「担当する」はこう訳す【通訳者も悩む日本語表現】

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みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は「担当する」です。

ビジネスと切っても切り離せない表現がこの「担当する」です。普段からよく使う表現だからこそ、場面にふさわしい表現を使って業務を円滑に進めたいですよね。そこで今回は、「担当する」にあたる英語の表現をいくつか紹介します。

  1. 「人事部は採用を担当します。」
    The human resources department is responsible for hiring and firing employees.

    • responsible for = 担当する、責任がある

    「担当する」といえば、be responsible for のほかにin charge of が思い当たるのではないでしょうか。どちらの表現もほぼ同義に使うことができますが、業務として担う場合はin charge of、責任の所在を示す場合はbe responsible for という使い分けができます。person in charge(担当者)とresponsible person(責任者)という訳の違いを見ると分かりやすいですね。

  2. 「前職のABC社では、EC事業を担当していました。」
    Previously, I worked for ABC company where I ran their E-commerce business.

    • run ~ business = 事業を担当する

    もちろん上記のbe responsible forやin charge ofを使うこともできますが、より具体的に示したい場合は、このように動詞を使って表現することができます。例えば、「上級コースの授業を担当する」という場合は、teach an advanced courseのようにteachを使うとより具体的になりますね。

  3. 「私はボランティアとして、イベントの運営サポートを担当します。」
    I will be involved in the operational support of the event as a volunteer.

    • be involved in = ~に関わる

    be involved inを使う場合は、チームや組織の一員としてとある業務を担当する、といったニュアンスになります。

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【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。

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