TOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめ学習法4選

TOEFL iBTのスピーキングでスコアアップを目指すには、どのような学習を行うとよいのでしょうか。今回はTOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめ学習法を4つご紹介したいと思います。

  1. スピーキングセクションの問題を知る
  2. テンプレートを習得する
  3. 自身の声を録音して聞いてみる
  4. リスニングスキルを上げる

1. スピーキングセクションの問題を知る

TOEFL iBTのスピーキングセクションはIndependent Speaking(スピーキングのみを行う独立問題)が2問、Integrated Speaking(リーディングやリスニングなどを行ったうえでスピーキングを行う統合問題)が4問の、全6問で構成されています。最初の2題はIndependent Speakingの問題で、自身の経験や意見を答える問題です。例えば下記のような質問が出ます。

  • 今までで一番感動した経験は?
  • 大学の授業で体育を必須としたほうがいいか、自由参加としたほうがいいか、どちらがいいと思うか?

次の2題はIntegrated Speakingの問題で、先に短めの文章を読み、次にレクチャーが流れ、その後に質問に答えます。文章には、例えば大学の施設や計画などある事柄の変更や導入などに関する内容や、これから行われるレクチャーの内容に関するものが書かれています。それに関しての生徒などによる会話や、教授によるレクチャーが流れ、その後問題に答えます。

最後の2題もIntegrated Speakingの問題ですが、こちらはリーディングの文がなく、前の2題のような会話やレクチャーがいきなり流れ、その後に質問に答えます。

2. テンプレートを習得する

スピーキングセクションの問題について理解したら、それぞれに使えるテンプレートを考えておくことをおすすめします。

発話をする前の準備時間は限られているので、一語一句を頭に浮かべて整理する余裕はありません。ある程度会話の枠組みを事前に作っておくことで、話すべき内容をそこに当てはめながら喋ることができるので、落ち着いて発話することができます。また、構成に沿って答案することで、採点者にとって理解しやすい話の流れをしっかりと守ることができます。

普段の学習からテンプレートを使って答えるトレーニングを行い、自然に口から出せるようにしておきましょう。

3. 自身の声を録音して聞いてみる

解答時に時間が余りすぎたり足りなくなったりということを防ぐためにも、普段から時間を測ってスピーキングの問題に答えるようにし、どれくらいのスピードで喋るとどれくらいの量を制限時間内に喋ることができるのかという感覚を身につけておきましょう。

また、普段の学習でスピーキングの問題に答える際は、携帯などの録音機能を使い自身の回答を録音してみましょう。回答が終了したら録音した音声を再生し、はっきりと喋れているか、声が小さくないか、内容が欠けている部分はないか、単語や文法の使い方が合っているか、などを確認してみましょう。

改善点が見つかった場合は、もう一度答えなおして録音し、もう一度再生して良くなったかどうかを確認します。回答を録音して聞いて確認することで、自身の発話の弱点や改善点を見つけることができます。

発音は綺麗なほうが良いですが、ネイティブのような発音でなければいけないということはなく、採点者が聞き取りやすいものであることが重要です。発音を意識しすぎてはっきりと喋ることができないとマイナスな印象になってしまいます。できるだけ大きな声ではっきりと喋ることが得点に繋がります。

また、TOEFL iBTは全てパソコン上で行われる試験ですので、スピーキングもパソコンに向かってマイクに録音する形で行います。また、他のセクション同様に、個室などで行うのではなく他の受験者の方も一緒にいるオープンなスペースで行います。このような状況下で恥ずかしがらずにはっきりと回答しなければなりません。自信を持って話せるように日頃から本番を想定して発話の練習をしておくと良いです。

4. リスニングスキルを上げる

6問中4問がIntegrated Speakingで、そのうち2問はリーディングを行う必要があり、リスニングに関しては4問全てに課されます。ですので、特にリスニングのスキルがスピーキングのスコアに大きく影響を及ぼします。まずはリスニングでレクチャーの内容をしっかり理解し、スピーキングで取り入れるべきポイントを確実に聞き取ることが出来なければなりません。

TOEFL iBTのIntegrated Speakingで流れるリスニングは、リスニングセクションの音声と同様のレベル、内容です。リスニングセクションであまり点を取ることができない方は、リスニングの学習に重点を置くことが、スピーキングセクションのスコアアップへのポイントです。

TOEFL iBTのリスニングセクションの学習法は「TOEFL iBTのリスニングスコアアップに効果的なおすすめ学習法」の記事でご紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、TOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめの学習法を4つご紹介しました。ライティングやスピーキングはアウトプットが求められるので、日頃からアウトプットをするトレーニングが必要になります。今回紹介した4つの学習をぜひためしてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。