バレンタイン前に覚えておきたい「LOVE」にまつわる英語の慣用表現10選!

外国語を学ぶ上で、言葉通りに直訳してしまうと意味が通らない表現に出会うことは少なくありません。

バレンタインデー間近の今回は、予習しておかなければ意味が取りづらい恋愛に関する英語の慣用表現をご紹介します。

愛にまつわる英語の慣用表現10選

1. “Head over heels in love”

直訳するとかなりおかしな意味になってしまいますが、実際のところ、すごく嬉しいことが起きたときの、一時的に天地が逆転したような様子を表しています。ロマンスが始まり、新たな関係を築くのに夢中な二人の世界は、上下逆転しているように見えるのかもしれません。

2. “Falling in love”

LOVEという名のフィクションの世界に落ちていく、不思議の国のアリスのような状況をイメージするかもしれません。しかし、ここで使われている“fall”は『突然に起こる、思いもがけず、自然の成り行きで、ある状態で』といった意味を持ちます。誰もが知るように、恋とは突然始まり、急に発展する可能性があるものです。

3. “Lovesick”

恋に落ちたときのあのちょっと高揚したロマンチックな気分を病気と紐づけるのは抵抗があるかもしれませんが、「Lovesick」は誰かに夢中で制御不能な状態を表す慣用表現です。病気になって自分ではどうすることもできない状況と似ていることから、このような表現が生まれました。

4. “Puppy love”


このフレーズは実際、子犬(puppy)とはほとんど関連がなく、若者間の短期的で気まぐれな恋や、夢中になる気持ちを表しています。子犬たちの愛情表現の様子にちなんでこの言い回しが生まれました。この言葉は“Puppy Love”という曲の流行で広まり、この歌は過去に何度もカバーされてディズニーの「101匹わんちゃん」のサウンドトラックとしても使用されました。

5. “A match made in heaven”

この言葉は一生を共にしそうな相性抜群のカップルに対して使われます。他にも“it’s written in the stars” というフレーズがありますが、どちらにも運命、宿命といったニュアンスがあります。“A match made in heaven”は、地球上での出会い以前に、神様によって相性の良い人間が創造されているという信仰に由来します。

6. “Ready to tie the knot”


“ready to tie the knot”とは、カップルが結婚間近な様子です。このフレーズはかつて、新郎新婦が手と手を結んで誓約を交わす結婚の慣習のある宗派があったことにに由来すると言われています。

7. “Double date”

1人で2人の相手とデートするわけではありません。2組のカップルが一緒にデートをするということです。ダブルデートは1950年代に流行しました。まずは会話がはずみ易い環境で付き合い始めるためにダブルデートに出かけ、その後、自然にそれぞれシングルデートに移行します。今でもダブルデートは人気があり、友人同士やグループでスポーツ観戦やコンサート、イベントに行くのが一般的です。

8. “Pop the question”

英語で “popping the question” と誰かに言われたら、恐らくあなたは「何の質問?」と思うでしょう。ここでのquestionとは、現代の恋愛では最も重要な問いかけである、結婚を申し込むときの質問のことです。膝をつき、相手に婚約指輪を差し出しながら申し込むのが西洋流です。

9. “Wear your heart on your sleeve”

直訳すると非常に危険な表現の一つです!どうやったら誰かの心臓を袖に通すことができるでしょうか?これは比喩的な言い回しです。 “wears their heart on their sleeve”は、率直で自分の気持ちを示すことや愛していると素直に伝えることを恐れない人に対して使う表現です。

10. “Lovey-dovey”

鳩についてのコメントのようですが、このフレーズに鳩の群れが関係しているわけではありません。“Lovey-dovey” はお互い夢中なのが見てとれ、それを隠そうとしないカップルを表す時に使う言葉です。公にいちゃつくカップルについて説明するなら、この表現がぴったりです。

まとめ

街に愛があふれるバレンタインデーに向けて、愛にまつわる英語表現をピックアップしてご紹介しました。直訳では意味の取れない言い回しや慣用表現は、その由来を知り、イメージを膨らませながら楽しんで覚えましょう!

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イー・エフ・エデュケーション・ファースト

1965年にスウェーデンで設立され、現在、世界各地に500を超える事業拠点と50校の直営語学学校を擁する国際教育事業のリーディングカンパニー。留学プログラムなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナー(語学トレーニング)。