英語に興味を持つきっかけに!ハロウィンに読み聞かせしたい英語絵本5選

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ハロウィンは、最近では日本でも定着した感がありますが、もともとは英語圏生まれのイベント。子どもがハロウィンについて知ることは、英語や英語圏の文化に興味を持つきっかけになります。そこで、今回はハロウィンのことがより深く理解できる、読み聞かせにおすすめの英語の絵本を5冊、ご紹介します。

簡単な英語でハロウィン行事の基本がわかる“My First Halloween”


“My First Halloween”(Tomie dePaola著)は、ハロウィンで作るものや飾り付け、パーティーの様子などが簡単な英語で書かれている絵本です。ゆっくり読みながら、一緒にハロウィンの言葉を覚えられますよ。

英語講師である筆者がレッスンで使う時は、出てくるものの絵を紙に描いた簡単なカードを作っておきます。そして、絵本を読む前にまずカードを使って、それぞれの言葉を一緒に覚えます。覚えたところで、絵本の読み聞かせをスタート。1回目は普通に読み、2回目は “What’s this? ”と絵の中のものを指さしながらクイズを出し、子どもたちに “It’s~.”と答えてもらいながら読みます。こうすることで、子どもたちの脳にハロウィンの英単語が定着するので、おすすめです。

【特にオススメの年代】
赤ちゃん~就学前のお子さん。ハロウィンがどんなイベントか分かるので、初めの1冊にぜひ。

絵に隠されたものを探すだけじゃない!“I Spy a Pumpkin”


“I Spy a Pumpkin”(Jean Marzollo著)は、日本でも大人気のさがしもの絵本『ミッケ!』シリーズの原書です。“I Spy a Pumpkin”はその名前から分かるとおり、ハロウィンがテーマ。いろんな写真と言葉が出てきます。日本ではなじみがないものもあるので、読む大人にも新たな学びがあります。

32ページありますが、ペーパーバック版なので紙が薄くて軽く、値段もAmazonで700円程度(2019年10月現在)とお手頃。でも中身はとても濃く、絵に隠されたものを探す定番の遊びに加え、「韻を踏む言葉を探す」といった言葉遊びのクイズのページまであり、とても充実しています。

英語講師として使う時は、6歳くらいまでのお子さんの場合は、ゆっくり文章を読みながら一緒に探します。小学生以上には、隠されたものを探すゲーム自体は簡単すぎるかもしれません。ただ、他の活用法もできるのが、この本のすごい点です。小学生以上で読み書きを始めた子には、一緒に言葉の意味を確認したりしながら文章を読んであげると、楽しみながら読む力を伸ばすことができます。巻末にある読み書き関連のクイズを一緒に解くのもおすすめです。

【特にオススメの年代】
3歳頃~小学生のお子さん(英語の読み書きをスタートした子)。

手遊び歌とともに楽しめる“Five Little Pumpkins”


“Five Little Pumpkins”(Public Domain著)は有名な手遊び歌の絵本です。5つのかぼちゃがだんだん消えていき、最後はなくなる…という単純なお話なのですが、ハロウィンらしく、でも子どもにとっては怖すぎない雰囲気なので、多くの子どもたちに人気です。

おすすめの使い方は、歌を覚えて、歌いながら本を読む方法です。歌はこちらの動画を参考にどうぞ。この動画はアニメーションの絵もかわいらしいので、以前1~3歳児にハロウィン特別レッスンをした際も、とても盛り上がりました。

手遊びもあるので、そちらにも親子で挑戦してみましょう。親子レッスンでも好評でした。こちらの動画では、アメリカ在住の元英会話教師の方が、手遊びの方法を詳しく紹介しています。

【特にオススメの年代】
赤ちゃん~年中・年長くらい。
手遊び歌が大好きな年代におすすめ。ぜひ親子で楽しんでください。

定番ソングのハロウィンバージョン“The Spooky Wheels on the Bus”


“The Spooky Wheels on the Bus”(J. Elizabeth Mills著)は、有名な歌 “Wheels on the Bus”のハロウィンバージョンの歌詞が載った絵本です。絵がほんわかした雰囲気なので、赤ちゃんから6歳くらいまで、泣かれる心配をすることなく、安心して読み聞かせできそうです。

最初は歌なしで、出てくる言葉を指さしながらゆっくり読みましょう。次にメロディをつけてゆっくり歌いながら読み進め、英語の独特のリズムや言葉の雰囲気を親子で一緒に味わってみてはいかがでしょうか?

【特にオススメの年代】
赤ちゃん~年中・年長くらい。
こちらも、手遊び歌が大好きな年代におすすめ。ぜひ親子で楽しんでください。

ドキドキワクワクのストーリー“Clifford’s Halloween”


少し長めの文章の絵本を読んでもOKの未就学児や小学生、自分で読書を始めた小学生には“Clifford’s Halloween”(Norman Bridwell著)がオススメです。犬のClifford(クリフォード)が主人公の絵本シリーズは、アメリカではみんなが知っている定番です。いろんな年中行事や日常生活にまつわるお話が出ています。このハロウィンの話は、クリフォードがどんな仮装をするのか、ドキドキワクワクしながら読み進められます。

この本はストーリー自体が面白いので、そのまま読み聞かせするのがベスト。英語レッスンでは、英語の文章を読めるようになった子どもの場合、一緒にゆっくり声に出して読むようにしています。

【特にオススメの年代】
年中・年長くらい~小学生。
読み聞かせはもちろん、文章を読む練習にも活用できます。

まとめ

ハロウィンはとても楽しいイベントです。でも「おばけ」「ゾンビ」など怖いキャラクターがたくさん出てくるので、怖いものが苦手なお子さんにとっては恐怖に感じてしまうこともあります。そんなことを毎年レッスンをしながら感じてきたので、今回は、怖くない雰囲気の絵本を中心に選びました。ハロウィンは1年に1度きり。ぜひ、ハロウィン絵本を読みながら親子で楽しい時間を過ごし、英語や異なる文化への興味の翼を広げてください。

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曽我美穂

英語講師・ライター。大学在学中にニュージーランドの大学に交換留学。英語で授業を受け単位を取得。卒業後は英語学校の広報としてバイリンガルな環境で7年間働く。2013年に英語教室RAINBOWを開設。これまでに未就園児から大人まで70人以上を指導。TOEIC965点。二児の母。