○月○日、コンサルティング会社で働くBさんが、出張から戻ったSさんにプロジェクト進捗の擦り合わせを申し出ていました。しかしその時、通訳者AはNG英語を聞いてしまったのです。
- I would like to make adjustments of the progress with you today.
(今日、進捗について擦り合わせをしたいのですが。)
make adjustments of〜で「〜を調整する」→「〜の擦り合わせをする」という意味になる場合もあります。しかし今回のNG文では、「進捗そのものに調整を加える」ということになってしまい、意味が成り立たなくなってしまいます。
- I would like to talk with you today so that we are on the same page about the progress.
(今日、進捗について擦り合わせをしたいのですが。)
ポイント解説
- be on the same page about〜:(〜に関して)同じ見解を持つ、意見が一致する
英語で be on the same page は複数の人が同じ意見・見解を持つという表現です。「擦り合わせ」のように、お互いのもつ情報を一致させるときなど役に立ちます。
「擦り合わせる」には他にもget (someone) up to speed on〜という表現も使うことができます。上記の表現は、「自分が持っている情報を共有して、周りにも同じ目線に立ってもらう」というニュアンスで使います。
例)I want to get you up to speed on the progress of this project.
(プロジェクトの進捗についてお伝えします。)
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