TOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめ学習法4選

TOEFL iBTのスピーキングでスコアアップを目指すには、どのような学習を行うとよいのでしょうか。今回はTOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめ学習法を4つご紹介したいと思います。

TOEFL iBT スピーキングのおすすめ対策法

1. スピーキングセクションの問題を知る

TOEFL iBTのスピーキングセクションは、Independent Task(スピーキングのみを行う独立問題)が1問、Integrated Task(リーディングやリスニングなどを行ったうえでスピーキングを行う統合問題)が3問の、全4問で構成されています。

Independent Taskでは、身近なトピックについて、自身の経験や意見を答えます。

例えば、「大学で体育の授業を必須とするか、自由参加とするか、どちらがよいと思うか?」などという2つの選択肢を提示され、理由とともにどちらの意見を支持するかを述べる問題が出題されます。

次のIntegrated Taskでは、100語以下の短めの英文を読み、リスニング音声を聞いた上で、口頭で内容を要約します。扱われるトピックとしては、大学の施設や計画といったキャンパスに関わる内容に加え、アカデミックな講義などが挙げられます。

Integrated Taskの3問目には、リーディング用の文章がないため、リスニング音声のみを聞いて要約を行います。

2. テンプレートを習得する

スピーキングセクションの問題について理解したら、それぞれに使えるテンプレートを考えておくことをおすすめします。

発話をする前の準備時間は限られているので、一語一句を頭に浮かべて整理する余裕はありません。ある程度会話の枠組みを事前に作っておくことで、話すべき内容をそこに当てはめながら、落ち着いて発話ができます。また、構成に沿った解答により、採点者にとって理解しやすい話の流れをしっかりと守ることが可能です。

普段の学習からテンプレートを使って答えるトレーニングを行い、論理的なスピーキングの「型」を意識しておくとよいでしょう。

3. 自分の解答を録音して聞いてみる

解答時に時間が余りすぎたり足りなくなったりする事態を防ぐには、普段から時間を測ってスピーキング問題に答える練習をしておくことが大切です。制限時間内に必要な内容をすべて盛り込むため、どれくらいのスピードで話すとよいのかを感覚として身につけておきましょう。

また、スピーキング問題の解答練習をする際は、携帯などの録音機能を使い、自分が話した内容を録音してみましょう。その後、録音した音声を再生し、はっきりと喋れているか、声が小さくないか、内容が欠けている部分はないか、単語や文法の使い方が合っているか、などを確認してみてください。

改善点が見つかった場合は、もう一度答え直して録音し、良くなったかどうかを確認します。解答を録音して確認することで、自身の発話の弱点や改善点を見つけることができます。

発音に関しては、ネイティブスピーカーのような発音でなければいけないということはなく、採点者が聞き取りやすいものであることが重要です。発音を意識しすぎてはっきりと喋ることができないとマイナスな印象になってしまいます。できるだけ大きな声ではっきりと喋ることが得点に繋がります。

また、TOEFL iBTは全てコンピューター上で行われる試験ですので、スピーキングもパソコンに向かってマイクに録音する形で行います。また、他のセクション同様に、個室などで行うのではなく他の受験者の方も一緒にいるオープンなスペースで行います。このような状況下で恥ずかしがらずにはっきりと解答しなければなりません。自信を持って話せるように日頃から本番を想定して発話の練習をしておくと良いです。

4. リスニングスキルを上げる

TOEFL iBTのIntegrated Taskには、リスニング音声を聞いた上で解答する問題が含まれます。そのため、スピーキング単体ではなく、リスニングのスキルもスコアに大きく影響を及ぼします。まずは音声の内容にしっかりと集中し、解答時に取り入れるべきポイントを確実に聞き取ることが必要です。

英語音声の聞き取りに自信がない方は、まずはリスニングの学習に重点を置くことで、スピーキングセクションのスコアアップにもつながるかもしれません。

TOEFL iBTのリスニングセクションの学習法は「TOEFL iBTのリスニングスコアアップに効果的なおすすめ学習法」の記事でご紹介しています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、TOEFL iBTのスピーキングスコアアップに効果的なおすすめの学習法を4つご紹介しました。ライティングやスピーキングはアウトプットが求められるので、日頃からアウトプットをするトレーニングが必要になります。今回紹介した4つの学習をぜひためしてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。