〇月〇〇日、重要な議題を話し合う営業会議が始まろうとしていました…。通訳者Aは社員Bさんがアジェンダの最初の議題を紹介した時にNG英語を聞いてしまったのです。間違い…という訳ではないのですが、「惜しい、あの単語を使っていれば場が引き締まったのに」と通訳者Aは思ったそうです。
- We need to discuss the drop in sales in China.
(中国での売上減少について話し合わなければいけません。)
discussは「~について話し合う」という意味ではありますが、あくまで「話し合い」の域を出ません。実はdiscussに比べ、より「何らかの対応を前提とした議論」というニュアンスを伝えることができる単語があります。
- We need to address the drop in sales in China.
(中国での売上減少についての対応を話し合わなければいけません。)
今日のキーフレーズ
- 「address」
(~について議論する/対応する)
「address the issue(問題に対応する)」という使い方からもわかる通り、「address」には「対応する」という意味があります。「話し合いで対応策を見つけ、それに取り組む」という意思表示をする場合には、「address」を意識して使うとよいかもしれません。
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【通訳者は聞いた!現場で飛び交うNG英語】シリーズは、9,000名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。グローバル企業のオフィスを舞台に活躍する通訳者たちの体験をベースに、英語学習中のビジネスパーソンに役立つコンテンツをお届けします。
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