TOEFL iBTのライティングスコアアップに効果的なおすすめ学習法4選

TOEFL iBTのライティングはIntegrated WritingとIndependent Writingの2つで構成されています。TOEFL iBTのライティングでスコアアップを目指すには、どのような学習を行うとよいのでしょうか。今回はTOEFL iBTのライティングスコアアップに効果的なおすすめ学習法を4つご紹介したいと思います。

  1. TOEFL iBTのライティング問題を知る
  2. 基本的な文法を学ぶ
  3. ライティングのテンプレートを習得する
  4. 1日1トピック書く練習を行う

1. TOEFL iBTのライティング問題を知る

TOEFL iBTのライティングセクションでは、Integrated WritingとIndependent Writingの2問が出題されます。Integrated Writingは統合問題といい、リーディングとリスニングを行い読み聴きした情報を基にしてエッセイを書くものです。Independent Writingは独立問題といい、与えられたトピックについて自身の意見を書いていくものです。

一見するとIndependent Writingはライティングを行うだけのシンプルなものなので、簡単そうに感じる人は多いのではないでしょうか。しかし、Independent Writingでは書く内容を全て自分の頭の中から捻り出さなければなりません。

一方でIntegrated Writingではリーディングとリスニングで与えられた情報をもとにして書けるため、自身の意見を書く必要はありません。リスニング、リーディングさえしっかりできれば、Independent Writingで起こりがちな自身の意見をサポートする理由や具体例が思いつかず字数が足りない、という事態が起こらないので、人によってはIntegrated Writingのほうが書きやすいという人もいます。

しかし、Integrated Writingでは読み聴きした情報をうまくまとめてエッセイにするというタスクが難しいのも確かです。

どちらも日頃からのトレーニングが重要です。自身にどれくらい英語を書ける力があるのかということを確認するために、公式問題集などを使って一度ライティング問題に挑戦してみましょう。

2. 基本的な文法を学ぶ

英文を書くためには、文法的に正しく書けるための最低限の文法知識が必要です。文法に苦手意識がある方や、忘れてしまっている方は基本的な文法を復習しておきましょう。

英文を書く時、同じ意味の文でも色々な書き方をすることができます。
例えば、

  • It is fun to play tennis.
  • I enjoy playing tennis.
  • To play tennis is fun.

こういった様々なパターンの文構造を使えるようになっておかないと、全ての文がI(私は)から始まるような、子供の作文などにありがちな文になってしまいます。

ライティングで使う文法の範囲はそれほど広くありません。中学校の教科書レベルの知識があれば、上記のように様々なパターンを使い分けながら英語で文章を書くことは十分可能です。

3. ライティングのテンプレートを習得する

TOEFL iBTのライティングでは採点者が読みやすいと感じるようにシンプルな構成を守りながら書くほうがスコアアップに繋がりやすいです。基本的な構成はIndependent WritingもIndependent Writingも共通して以下になります。

  • 導入
  • ボディパラグラフ1
  • ボディパラグラフ2
  • ボディパラグラフ3
  • 結論

この構成を基盤にして、さらにそれぞれのパラグラフをどういった文で始めるかなど、基本的な書き方を決めておきましょう。テンプレートさえ持っていれば迷いなく書きはじめることができるため、時間をロスすることなく内容を濃くすることに集中できます。普段の学習からスピーキングやライティングの問題では作ったテンプレートを使って答えるトレーニングを行っておくとよいでしょう。

4. 1日1トピック書く練習を行う

Independent Writingでスコアアップを目指すためには、色々なトピックに触れておき、発想力や様々な観点を磨いておくというトレーニングも重要です。

また、似通ったテーマを扱うトピックでは同じ理由や具体例を用いることが可能な場合も多いので、練習をしておけばおくほど書いたことがあるテーマに本番で出会う可能性が上がります。

TOEFL iBTの公式本にはIndependent Writingのトピックがたくさん掲載されています。自身でトピックを書きやすそうなものから選んで1日1トピックのペースを目指して練習を日々行いましょう。

書いていくなかで、説得力のある理由や具体例が思いつかないときは、日本語でインターネット検索をして、人の意見や観点を参考にしたり、そのテーマについて知識を増やしたりすることをおすすめします。その都度色々なテーマについて調べることで、色々なテーマに関する知見が広まります。

自分なりに書けた場合でも、より説得力のある意見や具体例を探し、様々な知見を累積しておくとさらによいでしょう。

様々な意見や具体例を調べるなかで、自身で書いたエッセイに加えるとより説得力が湧くと感じたものは、英語でどう言うのかを考えて赤ペンなどで実際に自身が書いたエッセイに追記していくとよいでしょう。その際に、今度は英語で検索ワードを打って英語で書かれているニュースなどを読むと英語での書き方の参考が見つかりやすいです。

その他にも、英語で日記を書くことも有効です。ただ起こった出来事を主観的に書くのではなく、読み手がいるということをイメージして、理由や具体例をいれながら自身の気持ちや意見を伝えることを意識しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、TOEFL iBTのライティングスコアアップに効果的なおすすめの学習法を4つご紹介しました。ライティングのスコアアップを目指すにあたって最も大切なのは、たくさん書く練習を積むことです。エッセイの基本的な構成とテンプレートを得たあとは、様々なトピックについて実際に書く練習をたくさん行うと効果的です。

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佐藤 千嘉

佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。