みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は「検討(する)」です。
「検討する」は、ビジネスシーンにおいて、話し言葉と書き言葉のどちらでも頻繁に使われる言葉ですよね。使われる場面が多い言葉ほど、文脈によって適切な言葉を選ばないと、相手に意図がしっかりと伝わりにくくなってしまいます。そこで今回は、中でも使用頻度の高い英語表現3例をご紹介します。
- 「慎重に検討しました結果、採用を内定させていただくことになりました。」
After giving it careful consideration, we’ve decided to offer you a job at our company.give it consideration = 考慮に入れる、熟考するconsiderは提案や採用など、何かを受け入れるかどうかを検討するときに使われます。
ちなみに、メールで頻繁に使われる「ご検討のほどよろしくお願いします。」は英語では”Thank you for your consideration.”です。
- 「インターネットを活用した販路拡大の可能性を検討する。」
We will explore the possibilities to expand our business through the Internet.explore = 探る、調査するexploreは可能性や施策、選択肢を調査するという文脈に適した表現で、他にもlook intoやexamineなども使えます。
- 「3社連携の春の特別プロモーションについて検討する予定です。」
We plan to discuss the special spring season promotion which is a collaboration of three companies.discuss = 議論する、話し合う日本語でも「ディスカッション(discussion)」という言葉で浸透しているdiscussですね。
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【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。
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