「余地」はこう訳す【通訳者も悩む日本語表現】

みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は「余地」です。

「余地」を英語に訳すとすれば、まず思いつくのはroomやspaceではないでしょうか。実は文脈によっては、形容詞や前置詞を使うこともでき、知っておくと表現の幅がぐっと広がります。

そこで今回は、「余地」の英訳表現3パターンをご紹介します。

  1. 「歴史の一部に関しては議論の余地がある。」
    When it comes to some parts of history, there is room for debate.

    • room for = 機会、可能性

    これは皆さんご存じの表現ではないでしょうか。「~できるほどの機会や可能性がある」というニュアンスから「余地」という表現につながっています。openという形容詞を使って、Some parts of history are open to debate.ということもできます。

  2. 「この計画はまだまだ改善の余地がある。」
    This plan leaves much to be desired.

    • leave much to be desired = 物足りない部分が多い

    「余地がある」と聞くと良い印象に聞こえるかもしれませんが、実は考慮すべき点が多くある、至らない点が多いというネガティブな印象を与える表現です。またleave something to be desiredは「いまいち」という訳がピッタリくる、口語でも使える便利な表現です。

  3. 「彼の無罪は疑う余地がない。」
    His innocence is above suspicion.

    • above = 上に、接触していない

    aboveには「接触していない」というニュアンスがあります。例文のように疑いに「接触していない」=「離れている」=「~の余地がない」という使い方ができますので、ぜひ覚えておいてくださいね。

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