“merit-demerit”はNG!【通訳者は聞いた!現場で飛び交うNG英語】

○月○日、広報部の社員AさんはSNSを利用した新しい販促戦略について打合せを行っていました。これからホワイトボードにあるリストを書き出し、そちらのリストをもとに議論を始めようとした時、通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。

【NG文】

  • Let’s list the merits and demerits of the new marketing strategy.
    (新しいマーケティング戦略のメリット・デメリットをリスト化しましょう)

merit-demeritは英語として存在はするのですが、ネイティブが使うことはほとんどない、準・和製英語と言えます。(語源はフランス語だそうです)

【正しい英語】

  • Let’s list the pros and cons of the new marketing strategy.
    (新しいマーケティング戦略のメリット・デメリットをリスト化しましょう)

ポイント

日本語で言うメリット・デメリットの意味で使われるのは「pros(賛成・良い面)とcons(反対・悪い面)」です。同じ意味でadvantagesとdisadvantagesも使われます。また、結論を出す時には、賛否両論を天秤にかけて、重い方が良い、重要という意味で、以下のような言い方をします。

The pros outweigh the cons.
(良い面が悪い面よりも重い=メリットの方が多い)

ちなみにmeritとdemeritは英語では以下のような使われ方が一般的です。

■ merit (利点・価値を表す)※通例、単数形で使われる。

  • This plan has no merit.
    (このプランにはメリットがない)
  • Is there merit in doing this?
    (これをやることにメリットはあるのでしょうか)

■ demerit(減点を表す)※違反など犯した時に使われる。

  • He was given a demerit for driving too fast.
    (彼はスピード違反で減点を与えられた)

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