間:2023年8月25日(金)~9月3日(日)
    ※現地集合・現地解散の研修プログラムです。
  • 費用:学生 18万9,800円 一般 20万9,800円
    ※航空券、海外旅行保険の費用は含まれないため、各自で手配が必要です。
    ※ganasサポーターズクラブ割引、友人同士で申し込む場合の割引などがあります。
  • 費用に含まれるもの:
    事前研修費、宿泊費、食事代(1日3食分。飲み物代は除く)、取材先への移動費、現地サポート費用(通訳ほか)、その他取材関連費用
  • 申込締切:2023年7月25日(火)
  • 定員:最大8名程度、最少催行人数4名程度(先着順)
  • 申込書のダウンロードや参加規約の詳細については、NPO法人開発メディアのウェブサイトをご確認ください。

Global Media Camp in ルワンダ 概要(2023年9月12日~9月21日)

民族間の対立の激化が引き起こした、1994年の悲劇的な大虐殺のイメージが今も根強く残るアフリカのルワンダ。人々の悲しみが癒えることはないものの、ルワンダはその後の急激な経済成長によって「アフリカの奇跡」と呼ばれるほどの変化を遂げた国でもあります。

悲劇から29年が経った今、ルワンダで何が起きていて、人々はどんな暮らしを送っているのか。Global Media Campは、その現状を自らの目で確かめるチャンスとも言えます。

ルワンダでは、公用語の一つである英語を使った取材にチャレンジでき、取材対象の相手と直接より深いコミュニケーションが取れる点も魅力です(※必要に応じて通訳等のサポートも受けられます)。

ルワンダでの取材先候補
GBV(ジェンダーに基づく暴力)の被害者を支援する施設、教育施設(プレスクール、学校、職業訓練校など)、ドローンの企業、電動バイクメーカー、国産スマホのメーカー/販売店、教会、市場、医療、さまざまなローカルNGO、虐殺記念館、ユニークな活動を行っているルワンダ人(社会活動家、起業家、服の仕立屋、家事労働者など)、現地の大学生 ほか
【Global Media Camp in ルワンダ 概要】

  • 場所:ルワンダ・キガリ
  • 期間:2023年9月12日(火)~9月21日(木)
    ※現地集合・現地解散の研修プログラムです。
  • 費用:学生 18万9,800円 一般 20万9,800円
    ※航空券、ビザ取得、海外旅行保険の費用は含まれないため、各自で手配が必要です。
    ※ganasサポーターズクラブ割引、友人同士で申し込む場合の割引などがあります。
  • 費用に含まれるもの:
    事前研修費、宿泊費、食事代(1日3食分。飲み物代は除く)、取材先への移動費、現地サポート費用(通訳ほか)、その他取材関連費用
  • 定員:最大8名程度、最少催行人数4名程度(先着順)
  • 申込締切:2023年8月12日(土)
  • 申込書のダウンロードや参加規約の詳細については、NPO法人開発メディアのウェブサイトをご確認ください。


夏休みや休暇を使って参加できる10日間のGlobal Media Campは、途上国の現状を自分の目で確かめられるだけでなく、そこで感じたことを他の誰かに伝えるための発信力も鍛えられるプログラムです。

国際協力やジャーナリズム、途上国に関する情報発信などに興味がある方は、ライターとしての一連の動きを経験できる同プログラムで、取材や記事の執筆にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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English Hub 編集部

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