みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は「徹底する」です。
「徹底する」は、ビジネスシーンでよく耳にする表現ですよね。そのため、英語での言い方が気になるところですが、「徹底する」という部分だけを見ていると実はなかなか訳しづらい表現でもあります。そこで今回は、3パターンの「徹底する」の英訳表現をご紹介します。
- 「二度と同じことが起きないように徹底します。」
I’ll make sure it doesn’t happen again.- make sure = 確実に~するように尽くす
make sureは、「確実に」というニュアンスを持ち、make effortsよりもその度合いが強い表現です。命令文でMake sure.というと「絶対に~してくれ。」くらいの強さがあります。
- 「就業規則の遵守は徹底されなければならない。」
The rules of employment must be followed without fail.- without fail = 必ず行われる
without failも「確実に」という意味があります。ルールや約束、使命などと合わせて使われることが多いです。
- 「機密情報の取り扱い方法を社員に周知徹底させる。」
We will make it absolutely clear to every single employee how to properly handle classified information.- make it absolutely clear = 完全に理解してもらう
make it clearだけで、「分からない部分をはっきりさせる」という意味ですが、absolutelyをつけることでそのニュアンスを強調することができます。さらに例文では、employeesではなく、every single employee、how to handleではなく、how to properly handleと動詞の部分以外でも「徹底」というニュアンスを出しています。
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【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。
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